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2019.12.27

動物戦国武将占い【コアラ】乱世を傾いて生きた隠れなき勇士、前田慶次郎型の性格は!?

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和樂webオリジナル「動物戦国武将占い」(診断結果一覧はこちら)。前田慶次郎型の性格は…!?

前田慶次郎ってどんな人?

1533?~1605年?。慶次郎は通称で名は利益(とします)、利太(としたか)、利貞(としさだ)とも。号は穀蔵院飄戸斎(こくぞういんひょっとこさい)など。織田家重臣の滝川一益で知られる、武勇に長けた滝川一族の出身で、前田利久の養子になり前田利家の義理の甥に。利家に従い数々の合戦で活躍するとともに、傾奇者(かぶきもの)としても有名で、多くの逸話を残しました。前田家出奔後、親友の直江兼続を助けるため上杉軍に加わり、長谷堂の戦いで活躍。上杉家敗北後も家臣として米沢に留まりました。

コアラ・前田慶次郎型の性格

前田慶次郎タイプの人は優れた感受性を持ち、独特のファッションやライフスタイルを好みます。芸術や芸能などに縁を持つと才能を発揮。感性は見事で、「これは素敵!」とピンときたものが流行ることもたびたび。時代を見抜く眼力は抜群です。

叔父の前田利家も若いころは傾奇者として知られていましたが、慶次郎はそれ以上。秀吉が開いた宴会で、わざと猿の面をかぶっておどけて踊って見せたり、和歌や古典も好み連歌会を主催するなど教養があり、芸術を好みました。ところで、今大流行中のサウナ。前田慶次郎は、サウナ(正確にはサウナ風の石風呂)を好みました。令和のサウナ流行を先取りするなんて見る目がありますね。ある時、風呂屋にゴロツキたちが居座っているのに立腹し、「脇差を持って風呂に入ったように見せかけ、ゴロツキたちが警戒してマネをするよう仕向けて、彼らの脇差を台無しにした」という逸話が残ります。義憤を交えたいたずらは、独特の感性によるものでしょう。

それから、きれい好きで潔癖症。不潔な空間にいるとストレスがたまります。人づき合いでも、デリカシーのある人やマナーのきちんとした人を好みます。「あの人って感じがいい。好き」と「生理的にダメ」のように、好き嫌いもはっきり。芸術家肌である反面、金銭感覚にも優れるという意外な一面も。儲け方や殖やし方を考えるのは得意。家庭を持ったら家計を預かると、上手にやりくりをします。用心深いので、怪しい儲け話などは鋭く見抜きます。

コアラ・前田慶次郎型の弱点

このタイプは心配性で、取り越し苦労は多め。前田慶次郎が上方から上杉家の米沢に向かうときのお話。従者三人を従えていましたが、その一人が美濃で馬にも乗れないほどの重症に陥りました。慶次郎は従者のため近くの城主に書状を送り預かってもらい、別れを悲しむ歌まで詠みました。身分の低い従者にここまでするのは破格のことですが、優しさと心配性の一面を感じさせます。人の好き嫌いは大きいですが、心を許した相手にはお金も時間も惜しみなく使う一面の象徴でしょう。

コアラ・前田慶次郎型の開運キーワード

ユーモア

前田慶次郎は無類のいたずら好き。前田利家を真冬に水風呂に入れて怒らせたことも。嫌われ者の僧と碁の勝負では、勝者は敗者の頭をデコピンすると決め、勝った慶次郎がデコピンをためらうと、僧が「さあ、やれ」とせかすので、それではと拳で一撃を食らわせて僧を昏倒させました。

健康管理

もともと体が丈夫でない人が多いため、健康管理はきっちりとしましょう。自分の体調やメンタルが不調になると、とことん不安定になってしまいます。そうなると臆病になりすぎて、せっかく巡ってきたチャンスを逃してしまうことがあります。

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自分のタイプを診断する

この占いは四柱推命をベースに多様な占術を取り入れたものです。戦国武将タイプは、諸説があるため生年月日から算出せず、戦国武将の史実や伝承から関連づけて12タイプを作成しました。楽しく読みつつ、「自分」を知り「開運」するためのツールとして役立てていただくために、おもしろい史実も盛り込んでいます。人にはさまざまな面があり、この占いでわかるのは性格や宿命の一部です。とはいえ、毎年毎月変わる運勢とは違い、一生つき合う「本質」です。弱点を知り言動を客観視する、長所を職業選択や人間関係に活かすなどして、お役立てください。

占い監修・ユキムラ 
歴史監修・辻明人