不倫推奨?結婚批判?カリスマコラムニスト、吉田兼好(65)に和樂砲炸裂!

不倫推奨?結婚批判?カリスマコラムニスト、吉田兼好(65)に和樂砲炸裂!

日本三大随筆のひとつ『徒然草(つれづれぐさ)』を書いたカリスマコラムニスト・吉田兼好氏(65)に関して、以下のような疑惑が噴出している。

  • 既婚者批判・暴言
  • 法師なのに不倫を推奨
  • 武士を侮辱
  • 実は徒然草を書いていないらしい
  • ……どれも耳を疑うような内容である。また「友達として都合よく使われたことにショックを隠しきれない」という関係者からのリークもあった。果たしてこれらは真実なのか。その実態に迫るべく吉田兼好氏に直撃インタビューを行った。

    既婚者に対する暴言疑惑について

    まずは疑惑の「既婚者に対する暴言」について、『徒然草』の該当箇所をご覧いただきたい。

    【徒然草:第百九十段】
    男は妻なんてもってはいけない。結婚している男は、それほどたいしたことのない女を「いい女だ」と思い込んで大切にし、連れ添っているのだろう。そんな男はすごく下品に感じる。

    家を切り盛りしている女や、子どもを大切にかわいがっている女なんて、本当に嫌なものだ。夫が死んだ後出家して長生きしているような女にも興醒めである。

    ――吉田さんおはようございます!既婚者の方々から、吉田さんのコラムの内容に対して「暴言だ」「世の中なめてんのか」との批判が殺到していますが。

    吉田兼好(以下略):……。

    ――結婚して子どもを大切にかわいがり育てることの何が悪いんですか?

    ……え?

    ――このコラムに傷ついた方がたくさんいるんですよ。謝罪の言葉はないんでしょうか。

    ……なんか、恋は常に新鮮でトキメキがあった方がいいなと思って、そのままそれを書いてしまいました。ちょっと『源氏物語』や在原業平(ありわらのなりひら)への憧れもあって。

    ――夫が亡くなった後、出家して伴侶の菩提を弔う女性に対して「興醒め」など、法師としてあるまじき言葉だと思いますが。

    法師……誰がなっても同じや同じや思て!!やっとなったんですよ(泣)!!ワァァァァ!!!でもご批判は、真摯に受け止めます。

    「なぜこのようなことを書いたのか」という和樂web編集部の質問に対して、「源氏物語や在原業平に憧れていた」といういまひとつパッとしない回答を得た。物語に憧れるのはいいが、なぜ既婚者や女性への暴言にまで発展したのか。モテない男のやっかみではないかと推測される。

    不倫を推奨した経緯に関して

    次に「法師なのに不倫を推奨している」と捉えられた、『徒然草』の該当箇所をご覧いただきたい。

    【徒然草:第百九十段】
    女とは一緒に住まず、時々通って泊まるようなのがいいだろう。その方がいつも新鮮な気持ちでいられる。

    ――こちら「不倫を推奨している」と捉えられても仕方ない内容だと思いますが。

    別に、そういうつもりではないです。

    ――ではどのような理由で?

    これも『源氏物語』への憧れがあって。光源氏みたいにたくさんの恋人がいて、日によって会いたい人に会いに行くのって素敵だなぁと思って。

    ――『源氏物語』は作り話ですが?

    ……そうですね。まぁ私はそもそも恋なんかしない方がいいと思っていて「強いてするならこんな恋がいい」と思っただけです。

    吉田兼好氏には、もうちょっと現実と物語の区別をつけた発言をしていただきたいものである。

    武士への暴言・侮辱疑惑について

    次に、武士を侮辱し、暴言を吐いたとされる一節だ。

    【徒然草:第八十段】
    武道というのは人の道に外れていて、鳥や獣に近い行為である。

    武士の方々やご家族のSNSより

    ――武士の方々はこれを見て大変怒りを感じているようですが。

    それを書いたときちょうど「元弘の乱」の最中で、戦いが辛かったのでこのような発言になってしまいました。

    ――発言は撤回するということですか?

