鮮麗な宝石と洗練のデザインで描く美しき“神秘の庭園”

鮮麗な宝石と洗練のデザインで描く美しき“神秘の庭園”

王侯貴族によって発展を遂げ、人々の暮らしに豊かな彩りをもたらしてきたヨーロッパの庭園──。

日本のトップジュエラー「ミキモト」は、そうした庭園芸術にインスピレーションを得た鮮麗なハイジュエリーコレクション『ジャルダン ミステリユー』をパリのブティックで発表しました。

“宝飾の聖地”で世界が絶賛した最新のコレクションをご紹介

鮮やかな宝石で描かれた点描画を思わせる細工の美

ブローチ [ダイヤモンド計7.44ct×サファイア計11.46ct×ガーネット計2.65ct×エメラルド計0.40ct×スピネル×コンクパール×WG] ¥43,000,000(ミキモト)※文中のWGはホワイトゴールド、YGはイエローゴールド、ctはカラットを表します。

ブローチの扉を開けると、そこに広がるのは鮮麗なカラーストーンで表現された美しい庭園。そのデザインは西洋の庭園にインスピレーションを得ながらも、細部に日本の繊細な美意識を宿しています。

宝石を点描のように用いた精緻な細工は、高度な石留めの技術によって可能に。扉の下で揺れ動く稀少なピンク色の天然真珠“コンクパール”が、ドラマティックな輝きにさらなる華やぎとインパクトをもたらします。

春の詩情豊かな景色を空から見た大胆なデザイン

ブローチ [ダイヤモンド計7.49ct×サファイア計1.87ct×ガーネット計2.93ct×WG×YG] ¥8,000,000(ミキモト)

ヨーロッパの庭園に多く見られる石畳の小径から、ミモザの木に向かって飛び立つ鳩たち。そうした光景を上空から眺めたかのような構図で、大胆にデザイン化したブローチ。

その詩的な表現には、“透かし”や“ミル打ち”といった繊細な宝飾技巧が用いられています。また、ミモザの花は“優雅な美しさ”を、鳩は“幸福”を象徴する西洋で人気の高いモチーフ。

透胎七宝“プリカジュール”と鮮麗な宝石の美しき調和

ブローチ [スピネル計2.34ct×ダイヤモンド計1.61ct×サファイア計0.75ct×ガーネット計2.08ct×プリカジュール×WG] ¥6,300,000(ミキモト)

ステンドグラスのような透明感が魅力の“プリカジュール=透胎(とおたい)七宝”は、ヨーロッパでも失われつつあった高度なエナメル技術。それを甦らせた「ミキモト」は、宝石とのコンビネーションを提案しました。光の透過と反射がもたらすコントラストが、バラと葉のモチーフに豊かな表情を生み出します。

抽象的なデザインが叶えるモダンで有機的な美しさ

ペンダント [ガーネット計4.51ct×ペリドット計0.81ct×ダイヤモンド計1.36ct×WG] ¥4,300,000(ミキモト)

門扉のアイアンワークに擬えたダイヤモンドの曲線は、古くからヨーロッパの銀細工に用いられてきた“波”モチーフに着想を得たもの。また、緑の木々を表現したグリーンの宝石は、異なる特性をもつガーネットとペリドット。自然界の法則に倣って、多彩なカラーとシェイプを選択し、あえてアシメトリーに配置しています。

天然真珠をあしらった花々の迫力に満ちた高貴な華やぎ

ブローチ [天然淡水真珠×サファイア計22.50ct×ガーネット計4.62ct×ダイヤモンド計3.96ct×トルマリン計1.76ct×アレキサンドライト計0.19ct×WG] ¥35,000,000(ミキモト)

重なり合う花々の構築的なつくり、ブルーからパープルの繊細なカラーグラデーション、花びらの一枚一枚を埋め尽くす宝石のセッティング技術に、「ミキモト」の高度な職人技とこだわりが宿ります。いくつかの花々の中心で、見事な光沢の天然真珠が艶めいています。

陽の光と風を感じさせる遊び心に溢れた宝石合わせ

ネックレス[黒蝶真珠×トルマリン計17.16ct×エメラルド計1.89ct×ガーネット計0.79ct×ダイヤモンド計8.67ct×ペリドット×WG]¥30,000,000(ミキモト)

平和のシンボルとして知られるオリーブの木。その枝をモダンに意匠化したネックレス。葉にはダイヤモンドとエメラルドがきらめき、オリーブの実は黒蝶真珠とペリドットで表現。遊び心のある宝石のコンビネーションが、新鮮な美しさを引き出します。

ミキモト公式サイト

パリ・ヴァンドーム広場のブティックで新作ハイジュエリーコレクションを発表!

