27か国76人の作品が大集合!板橋区立美術館で開催「ボローニャ国際絵本原画展」

27か国76人の作品が大集合!板橋区立美術館で開催「ボローニャ国際絵本原画展」

目次

約1年の大規模改修工事を終えた板橋区立美術館。リニューアルオープン第一弾の展覧会である「2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展(以下、ボローニャ展)」が6月29日(土)からスタートしました。板橋区立美術館主催のボローニャ展は今年で38回目。展覧会では、2019年のボローニャ展で入選した27か国、76人のイラストレーターの作品が勢ぞろいしています。 絵本の“今”を知る貴重なチャンスをお見逃しなく!

新人イラストレーターの登竜門「ボローニャ国際絵本原画展」とは?

イタリアの北部にある古都ボローニャをご存知でしょうか。ヴェネツィアとミラノ、フィレンツェの間に位置する街で、最近ではサッカーの冨安健洋選手が移籍をした街としても話題になっています。

そんなボローニャの街では、毎年春に児童書専門の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」が開催されています。50年以上の歴史を持つこのブックフェアには、毎年、世界中から1,000以上の出版社が出展。版権の売買はもちろんのこと、子供を対象とした書籍やさまざまなコンテンツが、世界中へと広がる大切な足場となっています。

このブックフェアが主催する児童書のイラストレーション・コンクールが、今回の展覧会「ボローニャ展」です。ブックフェア創設の3年後から始まったボローニャ展は、ブックフェアの中のひとつのイベントではありますが、日本での巡回展のように中国や、2019年からは韓国でも展覧会がおこなわれます。

76人の入選作品が掲載された図録は見ごたえあり

さらに、イタリアやアメリカなど世界中で公式カタログが配本されるので、入選者の作品が長期に渡って国際的に知れ渡るチャンスにもなっています。

コンクールは18歳以上であれば応募でき、出版・未出版に関係なく、また有名・無名にかかわらず1人5枚の応募作品が同じテーブルに並べられて審査されます。全ての人に平等にチャンスが与えられることから新人作家の登竜門としても広く知られ、入選は多くのイラストレーターたちの憧れとなっています。

2019年入選者76名の原画が勢ぞろい

2019年は62か国から2,901名、14,505枚の応募があり、その中から27か国76名のイラストレーターの作品が選ばれました。

日本からは、ちとせちとせ、平佐実香(MICAO)、イケガミヨリユキ、井上陽介、工藤あゆみ、まえだよしゆき、間中ムーチョ、ミヤタタカシ、たなかやすひろ、東郷なりさ(敬称略)の10名が入選しました。

色彩豊かで繊細に描かれるちとせちとせの作品は日本でもすでに人気!

世界中のイラストレーターたちが憧れる入選を決定する審査員はというと、編集者やイラストレーター、教師など国籍や経歴、職業などがバラバラで、それぞれに違ったものの見方や感じ方をする5人が毎年入れ替わりで選ばれます。

テーブルに並べられた莫大な量のイラストの中から入選作品を選ぶという、気の遠くなるような作業を乗り越えて選んだ結果、世界中のイラストレーションの“今”を知ることができるボローニャ展での入選作品が誕生します。

今回、大きな見どころとして注目したいのは、作品の多様性です。

“チルドレンズ・ブックフェア”という名前が付いているように、可愛らしく子供との会話が弾みそうなイラスト…と思いきや、中には子供が見たら少し怖いかもと思うような作品も見られ、まるでそれぞれが違うコンクールに出品されたかのような作品の多様性が感じられます。偏ることなくまさに多様性に富んだ審査基準で作品が選ばれているように感じました。

絵本原画展ならではの楽しみ方

今回の展覧会を主催する板橋区立美術館の広報・渡辺俊夫さんに絵本原画展であるボローニャ展の楽しみ方をおうかがいしました。

・比べることを楽しむ

――絵本の原画展と聞くと、美術の知識が浅い私にも入りやすい展覧会に感じました。

お子さまと一緒にファミリーで来られる方はとても多いですよ。一方、ひとりで来られる方もたくさんいらっしゃいます。絵本にはなっていない原画でも、ひとつひとつの絵に物語があるので、お話をしながら見ても、じっくりと鑑賞しても、どちらも楽しめるのだと思います。

また、既に本になっている原画を鑑賞するときには“原画と絵本を見比べる”という見方もおススメです。原画と完成物の違いを見比べることは面白く、印刷物になってからではわからない原画の大きさや凹凸なども実際に感じることができます。

