日本文化の入り口マガジン和樂web
3月21日(火)
エレガンスは、けして色あせることのない唯一の美です。(オードリー・ヘプバーン)
日本文化の入り口マガジン 和樂web
日本文化の入り口マガジン 和樂web
3月20日(月)

エレガンスは、けして色あせることのない唯一の美です。(オードリー・ヘプバーン)

読み物
Culture
2020.08.13

「項」何て読む?見えるとセクシーでドキドキする、あの部分…!

この記事を書いた人

項目・要項・移項など、ちょっと堅苦しい文書などで使われる「項」という漢字。実は夏になるとよく見える、体のある場所を表す漢字でもあるんです!さて、何と読むのでしょうか?

「項」の読みと意味は?

あなたはどの場所を想像しましたか?それでは正解を発表しましょう!

正解は、「うなじ」でした!うなじとは、髪をアップにするとよく見える、首の後ろの部分。暑い夏は髪を束ねることが多いため「うなじ美人」を街中でよく見かけますね。

特に浴衣姿の女性が髪をアップにしていると、ゾクゾクするような色っぽさも感じられる「うなじ」。

余談ですが、私は顔はあまり褒められないものの「うなじがキレイだね」とたまに言ってもらえます(笑)。

歌麿の描いた「うなじ美女」を紹介!

江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿(きたがわ うたまろ)は、美しい女性をモチーフにした「美人画」で有名です。彼の描いた浮世絵の中には、うなじを詳細に描いた作品も残っています。

『姿見七人化粧』メトロポリタン美術館蔵

『えり粧よそおい』wikimedia commonsより

うなじ特有の毛の流れや、ふわっとした手触りまで詳細に表現されていますね。江戸時代には既に、うなじに美を見出す意識が芽生えていたことがわかります。

書いた人

大学で源氏物語を専攻していた。が、この話をしても「へーそうなんだ」以上の会話が生まれたことはないので、わざわざ誰かに話すことはない。学生時代は茶道や華道、歌舞伎などの日本文化を楽しんでいたものの、子育てに追われる今残ったのは小さな茶箱のみ。旅行によく出かけ、好きな場所は海辺のリゾート地。