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2017.08.23

上野でタイ、渋谷でベルギーの歴史に触れる夏。今週末オススメ美術展情報

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毎週水曜日に、今週末足を運びたい和樂編集部オススメの美術展情報を配信!!

タイ〜仏の国の輝き〜
東京国立博物館(東京・上野)

トリミング①
本展覧会で1番迫力のある作品は『ラーマ2世王作の大扉』。その大きさはなんと、5.6m!この大きな扉は、ワット・スタットという、タイの第一級王室寺院の正面を飾っていました。国王ラーマ2世が自ら彫刻をほどこしたと伝えられており、王室とともに育まれたタイの歴史や文化を感じることができます。他にも、タイと日本のつながりを象徴する日本刀や螺鈿の扉にも注目。600年にもわたる交流の歴史とはどのようなものだったのでしょうか。

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ベルギー 奇想の系譜−ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで
Bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)

トリミング②
本展では、ベルギーやその周辺地域で、500年にもわたって生み出され続けた『奇想』ともいえる幻想的な世界を紹介しています。ベルギー美術には、死の表象が見え隠れする作品が多くあります。よく見るとおぞましい描写が描かれていることもあり、フェリシアン・ロップスの『舞踏会の死神』なんて、見れば見るほど不気味…。しかし、どの作品にも強いメッセージが込められていて、当時の画家たちが抱えていた孤独や恐怖、怒りなどを感じることができます。ミステリアスで奇想的な世界にどんどんと引き込まれていく、不思議な体験をBunkamuraでぜひ!

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