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車を走らせ、東へ西へ! 美術館をめぐる旅 第4回 徳川美術館 PART2

紀伊、水戸とともに、徳川御三家として繁栄した尾張徳川家。名古屋城を居城とし、62万石にも及ぶ石高をもって繁栄した尾張徳川の家宝を公開しているのが、名古屋市の徳川美術館です。武具から調度品、茶道具に能装束まで、尾張徳川家に伝わる大名道具の数々は見応えたっぷり。世界のプレミアムカーとともに充実のカーライフを提供するヤナセがおすすめするメルセデス・ベンツ Cクラスのカブリオレで、新緑の季節を満喫する街中ドライブと、徳川美術館での美品鑑賞をどうぞ。
デコってる風なフロントスポイラーや、キュッと上がったリアエンドなどが、スポーティになりすぎず女性好みな印象。ボディ、幌、シートのカラーラインナップも絶妙。

源氏物語絵巻から名刀まで、胸キュンな大名道具を愛でに [後半]

文・野地秩嘉

婚礼調度

同じく国宝に指定されているのが「千代姫婚礼調度」。蒔絵などで装飾された乗物(大名駕篭)挟箱、箪笥、鏡台、化粧道具、文房具から長刀、刀剣、染織品まで全70点がセットになった国宝だ。調度品で、しかも数十点のセットが国宝となっているのは。これだけである。同館には他にも福(さち)君婚礼調度、従(より)姫婚礼調度など、3点の調度セットが収蔵されている。婚礼調度を集めて保存しようという情熱は名古屋人の思い入れなのだろうか。調度品の細工を見ていると、作るのには相当の時間がかかったものと思われる。婚礼が決まると同時に、「さあ急いでやるぞ」と職人たちは短い時間のなかで頑張ったのだろう。それでも、細部まで緻密、精密にできていて、江戸時代の職人の技術の確かさを感じてしまう。
右は千代姫が尾張徳川家に嫁いだ際の婚礼持参品の一部、「初音蒔絵香盆」。源氏物語の初音や胡蝶の帖の和歌を意匠とした調度品など、約70件が一括して国宝に。展示替えをしながら常に公開されている。刀剣や武具、能装束に能面、茶道具、書院の室礼まで、見ごたえ十分。

また、婚礼調度のなかには、ひな人形がある。これもまた徳川美術館の所蔵品として知られたものだ。そして婚礼調度を展観する際には、ひな人形、ミニチュアの婚礼調度セットも展示される。ミニチュアには長刀、刀剣も入っているが、細部まで目を凝らすと、本物の短刀とミニチュアのそれは同じとうこうが作ったものとわかる。当時の一流職人が全力投球した調度品であり、ミニチュアのセットだ。徳川美術館にはこのほか、さまざまな美術品がある。武具や調度品のほか、能舞台に展示された能装束や能面。茶室、茶碗などの茶道具、絵巻物、図屛風、書。総合美術館なのだが、考えてみれば、いずれも武家の生活に必要な品物である。刀剣や鎧兜は現在でこそ生活必需品ではない。だが、当時の武士にとっては日々、身近に置いていた必需品だ。
館内に能舞台をもつ徳川美術館。能装束や能面なども展示されている。

こんな空想をしてみた。たとえば、今から300年後に誰かが生活必需品のミュージアムを作るとする。すると、そこには現在、わたしたちが使っているPC、スマホから自動車までが展示される。徳川美術館が収蔵しているものとはつまりはそういうものだ。実用が前提であり、しかも、繊細で優美なデザインのものだ。なんといっても、使っていた人の姿を想像できる収蔵品である。たとえば、福君(さちぎみ)の乗物(大名駕篭)などは現在の人間ひとりが乗ると相当窮屈だろう。福君の身長は現在の女子よりも小さいことがわかる。

刀剣の美は想像力だ

さて、徳川美術館の収蔵品でもっとも充実しているのが刀剣だ。考えてみれば徳川家は江戸時代において最大最強の軍事集団なのだから、刀剣や銃砲を多数所持していてもなんの不思議もないのである。刀剣については、国宝に指定されているものが十振、重要文化財が十九振、重要美術品が二十三振、名物とされる刀剣が二十三振となっている。名物とは刀剣のなかで、特に姿が優れているとされたもののことだ。「刀剣は形式や姿で名称が違います」吉川さんの解説だ。「太刀(たち)は刃が下になるように腰から提げた(佩いた)もので、主に平安時代から室町時代まで使用されました。刀は太刀に代わり、室町時代中頃から江戸時代まで用いられたもので、刃を上にして、帯に差します。脇差は30センチから60センチ、短刀は30センチ以下のものを言います」

徳川美術館ではつねに刀剣を展示している。なかでも人気があるのは次の3点だろう。
(一)「太刀 銘 長光 名物 津田遠江長光」(国宝)
(二)「刀 無銘 一文字 名物 南泉一文字」(重要文化財)
(三)「短刀 無銘正宗 名物 包丁正宗」(国宝)
国宝、重要文化財になっているから、いずれも姿のいい刀なのだろうけれど、わたしたちが「さすが」と思うのはそれぞれの持ち主である。
(一)は織田信長のもので、明智光秀が本能寺の変の後に奪った刀。後に五代将軍徳川綱吉が所持した。(二)は豊臣秀吉から秀頼へ渡り、さらに家康へ贈られたもの。(三)は家康の遺品だ。戦国時代の3人が持っていた刀だからという価値もあるのだろう。信長、秀吉、家康がその手で持っていた気配をうかがいながら鑑賞するとわくわくする。

