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2017.03.15

松江お楽しみガイド!水都の美しさと茶の湯の文化に感激!!

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奥ゆかしい城下町には旅人の琴線に触れる文化、食、美空間が待っている

城下町、松江。その文化の核となっているのが茶の湯です。江戸後期の大名茶人で松江藩7代藩主の不昧公(松平治郷)が食文化や美術工芸を発展させ、今なおその影響が色濃く残っています。

中村茶舗

まずは松江の人々が愛飲する、芳醇なる抹茶を求めて、老舗の中村茶舗へ。明治時代に発明家の初代が日本初の電動石臼をつくり、現在も40台の石臼が動く様子が見学できます。この挽きたての抹茶が格別。人肌の温度で丹念に挽かれることでクリーミーな香りが立ち、喉越しがなめらか。穏やかな甘みも印象的です。
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皆美館

松江しんじ湖温泉・皆美館(みなみかん)に宿をとれば、こちらもまた松江文化の結晶です。名物の皆美家伝・鯛めしは、汁かけご飯を好んだ不昧公の御殿料理に着想を得たもの。釜炊きの仁多米(にたまい)に繊細な鯛のそぼろや薬味、秘伝の特製だしをかけて。さっと食べられるものでありながら、手間と色彩美が備わり、もてなしの心がしみじみ心に響きます。
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八雲立つ風土記の丘

古代の出雲文化を紹介するこちらの人気者は愛らしい埴輪「見返りの鹿」(重要文化財)。周囲は遺跡や古墳が点在し、無料レンタサイクルで巡る手もあり。
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すし割烹 井津茂

江戸時代、そば店としてのれんを掲げ、約50年前にすし割烹に。島根半島近海の海の幸を存分に味わいたい。「すし割烹コース」は¥3,500~¥15,000。醬油には地元2社のものが調合され、魚介類の繊細な味わいを引き立てている。醸造蔵の多い松江、地酒も充実している。このほか、「そばの実薯蕷蒸し」も人気。そばの実のプチプチとした食感と香りが絶妙。
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松江城

破風が羽根を広げたようであることから別名、千鳥城とも言われる松江城。
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中村茶舗

住所/島根県松江市天神町6 地図
営業時間/9時〜16時

皆美館

住所/島根県松江市末次本町14 地図

八雲立つ風土記の丘

住所/島根県松江市大庭町456  地図
会館時間/9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日/火曜日

すし割烹 井津茂

住所/島根県松江市末次町20 地図
昼 11:30~14:00 (LO 14:00)
夜 17:30~21:30 (LO 21:00)
定休日/月曜日

松江城

住所/島根県松江市殿町1-5 地図

工芸や手仕事、郷土料理など参拝後のお楽しみが充実しているのも、出雲と松江の魅力です。両エリア間は車でも電車でも60分程度なのでセットで巡ってみませんか?

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