がしゃどくろは、どんな妖怪?
がしゃ髑髏(どくろ)は、日本の妖怪です。お墓に埋葬されなかった人の骸骨や怨念が集まって巨大なドクロの姿になったといわれる妖怪で、夜の暗闇の中でガチガチ音をたててさまよい歩き、生きている人に襲いかかっては握りつぶして食べると言われています。
妖怪・がしゃどくろの生まれた時代は?
妖怪としての歴史は非常に浅く、昭和中期に創作された妖怪です。日本各地に昔から伝わる民間伝承由来の妖怪とは異なり、1960年代の児童書などで創作されたものが起源とされています。
がしゃどくろの登場する作品
江戸時代の浮世絵師・歌川国芳が描いたこの有名な作品は、がしゃどくろのイメージとして一般的に知られていますが、実はがしゃどくろを描いたものではなく、巨大なドクロを描いたもの。
しかし、この浮世絵が昭和の作家・漫画家たちへインスピレーションを与えたことは間違いありません。
歌川国芳「相馬の古内裏に将門の姫君瀧夜叉妖術を以て味方を集むる大宅太郎光国妖怪を試さんと爰に来り竟に是を亡ぼす」弘化元(1844)年ごろ 大判錦絵三枚続 ボストン美術館
前述のとおり、比較的新しい妖怪のため、浮世絵などには描かれていません。しかし、書籍からはじまり、現代ではアニメーション「ゲゲゲの鬼太郎」や「平成たぬき合戦ぽんぽこ」などにも登場しています。
【おまけ】百物語に登場する「小幡小平次」は幽霊
ちなみに葛飾北斎も描いた、百物語に登場する「小幡小平次(こはだ こへいじ)」。彼は、江戸時代の歌舞伎役者で、幽霊の役で名をあげた後に殺害されて自分を殺した人物のもとへ幽霊となって戻ってきたという実在しない人物です。これは妖怪ではなく、幽霊の分類とされています。