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京都のお土産はこれで決まり!伝統工芸の粋! 京唐紙の新しいかたち

かみ添

-文/和樂スタッフ植田伊津子
  (茶の湯、和菓子に強い。人物クローズアップ、きもの等)-

古い理髪店を改装した紙製品のお店「かみ添」。やわらかな光が入る店内には、グラフィックデザイナー出身で唐紙職人の嘉戸浩さんがつくる美しい便せんや封筒が並んでいる。唐紙は、もともと奈良時代に唐から伝来し、室町時代以降に壁や襖などの装飾紙として、高貴な人びとの住居に使われてきたもの。雲母と呼ばれる真珠のような光沢の顔料や、マットな色合いの胡粉の絵の具で、伝統文様が摺られている。京都でつくられる雅やかな文様の唐紙を「京唐紙」と呼ぶ。嘉戸さんはアメリカ留学したのち、京唐紙の老舗・唐長で5年間修業。それから独立して、この店をオープンさせた。

こちらの商品の一番の特徴は、その文様にある。更紗文様や海外の木版から、現代空間に合う柄を選んだり、嘉戸さん自身がデザインの経験を生かして、モダンなオリジナル文様をつくっているのだ。版木を型押しして摺る工程も、すべて手作業。和紙もそのまま使うのではなく、具引きという刷毛染め技法で白に染め、その上に白い顔料をのせている。

ぽち袋や金封包み、メッセージカードなど既存の商品もそれぞれ魅力的だが、襖やインテリアの壁紙といったサイズの大きい商品や小さな紙製品のオーダーも可。今の感性で選ばれた意匠も、古い伝統技法の力を借りると、違った輝きを放つ。それがこちらの商品の大きな魅力になっている。

更紗の柄やベルギーのアンティークレース文様など海外の文様のぽち袋3枚入り¥1,000〜。封筒付き2つ折りカード¥1,000~。小便箋セット¥1,200~。鳥の子襖紙1枚¥5,000~で、オーダーの場合は和紙の色や文様も自由に選べる。完成まで約1か月が目安。

かみ添(かみそえ)

住所/京都市北区紫野東藤ノ森町11-1 地図
定休日/月曜日、不定休あり
市バス「大徳寺前」より徒歩約5分 

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