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2022.03.11

まさに技の産地直送!伝統的工芸品の専門EC『匠市』で気になる商品を探してみた【PR】

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日本に古くから伝わる「伝統的工芸品」。皆さんはどんな風にして出合いますか? 私は旅行先で見つけて、購入することが多いです。工芸品との出合いは、旅の楽しみではありますが、他にも手に入れる方法があったら良いなと思っていました。

私も旅先でおちょこを買い集めているのですが、ここ数年は旅行する機会もなくて寂しいなと思っていました。

そんな時に、インターネットを使って、旅気分を味わいながら工芸品を購入できるウェブサイトがあると知りました。その名もオンラインショッピングモール『工芸百貨 匠市(たくみのいち)』。今回は『匠市』について、和樂webスタッフで色々調べてみました! 会議室に集まったのは、chiakiさんとサッチーさん。私瓦谷と、とま子さんは、リモートで参加しました。

左から、とま子さん、chiakiさん、瓦谷さん、サッチーさんです!

ネットで工芸品が買える『匠市』とは

『匠市』とは、一体どんなサイトでしょうか? ウェブサイトを開いてみると……

『匠市』は、伝統的工芸品産業振興協会による国指定の伝統的工芸品専門の公式オンラインショッピングモールです。

此処は、厳しい条件のもとに国からの指定を受けた伝統的工芸品の魅力を多くの方に知って頂き、そしてその“TEWAZA”の技術が光る確かな品質の商品を産地の匠から直接お求めいただける市場です。

と書かれています。全国の産地が出店している「工芸の百貨店」のようなウェブサイト! これは、画期的ですね。

オンラインショッピングモール『匠市』より

『匠市』は厳しい条件のもとに、経済産業大臣から指定を受けた伝統的工芸品産地の商品が集まっていて、誰でも気軽にオンラインショッピングが楽しめるようです! 和樂webスタッフに、サイトを見た感想を聞いてみました。

サッチー:伝統的工芸品って重々しいイメージがあったけど、検索してみると可愛い商品もあって、意外でした。

chiaki:普段、伝統的工芸品に触れることが少ないので、利用できそうな商品はあるのかなと思ったんですが。実際に匠市を検索すると、インテリアに取り入れられそうな商品もあって、予想していたのと違いました。日本全国から集まっている商品が、気軽に見られるのが良いですね。

とま子:今まで知らなかったものとか、自分で探せるのが嬉しいです。伝統的工芸品が売っているお店もありますけど、どうしてもお店の人の好みに統一されてることが多いような気がします。

私は百貨店の展示会などで、お気に入りの伝統的工芸品を見つけることがあります。でもこの方法だと、全国の商品と出合うことは難しいですね。匠市は手軽に、日本各地の商品を見つけることができるのが良いと思いました。

都道府県ごとの商品を辿って、旅気分

『匠市』に掲載されている商品は、約440点(※2022年3月時点の数字)。工芸品の種類や価格のほか、都道府県から気になる商品を探すこともできます。新型コロナウイルスの影響で、なかなか旅行するのが難しい状況が続いていますが、『匠市』を覗けば、家にいながらにして旅気分が味わえますね。

サイト内で商品を検索してみると、日本全国にさまざまな伝統的工芸品があることに驚かされます。遠方でつくられた商品を自分の目で見て選ぶことができて、しかも自宅に届くなんて! まさに、技の産地直送です。行ったことのない地域の商品を見ていると、その場所への興味もわいてきます。『匠市』でお気に入りを見つけたら、今度は実際に訪れてみるのも良いなあと、夢が膨らんできました。

各ページに、産地の方々の思いが詰まってます!

シーンで商品が選べる楽しみ

さらに『匠市』では、シーン別に商品を探すこともできます。「食卓を彩る」「部屋を飾る」など目的に合わせて検索できるので、ギフトを探すのにとても便利そうです。

お祝いや送別のギフトで、何を買ったらよいか迷っている時なんかに便利かも!

数ある商品の中から、和樂webスタッフが気になったものを聞いてみました。

chiaki:私は、「食卓を彩る」の中の「箸置き MOON PHASES つきのみちかけ 赤3個セット」が気になりました。高価で品質の良い箸置きって、自分では買わないと思うので、人からプレゼントしてもらったら嬉しいと思います。

chiakiさんお勧めの高岡銅器の箸置きには、錫(すず)鋳物と螺鈿(らでん)の技術が使われています。螺鈿とは夜光貝やその他の貝類を彫刻して漆地(うるしじ)や、木地などにはめこむ技です。日本では奈良時代に、中国の唐から伝わりました。こんな箸置きがあると、食卓が華やかになりそうです

とま子:「部屋を飾る」の竹製品が、良いなあと、思いました。リーズナブルな「虫篭 ミニ丸」は、インテリアとして重宝しそう。中にアクセサリーを入れても良いですし。花瓶も素敵ですね。

とま子さんお勧めの虫かごは、昔ながらの虫かごを、駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)の曲げの技術を使って丸くしています。伝統の技を駆使したフォルムが、愛らしい印象を受けます。匂い袋を入れても楽しめるとか。なんだか雅な気持ちになれそうですね

私は、「ファッションを楽しむ」の中の竹製品の「手提篭 葵 中」が、欲しいと思いました! 着物に合わせるのも良いですし、あえてカジュアルなジーンズを着たときに持つのも良さそうです。

