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2017.07.05

鴻山の妖怪図から3大浮世絵師の妖怪グッズまですべて購入できます! 暑い夏に涼を演出!

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わが家に妖怪がやってくる!

江戸の昔から、日本人は怖いもの好き?そこで、日本の妖怪図といえば、即!思い浮かぶ絵師の作品やそれをアレンジしたアイテムをご紹介します。妖怪たちの姿とともに、夏にひとときの涼を。

大人気!国芳の浮世絵「妖怪図」です

歌川国芳(うたがわくによし)は、戯画(ぎが)の手法を借りて幕府の禁令に抵抗した風刺画を多く発表したといわれています。大判三枚続(おおばんさんまいつづき)『源頼光公館土蜘作妖怪図(みなもとのらいこうこうやかたつちぐもようかいをなすず)』もそのひとつです。土蜘蛛の糸にからめ捕られ、病に伏せる頼光は徳川家慶(いえよし)、頼光の四天王のひとりを老中水野忠邦(ただくに)に見立てたもの。背後で戦いを繰り広げる妖怪たちは、禁令に怒る民の姿と思われ、これが空前の大ヒットに。あまりの人気に幕府の目を恐れ、版元が自主回収、版木(はんぎ)を処分したといわれています。3代にわたり日本美術を取り扱い、銀座にギャラリーを構える「秋華洞(しゅうかどう)」からご紹介いただいた、迫力ある浮世絵です。

歌川国芳作浮世絵「源頼光公館土蜘作妖怪図」

DMA-001画寸法は縦38×横78㎝。和紙。状態 穴、擦れ、折れ。秋華洞発行の証明書付き。日本製。[限定数1]

スクリーンショット 2017-07-04 11.46.59老中・水野忠邦の紋と同じ?
スクリーンショット 2017-07-04 11.49.25スイカもおばけに変身!
スクリーンショット 2017-07-04 11.52.14一勇斎国芳画とサインが摺り込まれている
スクリーンショット 2017-07-04 11.53.53赤い衣の達磨(だるま)も参戦か?

商品番号 29708-001
¥1,111,111+税(送料込み)

歌川国芳とは…

浮世絵師。寛政9(1797)年、江戸日本橋生まれ。初代歌川豊国(とよくに)に入門。『水滸伝(すいこでん)』を元にした武者絵をきっかけに頭角を現す。三枚構成の斬新な錦絵(にしきえ)は江戸人たちの度肝を抜いた。

※お支払いは銀行振込みでの前払いのみ。お申し込み後、担当者より詳細をご案内します。※額は付属しません。ご希望の場合は詳細ご案内時にご相談ください。

『妖怪図』が得意な高井鴻山(たかいこうざん)のお軸が登場!

馬にまたがった河童(かっぱ)と、それを引く骸骨(がいこつ)が描かれた『妖怪図』。高井鴻山晩年の作といわれる肉筆画です。東京・京橋の美術商「加島(かしま)美術」よりご紹介いただきました。

この絵は、水神の象徴としての河童、雨ごい、雨止めの生け贄として神に捧げられる馬、そして骸骨は、雨に翻弄される農民の姿を置き換えたとも解釈できます。鴻山は若いころは、細密な画風を得意としていましたが、葛飾北斎(かつしかほくさい)のためにアトリエ「碧漪軒(へきいけん)」をつくるほど、親交のあった影響でしょうか、この絵は、天災をもみなで笑い飛ばそうと描いた、ウィットに富んだ作品になっています。

高井鴻山作「妖怪図」軸装

DMA-CPQ_6927掛け軸は約縦118×横60㎝。本紙は約縦36×横56㎝。紙本、着色。軸先は天然木。加島美術発行の証明書付き。合わせ箱入り。代引き支払い不可。日本製。[限定数1]
スクリーンショット 2017-07-04 12.03.50河童がちょっと意地悪そうな表情で
スクリーンショット 2017-07-04 12.06.07骸骨?人間?情けない姿に注目!
スクリーンショット 2017-07-04 12.08.14鴻山戯写と書かれた下には鴻山の落款(らっかん)が

