日本文化の
入り口マガジン
12月4日(金)
君が誠実なら、靴紐でも音を奏でることができる(ジョン・コルトレーン)
日本文化の入り口マガジン 和樂web
日本文化の入り口マガジン 和樂web
12月3日(木)

君が誠実なら、靴紐でも音を奏でることができる(ジョン・コルトレーン)

読み物
Gourmet
2017.03.06

京都ランチでうどんを食べるならならこのお店「仁王門うね乃」ガイド

この記事を書いた人

うどんの美味しさは”西高東低”。「ぶっかけ」に驚く讃岐うどん(香川)、「ごぼう天うどん」がたまらない博多うどん(福岡)、「釜揚げ」でいただく五島うどん(長崎)も大好きだが、京都のうどんの洗練されたおだしの味にはかなわない。香り豊かな温かいおだしをひと口飲むだけで気持ちがほっこり、「京都に来てよかったぁ」と心の中でつぶやく。

京都のランチは「うね乃」で決まり。

完全なるうどん党なので、京都でのお昼といえば、とにもかくにも、まずは、うどんだ。美術館が点在する岡崎を取材したときに教えていただいたのが「仁王門 うね乃」。カウンターだけの店なのでお昼どきは行列必至だが、おいしいうどんのためならばよろこんで並びたい。
DMA-_SDI0332
明治創業のおだし専門店の経営で、おだしはもちろん無添加。初めての方には、きざんだお揚げとねぎがのった「きつねうどん」がおすすめだ。夜はカウンター割烹のように一品料理とシャンパンをいただいて、最後にうどんで締めることもできるという。

哲学者の鷲田清一さんは著書『京都の平熱』(講談社学術文庫)の中で「うどんはおつゆのなかに漂っているが、そばのように密集しているわけではない。麺はたがいに折り重なりあっても密集してはいけないのであって、おつゆのなかをそれぞれがゆったりとたゆたうというのが美しい」と書かれていた。うどんが”たゆたう”景色は、いかにも京都的。丼の中にも美しい世界がある。

スクリーンショット 2017-03-03 17.32.13

仁王門うね乃