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阿弥陀像の形の始まり。皇室ゆかりの寺宝、「秋季名宝展」

仁和寺霊宝館で11月23日まで開催中の「秋季名宝展」。私たちが目にする阿弥陀像の形式の初例を鑑賞することができる貴重な展覧会です。

仁和寺は平安時代前期、菅原道真を重用したことで知られる宇多天皇が、仁和4年(888)に完成させた真言宗御室派の総本山。門跡寺院として栄え、皇室ゆかりの寺宝が多く伝わる。
NB11-032_国宝Vol4阿弥陀如来坐像 国宝 仁和4年(888) 木造・乾漆併用 漆箔 像高89.5cm 仁和寺 京都 展示期間:展示中~11月23日 写真/東京国立博物館 Image:TNM Image Archives

阿弥陀如来坐像は、宇多天皇が父・光孝天皇の菩提を弔うために造像した、創建当時の本尊。立像の観音・勢至菩薩を伴う三尊構成、檜の一木造に乾漆、漆箔を施す技法は伝統に倣ったものだが、いっぽうで、腹の前で定印という手の形をつくる阿弥陀像としては最初期の例。のちにこの形式は定着するが、当時は斬新だった。また、丸顔、穏やかな表情、小ぶりな目鼻立ちなどには、100年以上あとに流行する和様の特徴がみられる。伝統と次代の萌芽が混在する貴重な例だ。

仁和寺

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