同館には大小さまざまの太刀、刀、脇差、短刀があるのだが、どれを見ても、危ないという印象を持つことはない。美しい、冴え冴えとしているとは感じるけれど、気味が悪いとは思えない。たとえば、マグロをさばく大きな包丁がある。あれが目の前に抜き身で置いてあったら、さぞ恐ろしいと感じるだろう。長い刃物を見て、美しいと感じるのは美術館にある刀剣だけだ。見た人間に不気味さを感じさせないところが、ここにある刀剣が芸術品であるゆえんだ。隣接する蓬左文庫(ほうさぶんこ)とともに、徳川美術館を存分に楽しもうと思ったら半日はかかるだろう。だからなるべく朝早く行ったほうがいい。しかし、市内にあるのに公共交通機関の駅からはかなりの距離を歩く。学芸員の吉川さんはふーっとため息をついてから言った。「そうなんです。名古屋という町は、車で動くと便利なようにできているのです」だから、徳川美術館へは車で行ったほうがいい。

美術館をめぐる旅〜名古屋編ガイド〜

車線が多く道幅が広いので気持ちよく運転できる、ドライブ向きタウンでもある名古屋。スタイリッシュなメルセデス・ベンツ Cクラスのカブリオレで、幌を開けて颯爽と走りたい!尾張徳川家の繁栄をしのぶ観光や美術鑑賞だけでなく、独特の食文化が根付いている町だから、食事も大充実の旅になるはずです。名古屋ドライブ旅を満喫するための〝とっておき〟へご案内します。

徳川園

美術館のあとにはココにもぜひ!
見立ても楽しい池泉回遊式庭園で美術品鑑賞の余韻にひたる

尾張藩2代藩主の光友が隠居所として造営した屋敷を起源とする都市公園。矢田川の河岸地形を生かした滝や立体的な岩組、中国の景勝地西湖を模すなど、日本庭園に異国情緒を取り入れた大名庭園の様式を残す。

住所/愛知県名古屋市東区徳川町1001 地図
TEL/052-935-8988
開園時間/9時30分~17時30分(入園は17時まで、催事等で変更の場合あり) 
休園日/月曜と年末年始(月曜が休日の場合は開園、直後の平日休園) 
入園料/一般300円(徳川美術館・蓬左文庫との共通観覧は1,550円)

鳥開 総本家 名駅南店

名古屋の郷土グルメはココで!
手羽先の唐揚げもすき焼きもやっぱり名古屋コーチン!

名古屋コーチンや三河赤鶏など、厳選された素材と地産地消にこだわる鶏料理専門店の『鳥開』。身が締まっていて弾力に富み、コクのある旨みをもつ名古屋コーチンが、手羽先の唐揚げや親子丼、水炊きのほか、名古屋ならではのすき焼き〝ひきずり〟でも楽しめる。名駅南店のほか、市内に7店舗あり。

住所/愛知県名古屋市中村区名駅南1-17-14 地図
TEL/052-561-7705
営業時間/11時30分~14時(月曜~金曜のみ)、17時~24時(日曜・祝日は23時まで) 
定休日/無休 
名古屋駅南側「笹島」交差点よりすぐ、駐車場なし(近隣に有料駐車場あり)

メルセデス・ベンツ
C 180 Cabriolet Sports

名古屋をドライブしたのはこのクルマ!
オープンエアの爽快感を街乗りで

主張しすぎないけれど目をひくデザインのカブリオレ。さりげなく洒脱な内外装で、ビルが立ち並ぶ街中でも、潮風に吹かれる海沿いの国道でも、景色にすっと溶け込む。安全性と快適性を高め運転ストレスを軽減するレーダーセーフティパッケージ(安全運転支援システム)が搭載され、気持ちのいいドライブが楽しめる。
開発当初からオープンモデルを考慮して設計された高剛性ボディ。そしてスポーティさとスタイリッシュさを兼ね備えたデザインは、洗練かつキュート!フロントシートのヘッドレストには、首元を温風で暖めるエアスカーフを採用。

●メルセデス・ベンツ C 180 カブリオレ スポーツ 右ハンドル 9速A/T 総排気量1,595cc 全長4,705㎜ 全幅1,810㎜ 全高1,405㎜ 車両本体価格6,060,000円(税込)
※撮影車両はオプション装着車

問い合わせ先/ヤナセ 0120-35-5587 www.yanase.co.jp/

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–撮影/永田忠彦 構成/小竹智子-

前半【車を走らせ、東へ西へ! 美術館をめぐる旅 第4回 徳川美術館 PART1】はこちらから!

第1回【車を走らせ、東へ西へ!美術館を めぐる旅 土門拳記念館】はこちらから!
第2回【車を走らせ、東へ西へ!美術館をめぐる旅 石川県立美術館】はこちらから!
第3回【車を走らせ、東へ西へ!美術館をめぐる旅 岡田美術館】はこちらから!

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