    いやそこまでは……。私は保守的な立場でして、武士ではなく貴族が実権を握るべきだと思っています。

    ――そうではなくて、武士の方々を「鳥や獣」と言ったことに対する謝罪はないのでしょうか。

    ……次の予定があるので失礼します。

    ここで吉田兼好氏が立ち去ってしまったので、これ以上の回答は得られなかった。疑惑に関する質問の続きは、事務所へ書面で送ることにしたい。

    「都合よく使われた」関係者の悲痛な叫び

    和樂web編集部は、吉田兼好氏の関係者にも取材を行った。

    関係者A:吉田さんのことずっと友達だと思っていたんです。でも彼が「友達にしたい人」っていうのをコラムに書いているのを見て。ひとつが「物をくれる人」、次に「医者」、最後に「頭のいい人」。私のことを物をくれる都合のいい人だと思っていたようなんですよ。まぁ私もおかずの余りを持っていったり、ちょっとおせっかいだったなと思うんですけど。

    あと、医者っていうのは、吉田さんが体が弱いからみたいです。タダで治療してもらおうとか思っていたんじゃないでしょうか。頭がいい人しか友達にしないっていうのも、感じ悪いなと思いました。

    事実確認を行ったところ、これは『徒然草』第百十七段「よき友三つあり」の箇所に書かれている内容だった。なぜ友人の目につくように、あえてコラムでこのようなことを書いたのか。医者から無料で施術してもらったことはあるのか。

    吉田兼好氏に質問状を送ったが、締め切りまでに回答は得られなかった。

    『徒然草』替え玉疑惑に関して

    『徒然草』は吉田兼好氏の作品とされているが、その根拠はあいまいだ。作中で思想が変化していることもあり、複数のゴーストライターがいるのではないか、との疑惑も噴出している。

    とにかく吉田兼好氏には謎が多い。実は、彼がいつ生まれたのかもわからないのだ。「そんなミステリアスなところが素敵」というファンも少なくない。しかし、万が一吉田兼好氏が『徒然草』の作者でないとすれば、「日本三大随筆」の書名・作者・冒頭文を必死になって覚えた学生たちの努力を踏みにじるものである。

    こちらも質問状を送ったところ「自分たちで調べてほしい」との回答だった。

    あとがき~こじらせ法師・吉田兼好とは何者か~

    『枕草子』『方丈記』とともに、日本三大随筆のひとつに数えられている『徒然草』。冒頭文が「つれづれなるままに日くらし……」と、書名と一致しているため、学生時代覚えやすくて助かった記憶があります。

    そんな当たり前のように覚えた『徒然草』ですが、実は吉田兼好(兼好法師)が書いたとする確たる証拠はありません。『徒然草』が注目されるようになったのも、執筆からおよそ100年後のこと。筆者・吉田兼好のプロフィールもイマイチよくわかっておらず、生まれた年は、だいたい1283(弘安6)年頃ではないかと言われています。

    わかっていることは、吉田兼好は神職の家柄の人物で、貴族の家に仕えて出入りしていたということ。『徒然草』内で、清少納言の『枕草子』や、紫式部の『源氏物語』に関する記述もあり、吉田兼好は華やかな貴族社会に憧れていたことがわかります。記事中に書いたように、恋愛や女性に関する理想もあったようです。

    坊さんが飼い犬を妖怪と間違え、驚いてドブ川に落ちてしまった話を書いたもの。このような下らなくて面白い箇所もある。
    『絵本徒然草 3巻』西川祐信 画 国立国会図書館デジタルコレクションより

    今回は『徒然草』の中から、「おいおいそんなこと言っちゃうのかよ」という箇所をピックアップしてご紹介しました。全部で244段ある本文には、鋭い視点で世の中を見つめる吉田兼好のコラムが書かれています。私は全体を通して「ずいぶんこじらせた面倒くさい男だな」と感じました。恋愛についてもあれこれ書かれていますが、恐らくあまり経験はなかったのだと思います。

    244段と言っても1段1段は長くありません。こじらせ法師の鋭い批評・無常観・優雅な貴族社会の描写を楽しめる一冊です。ご興味のある方はぜひ。

    ▼鴨長明のインタビュー記事はこちら
    『方丈記』大ヒット記念!スーパーミニマリスト・鴨長明に独占インタビュー

    ※アイキャッチ画像
    『吉田兼好』画:菊池容斎
    『絵本徒然草 3巻』西川祐信 画 国立国会図書館デジタルコレクションより
    不倫推奨?結婚批判?カリスマコラムニスト、吉田兼好(65)に和樂砲炸裂!
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