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茶の湯はニッポンの美の革命!千利休も古田織部もチェゲバラの同志だった? 和樂編集長セバスチャン高木

絶賛発売中!和樂4月号で革命が起きた!

みなさんこんにちは。和樂6代編集長のセバスチャン高木です。いつもですと、当コーナーは和樂公式キャラクターだったアンドリュー橋本が担当しているのですが、アンドリューが今年の元日に和樂のフェイスブック上で突如、「私、ふつうの編集者に戻ります!」と公式キャラクターから引退を宣言してしまったため、本号は私、セバスチャンが見所を解説させていただきます。アンドリューの引退理由に関しては、INTOJAPAN(和樂発のウェブマガジンです)スタッフのYuが現在調査中ですが、どうやら原因は私がたびたび「もう公式キャラクターやめてもらうよ」的発言をしたことにあるようです。アンドリューの見所解説を楽しみにしていたファンのみなさまには謹んでお詫び申し上げます。

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茶の湯★革命ってなんだ?

さて、アンドリューのことは置いといて、まずは和樂4月号の表紙をご覧ください。「茶の湯★レボリューション」って書いてありますよ!いや、書いてってお願いしたのは私でした。「え?茶の湯★レボリューション?」「直訳すると茶の湯★革命?」「何か間違ってない?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、まったくもって見間違いではありません。わびさびとか、静かなものといった印象が強い茶の湯ですが、実は茶の湯の歴史は、千利休、古田織部、益田鈍翁、柳宗悦といったニッポンの美の革命家達が積み上げた「革命の歴史」そのものだったのです。今回の特集では、あの手この手で皆さんが持っている茶の湯のイメージとは違った茶の湯の姿をご紹介します。

曜変天目VSゴッホの「星月夜」!

まず、茶の湯と言えば茶碗。茶碗と言えば茶の湯ですが、和樂名物対決シリーズ、今回は茶碗でやっちゃいました!しかも、名茶碗同士の対決ではなく、茶碗が闘う相手は世界のアート。これは「プロレス最強論」を唱え、空手家や柔道家と闘ったアントニオ猪木の異種格闘技戦、あるいは、最初はボクサー同士の闘いだったのに、闘いのインフレーションを起こしてしまい、しまいにはギリシアの神々とボクシングをする羽目になった「リングにかけろ」に通ずるところがありますね!ですが、曜変天目とゴッホ、織部茶碗とピカソ、尾形乾山とミュシャを比べてみると、「なに、茶碗って世界のアートにも負けてないじゃん」(いや、確かに勝ち負けの問題ではないんですが)という新しい見方ができるんです。いやー、茶碗ほんとすごいですよ!


▲「黒」の引力には抗えない..静謐の美!


▲華やかさも幾何学模様もお手のもの!デザインの美!


▲土の迫力、土の滋味。土こそすべて!大地の美!

利休

チェゲバラ、和樂に初出演!

織田信長、豊臣秀吉の茶頭となり、「わび茶」を確立した千利休。彼は、茶の湯をお茶の世界から解き放ち、人生そのものへと昇華させました。利休は、室町時代の足利将軍家で形作られた茶の湯の概念をことごとく変革し、時に権力者にも抗いながら、独自のもてなしを極めました。その人生は、茶の湯の革命に捧げられたといっても過言ではなく、その意味で、利休は革命に己のすべてを捧げたチェゲバラと並び称されるのです。なんとなく、いかめしい印象の利休ですが、禅画の名手仙崖さんによると上の画像のようなかわいい印象に。実はこれも茶の湯★レボリューションの一環だったりして。

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茶の湯には3つの楽しみがある!

和樂にとって茶の湯の楽しみは3つあります。ひとつは、「知る楽しみ」。これは上に挙げた「名茶碗VS世界のアート」であるとか、「千利休の茶の湯★レボリューション」といった知識としての茶の湯の楽しみです。二つ目の楽しみは、本号で紹介する「茶の湯ライフで毎日の幸せ革命」のように茶の湯を「暮らしに取り入れる楽しみ」。そして、最後の楽しみが「見る楽しみ」。特にこの春は、東京国立博物館で史上最大規模の「茶の湯」展が開催されたり、東京国立近代美術館で「茶碗の中の宇宙」展が開催されたりと、茶の湯をテーマにした展覧会が目白押しです。もちろん、本号では、この展覧会に関する情報も満載です!

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若冲と北斎の名画で春を堪能!

和樂と言えば付録というイメージがすっかり定着した今日この頃ですが、4月号の付録もえらいこっちゃ!になってますよ。その名も「”和ごころ”お花見セット」!!!なんと、北斎と若冲の名画でニッポンの春を堪能してしまおう!という贅沢な企画なんです。しかも、和ごころセットなのに懐紙とコースターという組み合わせ。ですが、北斎の富士山コースターも若冲の桜の懐紙もかわいいのなんのって!これがあれば自宅でのお茶が一気にお花見気分になりそうです!

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この春は絶景鉄道でGo!

「旅とは過程を楽しむものである」とはよく言いますが、確かにそうですよね。目的地を決めて、そこまで最速の手段で行って帰ってくる旅ももちろんよいのですが、旅の醍醐味って移動そのものにもあります。松尾芭蕉も西行も種田山頭火も、古来日本人は道程そのものを旅の魅力としてきました。そんなニッポンの旅の伝統を受け継ぐ旅、それが今回ご紹介する絶景鉄道の旅です。列車でとことこと揺られながら、ふと車窓から外を見るとそこに広がるのは日本ならではの美しい自然。しかも、ビールや日本酒片手に駅弁までほおばっちゃったりして。これを知らずしてニッポンの旅は語れません!「絶景鉄道でGO!」は、旅とは何なのか?を今一度見直す企画でもあります。

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ポスト若冲はだれだ?

春はまた、日本美術の季節でもあります。去年の若冲展すごかったですよね。今、日本美術界は、昨年の若冲展で卒業を発表した若冲に代わるセンター争いが激しくなってきています(もちろん、私どものようなメディアが勝手に騒いでいるだけですよ!)。河鍋曉斎海北友松雪村周継など、この春は話題の展覧会がいっぱいですが、和樂のイチオシはやはり河鍋曉斎。今回の特集では、あまりに画業が広すぎてとらえようのない河鍋曉斎の魅力に迫ります。話題の友松、雪村、そして、まだあまり知られていない渡辺省亭という印象派の画家たちに強い影響を与えた絵師のこともフィーチャーしますよ!

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しかし、私による最新号の見所紹介。どうも堅苦しくなっていけません!アンドリュー、もうつめたいこと言わないから「プリーズ・カム・バック!」。あのモハメドアリも3度引退しながらその都度戻ってきたことだし、だれもアンドリューの引退宣言なんて気にしてないんだから!

和樂編集長 セバスチャン高木

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