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2017.11.02

法華寺「十一面観音菩薩立像」特別公開中【2017年】

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2017年11月13日まで、法華寺で「秋の御開帳」が公開中。展示されている「十一面観音菩薩立像」は、右足を軽く持ち上がった姿が躍動的で、ほかにあまり例のない仏様として知られています。そんな稀な仏像と対面できる貴重な機会です。 

07-02 十一面観音菩薩立像v十一面観音菩薩立像 国宝 9世紀前半 木造 素地 像高100.0cm 法華寺 奈良 拝観期間:開帳中~11月13日

奈良、平城宮跡にほど近い法華寺は、正倉院宝物の礎を築いた光明皇后ゆかりの尼寺。その本尊で、平安時代初期の名作として名高い十一面観音菩薩立像が、毎年恒例の御開帳で公開されている。榧材の一木造、髪、眉、目、髭、唇以外は彩色せず木肌を生かす。くっきりした目鼻立ち、張りのある女性的な肉付きが特徴で、光明皇后の姿を模したとも伝えられている。また、右足先を見ると、親指を1本はね上げ、台座から少しはみ出していることがわかる。これは、今、まさに衆生を苦しみから救いに出かけようと、一歩踏み出す一瞬を表しているため。指先までこだわった表現にも注目したい。なお、今回の特別拝観では、国宝の掛幅「阿弥陀三尊及び童子像」、本年新たに国宝指定を受けた維摩居士坐像も拝見できる。

法華寺