“宝飾の聖地”といわれるパリのヴァンドーム広場に面した「ミキモト パリ店」。

2019年7月、その店で世界の顧客とメディアを集め、ハイジュエリーコレクションの発表会が開催されました。「ミキモト」がパリで新作を披露する真意とは?

1986年、“宝飾の聖地=パリ・ヴァンドーム広場”に創設された「ミキモト パリ店」。このブティックは、「ミキモト」が世界のトップジュエラーとして飛躍を遂げるうえで、重要な役割を果たしています。

昨年、「ミキモト」はパリ進出90周年と日仏交流160周年を記念して、フランスのオートクチュールとファッションの連盟「フェデラシオン・ドゥ・ラ・オートクチュール・エ・ドゥ・ラ・モード」の高級宝飾部門に正式加盟。

パリでオートクチュールが発表される7月、国内外のジャーナリストを招いて、この「ミキモト パリ店」で初めて、世界に向けて新作ハイジュエリーコレクションを披露しました。

コレクションの世界観を表現したネックレス。

そして今年も、オートクチュールの顧客とジャーナリストがパリに集結する7月、ヴァンドーム広場のブティックで、ヨーロッパの庭園にインスピレーションを得た新作ハイジュエリーコレクション『ジャルダン ミステリユー』を発表。

アシンメトリーのモダンなジュエリー。

“ジャルダン=西洋庭園”というヨーロッパの人々に馴染み深いテーマをあえて選んだことからも、世界のトップジュエラーと肩を並べ、さらなる高みを目ざす「ミキモト」の並々ならぬ決意が感じられます。

西洋庭園でよく見られる孔雀をモチーフにしたブローチ。絶妙な色とフォルムの天然真珠が効果的に使われています。ブローチ [天然真珠(マベ)×ダイヤモンド計2.39ct×サファイア計0.32ct×アレキサンドライト計1.13ct×ガーネット×スピネル×WG] ¥5,500,000(ミキモト)

一方、今回のハイジュエリーコレクションの制作にあたっては、「ミキモト」のアトリエが世界に誇る最高水準の宝飾技巧を惜しみなく投入。ミル打ち、カリブル留め、プリカジュールなど、このうえなく繊細で高度な技術を用いることで、ヨーロッパの庭園をモチーフにしているにもかかわらず、結果として“日本の美”を凝縮した比類なきデザインに仕上げられています。

そうしたハイジュエリーの魅力をより際立たせる発表会の空間装飾は、パリを拠点に活躍する世界的ペーパーアーティスト、マリアンヌ・ゲリー氏が担当。ブティックに一歩足を踏み入れると、そこにはペーパーアートでつくられた幻想的な庭園が広がり、訪れた人々を夢の世界へ。

ペーパーアートによる神秘的な空間装飾。

この新作ハイジュエリーコレクションは、2019年9月末より日本国内の「ミキモト」のブティックで順次一般公開されます。公開スケジュールは、銀座本店にて9月28日〜10月7日、サロン ド ミキモト 名古屋にて10月11日〜14日、大阪梅田店にて10月15日〜19日を予定。この機会に、パリで絶賛された「ミキモト」のハイジュエリーの美しさを自らの目で確かめて。そうすれば、だれもがその洗練された美意識と卓越した宝飾技術、そしてジュエリー制作にかける職人たちの情熱に心打たれることでしょう。

−和樂2019年10・11月号より−
※表記は、本体(税抜き)価格です。

撮影/小野祐次
文/福田詞子(英国宝石学協会 FGA)

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