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2017.12.19

年賀状を書くのが楽しくなる!和樂厳選、美しい和文具

この記事を書いた人

お世話になった人や、新年こそは久しぶりに会いたい友人へ、毛筆の年賀状を書いてみませんか?はがきから筆、墨や遊印まで。和樂スタッフが厳選した、美しい和文具をご紹介します。

はがき

毛筆で書く場合、毛筆向きのはがきを選ぶと書が映えます。市販のはがきを使う場合、「年賀郵便切手」や「寄附金付お年玉付年賀郵便切手」を用います。これらを使わないときは、年内に誤配されないよう、はがきの表面の見やすい位置にはっきりと、「年賀」と赤で記します。元旦に届けるためには、年賀はがきは12月15日から25日までに投函を。

DMA-DSC_9391はこんなはがきだと書くのが楽しくなる。左上から時計回りに、シルク刷はがき「象形文字」(東京鳩居堂)、木版刷はがき「三本梅」(銀座平つか)、木版刷はがき「干支おもちゃ午」(銀座平つか)、シルク全面刷はがき「不二I」(東京鳩居堂)、金無地はがき(榛原)、漉き込みはがき(東京鳩居堂)、森田千晶作 格子柄の和紙はがき(ギャラリーみずのそら)

遊印

書に落款(らっかん)を押すとぐっと引き締まります。年賀はがきに使う印の場合、3~7分(9㎜~2㎝)の大きさを選ぶとよいでしょう。通常は、氏名や雅号を記したものを用いますが、好みの詩句や成語などを彫った遊印を押すのも楽しいもの。年賀状には「吉祥」や「壽」などのおめでたい文字の印を使うのもいいですね。印材に文字を彫る篆刻(てんこく)には、文字が白く抜ける「白文(はくぶん)」、文字が赤く出る「朱文(しゅぶん)」の2種類があります。

DMA-DSC_9408いV2年賀状には、縁起のよい文字や洒落た遊印を用いても楽しい。大きなサイズなら、印を主役にした年賀状デザインなどバリエーションが広がる。左より玄武「福」、「壽」、「笑」、「祝」、「和」(東京鳩居堂)。左から3つは「朱文」、右2つは「白文」

墨には、松やにからつくる「松煙墨」と、油分を含む植物からつくる「油煙墨」があります。松煙墨は、薄墨がやや青灰色がかるため「青墨」とも呼ばれます。油煙墨は、粒子が非常に細かく、艶と深みのある純黒色。どちらも、年月を経た古墨ほど珍重されています。

DMA-DSC_9397す左上は、古梅園製の「紅梅」(平安堂)。左下は、油煙墨「金鶴亀」(玉川堂)。中央は、濃墨漢字用墨「天衣無縫」(小津和紙)。右上は、ところどころ金箔を散らしたおめでたい本朱墨(玉川堂)。右下は、呉竹製の高級仮名墨「ちとせ」(小津和紙)

普通、はがきなどの小さなサイズには、小筆や中筆を用います。イタチ毛や狸毛など、多くの種類がありますので、書道具専門店で相談にのってもらうとよいでしょう。値段の目安としては、1500円前後。国産の筆をおすすめします。特にかな文字を書く場合は、筆先が擦り切れてきたら、新しいものに取り替えて。

DMA-DSC_9402+ふV2左から、やわらかい毛の細微羊筆「神泉」(玉川堂)、やや硬い毛の兎鬚筆「神泉」(玉川堂)、「翰苑清華」(平安堂)、「梅花弄影」(平安堂)、「紅錦 小」(東京鳩居堂)、年賀筆「竹」(玉川堂)