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美人画の上村松園と、激動の幕末を生き抜いた2人の女性の生涯に迫る、展覧会2つをご紹介

山種美術館では、『上村松園-美人画の精華-』が開催中です。いつの時代においても美人はもちろん、美人画もまた人気を博しています。なかでも上村松園の描いた美人画は、崇高で清澄であるといわれ、その表現力の高さがうかがえます。

また、徳川美術館では『天璋院篤姫と皇女和宮』が開催されます。境遇の違う2人の女性が、徳川家存続のために強く生きた、その生涯を辿るものとなっています。

繊細な美しさ、強さの中にある美しさ。ぜひ、実物を観て思いを馳せてみてください。

『上村松園-美人画の精華-』
山種美術館

左 上村松園 『つれづれ』 1941(昭和16)年 絹本・彩色 山種美術館蔵
右 上村松園 『蛍』 1913(大正2)年 絹本・彩色 山種美術館

日本屈指の上村松園コレクションをもつ山種美術館で開催される、華やかな展覧会では、代表作『蛍』『砧』『牡丹雪』をはじめとする同館所蔵の松園作品全18点を一挙公開。「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願」という言葉のとおり、松園の美人画には観る者の心を深く打つ崇高な美しさがあります。今回はほかにも、鈴木春信、鳥居清長、菱田春草、鏑木清隆(かぶらききよたか)、小倉遊亀(おぐらゆき)ほか、さまざまな画家たちが描いたバラエティに富んだ美人画もあわせて展示。

江戸時代の美人から、近代・現代の日本画・洋画に描かれた和装・洋装美人まで、画中の女性たちの髪型やファッションを見比べるのも楽しみ。

公式サイト

『天璋院篤姫と皇女和宮』
徳川美術館

左 『白紋綾地筥牡丹唐草紋縁錦茵』 徳川記念財団蔵 【展示期間:9月16日〜10月9日】 右 『萌黄紋縮緬地雪持竹雀文牡丹紋付小袖』 徳川記念財団蔵 【展示期間:10月11日〜11月5日】

幕末、島津分家に生まれ近衛家養女として13代将軍家定に嫁いだ天璋院篤姫(てんしょういんあつひめ)と、公武一和を図るため天皇家から14代将軍家茂に降嫁(こうか)した皇女和宮(かずのみや)、ふたりの将軍御台所の波乱の生涯を振り返る展覧会。大奥での暮らしぶりや人間模様にも光を当てます。対照的な出自でありながら、嫁・姑の関係となったふたりは、初めこそ対立しましたが、幕末崩壊の危機に直面してからは、徳川家の家名存続に力を尽くし、江戸無血開城を成し遂げたのです。激動の時代を力強く生きた女性たち。その愛用の品を鑑賞しながら、在りし日の姿を思い浮かべてみてはいかがでしょう。

公式サイト

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