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三分咲きの梅園から<br>MOA美術館の光琳へ。<br>熱海の梅が春を呼ぶ

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三分咲きの梅園から
MOA美術館の光琳へ。
熱海の梅が春を呼ぶ

いつもの時間に起きたら、まぁいいお天気だこと。日差しもまぶしく…「そうだ、熱海行こう!」と思い立ってしまいました。去年は時機を逸してしまった、梅園でのお花見とMOA美術館での『紅白梅図屛風』鑑賞のプチトリップ、熱海BULA BULAを決行!シャワー浴びて洗濯して身支度して、いざ熱海へ!

三分咲きの梅園からMOA美術館の光琳へ。熱海の梅が春を呼ぶ熱海駅からMOA美術館へと急な坂道を上がって行くバスの車窓からは、春の日差しにキラキラ輝く相模灘が。往きは左側、かえりは右側の席だとバッチリ見えます。

まずはランチに熱海グルメ

お昼前に熱海駅へ着き、まずは腹ごしらえです。仲見世商店街でしらすと桜えびの三色丼をさくっといただき、バスで熱海梅園へ向かいます。

熱海の駅前から続く仲見世商店街にあるカフェ「KICHI+」にて。旬の桜えび、生しらす、釜揚げしらすを、しょうが醤油やわさび醤油で。桜えびは、生か茹でかを選べます。

三分咲きの梅園からMOA美術館の光琳へ。熱海の梅が春を呼ぶ

約500本の梅が次々と咲き続ける熱海梅園

梅園の入口にある紅白の梅はほぼ満開だというのに、園内はまだ三分咲きの様子。それでも、真っ青な空をバックに見上げる白とピンクの梅は大変ラブリーなのでした。

熱海梅園には59品種472本の梅が、早咲き、中咲き、遅咲きと、順々に咲いていきます。毎年11月下旬から12月上旬に第一号が花開き、これは日本一早い梅の開花なのだそう。年末から3月まで、なんと3か月以上も梅見を楽しめるのです。

今回は、梅園とMOA美術館で紅白の梅を鑑賞する熱海BULA BULAですが、ありましたありました、ピンクではなく紅色の梅!鹿児島紅(かごしまこう)という品種は、尾形光琳(おがたこうりん)が描いた赤い梅に近い紅色をしています。さぁ、そろそろ光琳の梅に会いに行かなくちゃ。

相模灘を見下ろすMOA美術館へ

ちょうど1年前、2017年2月5日にリニューアルオープンしたMOA美術館は、路線バスの停留所がある入口から展示室まで続く7基のエレベーターも名物です。宇宙空間のようなチューブ型の建物を200m上がると、相模湾を望む美術館のロビーへ。ここで一日中海を眺めていたい…と思う人もいるだろうなぁという気持ちよさです。

三分咲きの梅園からMOA美術館の光琳へ。熱海の梅が春を呼ぶこの景色を眺めるだけでもMOA美術館に来る価値あり! ベンチに座って、しばらくぼ〜っとしていたい。

MOA美術館が毎年梅の時季に公開する、国宝の屛風絵『紅白梅図屛風』。光琳の代表的な文様となった「渦巻く流水」を中央に配置し、左に白梅、右に紅梅を描いた大胆な構図、写実的な手法やデザイン性…など、解説や鑑賞術はウイークリーブック「ニッポンの国宝100」第18号に詳しいのでぜひ見ていただいて。ミュージアムショップでも購入できるので、現地調達して館内でおいしいコーヒーを飲みながら予習、そして現物に対峙する…のもおススメです。

三分咲きの梅園からMOA美術館の光琳へ。熱海の梅が春を呼ぶ尾形光琳筆 国宝『紅白梅図屛風』 MOA美術館蔵

三分咲きの梅園からMOA美術館の光琳へ。熱海の梅が春を呼ぶ光琳の梅と、熱海梅園で見つけた鹿児島紅。

美術館から見る海も光琳の梅も、もちろん熱海まで来た甲斐はあるのですが、今回わたし的に一番キュンときたのが、親指サイズのガラスの小瓶。地中海東海岸地方の1~3世紀という時代のものです。展示室にバ~ンとあったわけではなく、「あ、こんなところに」とさりげなく展示されていたのですが、むしろ釘付け。

三分咲きの梅園からMOA美術館の光琳へ。熱海の梅が春を呼ぶ写真左上:『ガラス小瓶』地中海東海岸地方 1〜3世紀 MOA美術館蔵 写真右上:作品概要から見どころ、鑑賞術、ほかの作品との見比べやMOA美術館トピックスなども掲載された「週刊ニッポンの国宝100」第18号。琳派作品を代表する尾形光琳の『紅白梅図屛風』と、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)の『舟橋蒔絵硯箱』を取り上げています。写真下:美術館の敷地内には再現された光琳屋敷も。この2階で光琳は創作活動をしていたのです。

思い立ったら吉日! 梅は待ってくれません

MOA美術館での『紅白梅図屛風』の公開は3月13日(火)まで。いっぽうの熱海梅園梅まつりは3月4日(日)までなので、ぜひ両方を楽しみに出かけてみてくださいね。あ、熱海梅園は、紅葉の季節もよさそうですね。

さてさて、再現された光琳屋敷なども見物したら、再びバスで熱海駅へ。最後は洋菓子店「モンブラン」でモンブランをいただき、「三木製菓」のおいしいラングドシャーを編集部へのお土産に買い、新幹線こだま号に乗り込んだら熱海BULA BULAもおしまいです。すでに早咲きの桜もいい感じにほころんでいた熱海なのでした。さ、明日は今日のぶんも頑張って仕事しま~す。(たまこ)

三分咲きの梅園からMOA美術館の光琳へ。熱海の梅が春を呼ぶ数々の文豪に愛された熱海。彼らが通った店も数は少なくなりましたが健在。写真左は、谷崎潤一郎が愛した洋菓子店「モンブラン」。熱海プチトリップのシメに、名物のモンブランをいただきました。洋酒がたっぷり浸みたサヴァランに生クリームのシンプルさがいい! 夕方行ったら売り切れていましたが、季節限定のアップルパイも超絶おいしいのでオススメです。そうそう、MOA美術館では、尾形乾山の『色絵麦藁文猪口』の写しを購入(写真右)。MOA美術館に行く度に「かわいいな」と思っていた、高さ8cmほどのお猪口です。何に使おうかなぁ。

三分咲きの梅園からMOA美術館の光琳へ。熱海の梅が春を呼ぶ

「そうだ、熱海行こう!」プチトリップのしおり

三色しらす丼の「KICHI+」
見ごろは2月末?「熱海梅園」
3月13日まで光琳の梅公開中!「MOA美術館」
真っ白なお山をいただいた「モンブラン」
ラングドシャー、ネコの舌をお土産に「三木製菓」

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