商品番号 29708-002
¥351,852+税(送料込み)

高井鴻山とは…

信濃国高井郡小布施(おぶせ)村の豪農商であり、儒学者、浮世絵師。京と江戸へ遊学。儒学や書、浮世絵などの絵画、禅を学ぶ。後に葛飾北斎に師事。幅広い人脈をもつ文化人・趣味人として知られる。

人気です!北斎の『百物語』を配した和樂オリジナルハット

世界規模で絶大なる人気を誇る葛飾北斎。彼の『百物語(ひゃくものがたり)』の中から抜粋した作品の一部分を配す、和樂オリジナルのレザーハットです。「お岩さん」と「小はだ小平二(こへいじ)」、モチーフとなったそれぞれのお化けは、北斎の手にかかるとおどろおどろしいだけでなく、現代にも通じるユーモラスな表情へ。これをさらに良質レザーにグラフィカルに配した逸品です。

和樂×創悦北斎柄の「百物語」レザーハット

DMA-008頭囲約59㎝(調整不可)、158g。男女兼用。表地は牛革、裏地はキュプラ。洗濯不可。化粧箱入り。日本製。[限定数15]

商品番号 29708-003-01(ネイビー)
商品番号 29708-003-02(カーキ)
各¥35,000+税

本草木染め、すくい織りでつくった帯には広重の狐火!

歌川広重の『王子装束ゑの木 大晦日の狐火(おうじしょうぞくえのき おおみそかのきつねび)』から、榎(えのき)の根元の狐と狐火を抜き出し、迷彩柄の上に配した名古屋帯です。昔ながらの技法にこだわり、生糸(きいと)は本草木(ほんくさき)染めで。農家の一室に機(はた)を組み、すくい織りで仕上げました。昔から狐は人を化かすといわれていますが、一方では稲荷神の御使いでもあります。商売繁盛を願いつつ、ご愛用ください。

九寸(くすん)名古屋帯広重・名所江戸百景より「狐火」

DMA-i-020約幅33×長さ490㎝。絹糸(草木染め)。特別送料¥900。日本製。

商品番号 29708-004
¥180,000+税(お仕立て代込み)

※受注生産のため返品不可、お届けまで50日ほどかかります。※ご注文後、お仕立て担当者よりご連絡いたします。

夏本番!必須の手ぬぐいは国芳の大髑髏柄を

妖怪たちがあしらわれた日本手ぬぐいをセレクトしました。さすが老舗、東京・日本橋の戸田屋商店「梨園染(りえんぞめ)」!歌川国芳の『相馬の古内裏(そうまのふるだいり)』の大髑髏も、伝統技法の注染(ちゅうぜん)でくっきりと再現しています。ひとつ目小僧など愛嬌のあるモチーフの『お化け』、月夜にビールマンスピンなど、骸骨たちが踊る『ダンスマカブル(死の舞踏)』の妖怪3柄セットです。

梨園染妖怪手ぬぐい3柄組み

DMA-014約幅37×長さ98(相馬の古内裏のみ90)㎝(各1枚)。綿100%。相馬の古内裏、ダンスマカブル、お化けの3柄組み。洗濯は単独で手洗い。日本製。

商品番号 29708-005
¥4,900+税

妖怪尽くしのあとは、かわいい仏像に心癒されて

ハイタッチしてしまいそうな誕生仏。ピースサインを送りたくなる観音仏…。高さわずか12㎝ほどのかわいらしい仏像の登場です。京都の仏師・三浦耀山(ようざん)氏が、仏像の約束事を正確に守りながらも仏壇がない家庭でも気軽に飾れるものを、と発案、制作した「わらべ仏」シリーズです。材料は寺院の仏像でも使われる最高級の木曽檜(ひのき)。本体は一木(いちぼく)づくりで、蓮華座(れんげざ)とふたつに分かれるようになっています。幅約2・5㎝の平ノミから、最小約1㎜の彫刻刀まで約20本を使い分けながら、彫り上げました。小さいがため、顔の優しい表情を引き出すことや、細かな螺髪(らほつ)、衣の滑らかな動きの表現に、日ごろ制作する仏像とは違った苦労があったとのこと。本格派も納得の癒し仏像を、ぜひお手元に!

