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2022.04.03

記録より記憶に残った?源義経の同母兄、成河演じる義円ってどんな人?【鎌倉殿の13人】

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令和4(2022)年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』予習(この記事が公開される頃は復習になってしまうかもしれない)シリーズ人物編! 今回は源義経殿の同母兄、義円(ぎえん)殿!!

平治の乱の後、常盤(ときわ)御前と義朝(よしとも)様の3人の息子、今若丸は醍醐寺(だいごじ)に預けられて阿野全成(あの ぜんせい)殿に。乙若丸は園城寺(おんじょうじ)に預けられて義円殿に、牛若丸は鞍馬山に預けられた後に奥州に行き、源義経殿となった。

義経の2人の兄のうち、すぐ上にあたる次男が今記事の主役!

そして3人はドラマでは頼朝様が打倒平家に向けて挙兵した後、鎌倉で再会した! ……が、実は義円殿の動向は諸説があり、実際に鎌倉に来たのかはあやふやらしい。

義円殿の人生

義円殿の人生については、その記録がほとんど残っていない……。源行家(みなもとの ゆきいえ)殿の記事でチラっと出てきたが、養和元(1181)年に東国に進出してきた平家を、墨俣川(すのまたがわ)で行家殿が迎え討とうとした。その時に行家殿と一緒にいたのが義円殿だ。

記事にも書かれているように、結果は行家殿の惨敗。義円殿も討ち取られてしまった。けれど、墨俣川には古戦場が残っていてな、義円公園と名付けられたちょっとした憩いのスペースと、義円地蔵と呼ばれる地蔵堂と供養塔。少し離れた所には、義円殿の墓もある。

ここまで徹底的に祀られているのを見ると、きっと陣中でも地元の民に慕われるような人柄だったのかもしれないな。

詳細な記録は残っていなくても、お人柄が窺えるよう。

国土地理院地図で作成

義円役、成河殿について

おお、実力派俳優!! 登場の仕方もキーマンっぽかったし……史料はないが、重要な役どころなのかもしれん! 墨俣川の戦いは実は承久の乱でも重要ポイントだし、注目しておくべきシーンになるかもな!

アイキャッチ画像:『義仲勲功図会 前編 巻の5』出展:信州デジタルコモンズ

関連人物

父:源義朝 母:常盤御前
同母兄弟:阿野全成 源義経
異母兄弟:義平、朝長、頼朝、義門、希義、範頼、坊門姫

「鎌倉殿の13人」13人って誰のこと? 人物一覧

「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。「鎌倉殿の十三人」は、鎌倉幕府の二代将軍・源頼家を支えた十三人の御家人の物語です。和樂webによる各人物の解説記事はこちら!

1. 伊豆の若武者「北条義時」(小栗旬)
2. 義時の父「北条時政」(坂東彌十郎)
3. 御家人筆頭「梶原景時」(中村獅童)
4. 頼朝の側近「比企能員」(佐藤二朗)
5. 頼朝の従者「安達盛長」(野添義弘)
6. 鎌倉幕府 軍事長官「和田義盛」(横田栄司)
7. 鎌倉幕府 行政長官「大江広元」(栗原英雄)
8. 鎌倉幕府 司法長官「三善康信」(小林隆)
9. 三浦党の惣領「三浦義澄」(佐藤B作)
10. 朝廷・坂東の事情通「中原親能」(川島潤哉)
11. 頼朝の親戚「二階堂行政」(野仲イサオ)
12. 文武両道「足立遠元」(大野泰広)
13. 下野国の名門武士「八田知家」(市原隼人)

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鎌倉殿の13人 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

書いた人

承久の乱の時宮方で戦った鎌倉御家人・西面武士。妻は鎌倉一の美女。 いわゆる「歴史上人物なりきりbot」。 当事者目線の鎌倉初期をTwitterで語ったり、話題のゲームをしたり、マンガを読んだり、ご当地グルメに舌鼓を打ったり。 草葉の陰から現代文化を満喫中。

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人生の総ては必然と信じる不動明王ファン。経歴に節操がなさすぎて不思議がられることがよくあるが、一期は夢よ、ただ狂へ。熱しやすく冷めにくく、息切れするよ、と周囲が呆れるような劫火の情熱を平気で10年単位で保てる高性能魔法瓶。日本刀剣は永遠の恋人。愛ハムスターに日々齧られるのが本業。