この商品も、虫かごと同じ駿河竹千筋細工でつくられています。中の巾着は、藍染めの備後絣(びんごかすり)が使用されていて、竹とのコントラストがきれいです

和樂webの高木編集長によると、竹工芸を美術にまで昇華したのは、世界的に見ても、日本だけなのだとか。竹は松竹梅にも含まれるように、縁起の良いものとして古くから親しまれてきました。茶道の世界でも、竹は欠かせない重要なアイテムです。竹の商品から、日本の伝統を感じるのも良いですね。

シーンから探すの項目は他にも、「書斎と職場を彩る」「暮らしを楽しむ」「お祝いを贈る」があり、それぞれ用途に応じて選ぶことができます。

特集・伝統的工芸品を装う春

サイトのTOPページから辿れる「特集記事」では、季節に合った商品がセレクトされています。2022年2月4日公開の特集は「伝統的工芸品を装う春。」。春の訪れを感じる今時期にぴったりな特集です。色とりどりのストールが並ぶ画面を見ると、何だかわくわくした気分になります。染織物が好きなサッチーさんは、特に興味深そうです。

サッチー:私は、このページに掲載されている「夏牛首先染めストール」が気になっています。実は牛首紬(うしくびつむぎ)に出合ってから、ずっと忘れられなくなって、1枚着物をあつらえたんです。しなやかで、着心地が良くて最高なんですよ。だから、このストールも良いなあと思って。会議室には、実際のストールをお借りして持ってきているんですが、手触りが柔らかくて、軽いですね。

男性も似合いそうなこのストールに、高木編集長も心を奪われた様子です。『匠市』の商品ページを見て「牛首紬が、800年前から続いているものだとは…知らなかった!」。……はい、私も知りませんでした。1枚のストールから歴史を感じることができますね。

牛首紬のこと、もっと知りたくなりました……!

一生ものの価値がある「夏牛首先染ストール」

今回、和樂webスタッフが気になった「夏牛首先染ストール」。一体どんなふうにつくられているのでしょうか。牛首紬を製造している株式会社西山産業の西山 幹人(にしやま みきと)さんに、お話を伺いました。

「石川県白山市白峰地域に古くから伝わる牛首紬ですが、戦後の混乱の時期に途絶えかけたことがあるんです」

そのピンチを救ったのが、地元で建設業を主に営む西山産業です。メイン事業である土木部や採石部と並んで、約50年前に新たに繊維部を立ち上げて、牛首紬を再興しました。西山産業では、現在も伝統的な手法、技法で牛首紬を生産し、生産工程は織りの資料館として一般公開しています。

印象的な「牛首」という名前は、白峰の旧地名である「牛首村」が由来しています。約800年前から続く伝統織物の魅力は、しなやかさと光沢と言われますが、どんな特徴があるのでしょう? 西山さんに教えていただきました。

「牛首紬は2匹のかいこが共同で1個のまゆをつくる、玉まゆを緯糸(ぬきいと)に使用しています。これは、人工的に行ったのではなく、100個の内2,3個の割合で生まれる偶然の産物なんです。同時に糸を吐いているので、絡み合うまゆ糸は手作業でしかつむぐことができません。職人の経験と勘でつむいだ糸には独特の節ができ、上品な光沢が生まれます」

玉まゆの存在も、知らなかったので驚きです! 

「夏牛首」とネーミングされているのは、5月から10月の着物用に織る布地と同じ作業工程だから。ストールの柔らかさを追求して、この織り方になっています。年齢も男女関係なく、カジュアルにも、フォーマルにも使えそうな工芸品です。

「長く使えば使うほど、光沢が増して、肌触りも良くなるんですよ。日本三大紬の1つと言われる牛首紬のストールを、是非実際に手に取って、良さを実感して欲しいです」と西山さん。

これは、一生もののストールですね! 現地には、牛首紬の作業工程が見られる資料館『白山工房』があるので、石川県へ旅する時に、立ち寄ってみるのも良いですね。

『匠市』を見ていると、次に国内旅行するときの楽しみも広がりそうです!

次回は「伝統的工芸品」の秘密に迫る!?

『匠市』を実際に使ってみながら、スタッフが気になった工芸品のひとつである「牛首紬」について取材した今回。次回は、伝統的工芸品とは何か? を中心に、知られざる伝統的工芸品の魅力をお届けします。

オンラインショッピングモール『工芸百貨 匠市』

公式ウェブサイト:https://takumi-no-ichi.jp

※本記事で紹介した商品は、職人の手作業でつくられた数に限りのあるものです。また季節によって取り扱いのないものがございます。店頭に在庫がない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

書いた人

幼い頃より舞台芸術に親しみながら育つ。一時勘違いして舞台女優を目指すが、挫折。育児雑誌や外国人向け雑誌、古民家保存雑誌などに参加。能、狂言、文楽、歌舞伎、上方落語をこよなく愛す。十五代目片岡仁左衛門ラブ。ずっと浮世離れしていると言われ続けていて、多分一生直らないと諦めている。

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我の名は、ミステリアス鳩仮面である。1988年4月生まれ、埼玉出身。叔父は鳩界で一世を風靡したピジョン・ザ・グレート。憧れの存在はイトーヨーカドーの鳩。