わらべ仏

DMA-013すべて木曽檜、水晶。桐箱入り。日本製。[初回限定数3]

商品番号 29708-006-03(降魔仏)約幅7.2×奥行き7.2×高さ9.8㎝、53g。【左】
商品番号 29708-006-02(観音仏)約幅6.5×奥行き6.5×高さ13.2㎝、55g。【中央】
商品番号 29708-006-01(誕生仏)約幅7×奥行き6.5×高さ12.2㎝、53g。【右】
各¥100,000+税

※手づくり品のため、表情やサイズに個体差が生じます。※追加生産を決定した場合はお届けまで2か月ほどかかります。
小学館パルショップではさらに、瞑想仏と涅槃(ねはん)仏を販売中!ごらんください!

涼をよぶ!北斎『諸国瀧廻り』で夏支度

暑い夏、古くから日本では、涼しげな書や絵画の軸を床の間に飾り、美術から涼をとることを楽しんできました。和樂では、シンプルなインテリアの中にも溶け込むモダンな額装の浮世絵を、軽やかに夏の暮らしに取り入れることをご提案。葛飾北斎(かつしかほくさい)の名作シリーズ『諸国瀧廻り(しょこくたきめぐり)』の中から、眺めるだけで涼しくなりそうな3作品を厳選しました。木版を手がけたのは、安政年間(1854〜1860年)創業の「高橋工房」。いくつもの版木を使って、色を重ね摺り上げる伝統技法を現代に伝える浮世絵の名工房です。北斎ならではの繊細な線、多彩な水の表現が見事に再現され、インテリアの中で凜と涼しげに輝きます。

北斎 諸国瀧廻り「木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧(きそじのおくあみだがたき)」額装

DMA-和楽005額は縦51×横36㎝。木製額、アクリル。画寸法は縦37×横25.5㎝。越前生漉奉書紙(えちぜんきずきほうしょがみ)、江戸木版画。総重量約1.4㎏。日本製。

商品番号 29708-007-01
¥39,800+税

シリーズ中最も人気の作品。阿弥陀ヶ瀧は岐阜県郡上市(ぐじょうし)にあり、法師が洞窟で祈ったところ、阿弥陀如来の姿が現れたという伝説があります。

北斎 諸国瀧廻り「和州吉野義経馬洗瀧(わしゅうよしのよしつねうまあらいのたき)」額装

DMA-和楽004額は縦51×横36㎝。木製額、アクリル。画寸法は縦37×横25.5㎝。越前生漉奉書紙、江戸木版画。総重量約1.4㎏。日本製。

商品番号 29708-007-02
¥39,800+税

源義経が馬を洗ったという言い伝えが残る、奈良県吉野の瀧。流れの中でふたりの男性が馬を洗う場面は、明るく和やかな雰囲気に満ちています。

北斎 諸国瀧廻り「下野黒髪山(しもつけくりかみやま)きりふりの瀧」額装

DMA-和楽003額は縦51×横36㎝。木製額、アクリル。画寸法は縦37×横25.5㎝。越前生漉奉書紙、江戸木版画。総重量約1.4㎏。日本製。

商品番号 29708-007-03
¥39,800+税

日光三名瀑のひとつである霧降(きりふり)の瀧は、江戸時代、日光東照宮をお参りする人が多く立ち寄ったといわれる名所。清涼感溢(あふ)れる水の流れが見事。

※この特集で使用した商品の価格はすべて本体(税抜)価格です。なお、HPでは価格は税込み表記となります。

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