項目・要項・移項など、ちょっと堅苦しい文書などで使われる「項」という漢字。実は夏になるとよく見える、体のある場所を表す漢字でもあるんです!さて、何と読むのでしょうか?
「項」の読みと意味は?
あなたはどの場所を想像しましたか?それでは正解を発表しましょう!
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正解は、「うなじ」でした!うなじとは、髪をアップにするとよく見える、首の後ろの部分。暑い夏は髪を束ねることが多いため「うなじ美人」を街中でよく見かけますね。
特に浴衣姿の女性が髪をアップにしていると、ゾクゾクするような色っぽさも感じられる「うなじ」。
余談ですが、私は顔はあまり褒められないものの「うなじがキレイだね」とたまに言ってもらえます(笑)。
歌麿の描いた「うなじ美女」を紹介!
江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿(きたがわ うたまろ)は、美しい女性をモチーフにした「美人画」で有名です。彼の描いた浮世絵の中には、うなじを詳細に描いた作品も残っています。
うなじ特有の毛の流れや、ふわっとした手触りまで詳細に表現されていますね。江戸時代には既に、うなじに美を見出す意識が芽生えていたことがわかります。