さらに、原画の横には全てにキャプションが付いています。その作品で「使用した道具」や「技法」などが書かれているので“アクリル”と“混合技法”など、隣り合った作家さんの、違う技法を見比べることも面白いですよ。

あとは、新人の登竜門となっているボローニャ展ならではの“これからの人”を見つけるという楽しみもありますね。有名無名問わず受賞される人はさまざまですが、未来の◯◯を見つける! という視点で見るとまた違った見方ができるかもしれません。

ちとせ ちとせ(日本)「ごちそう」

・多様性がキーワード

――“チルドレンズ”という名前が付いているので、子供向けの絵本かと思いきや、さまざまなタイプがあって驚きました。

個人的な意見なのですが…。子供向けだからといって、明るくきれいに描かれているものだけが絵本のイラストレーションとして評価されているというわけでもなさそうです。入選作品の中には、とても抽象的なものや風刺のような作品もあります。


サンドロ・バッシ(ベネズエラ)「ナショネイリアン」

例えば、こちらのイラストは少し不気味な雰囲気がありますね。

――子供が見ると、きっと怖がると思います。

こういった作品も入選していることは事実です。つまり、コンクールの入選者も、そして審査員もとても多様性に富んでいるということです。

・隠しメッセージを探せ!

ところで、今回のパンフレットには隠しメッセージが入っているのですが…。

――それをおうかがいしようと思っていました!

イラストをお願いした工藤あゆみさんは、言葉をとても効果的に使うことが特徴の作家さんで、本人の提案もあり今回のように言葉を入れたデザインになりました。


こちらの作品は今回のポスターやパンフレットのための描き下ろしです。入場チケットにもちょっとした仕掛けがあるので、原画展示と合わせてお楽しみください。

――ここでは隠しメッセージの正解発表は控えます。答えは、実際のパンフレットやポスターの中で!

・ギャラリーデビューで新たなアートの楽しみ方

ぜひおすすめしたいのは「ギャラリーでの作品鑑賞」です。

――ギャラリーには行ったことがないのですが「関係者ばかりが出入りしている」「高い絵を買わされる」という(だいぶ偏った)イメージなのですが。

全然そんなことはありません! そのギャラリーにもよりますが、大きな特長に、展示作品を購入することができることや目の前の作品を制作した作家が在廊することがあります。ギャラリー鑑賞は作家や作品に、より近づくことができると思います。

――たしかに、私も今回作家さんとお話する機会があり、一瞬でもお人柄に触れたことでたしかに作者に親近感がわき、作品自体もグッと近くに感じました。

今回、ボローニャ展では関連企画として、都内各地でボローニャ展に入選経験のあるイラストレーターたちの展示が行われています。ぜひこれを機にお出かけしてください!
ボローニャ展関連企画スケジュールはこちらから:http://www.itabashiartmuseum.jp/others/

注目したい3つの特別展示

35歳以下対象「国際イラストレーション賞」受賞者の絵本原画19点

ブックフェアの中で2010年から始まり、今回で第9回目となった「国際イラストレーション賞(ボローニャ・SM出版賞)」は、ブックフェアとスペインのSM財団が入選者の中から35歳以下を対象に選ぶ賞です。受賞者は、賞金15000ドルに加えSM出版から絵本を出版する権利が与えられるとあり、大きなチャンスを伴った賞となっています。

ヴェンディ・ヴェルニッチ「動物園(La casa de fieras)」Ediciones SM

展示は第9回の受賞者ヴェンディ・ヴェルニッチが出版した「動物園」です。2019年3月のブックフェアで発表された新作絵本は、原画展も開催され注目を集めたそうです。今回の会場でも原画と共に絵本が置かれおり、両方を行ったり来たりして“見比べながら”鑑賞する楽しみ方ができます。

翌年のブックフェアメインビジュアルを任されるイラストレーター

ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアでは、入選者の中からさらに1名が選ばれ、翌年のブックフェア全体のメインイメージに関わる制作を任されます。2016年からスタートした「ビジュアル・アイデンティティ」と呼ばれるこの企画、キアラブ・デザインスタジオと入選者の1人がワークショップ形式で共に制作を進めます。

2019年のブックフェアのテーマは「子どもに向けたコンテンツの舞台」。2018年に入選者から選ばれたロシアのマーシャ・チトワは、入選が決まるとすぐにプロジェクトに参加、テーマに沿ってデザインの構想がスタートしました。

展示では、その制作過程を見ることができます。マーシャ・チトワのイラストを元にしたチャートや、さまざまなイメージなど、ひとつのプロジェクトのスケッチから完成型へのプロセスが見て取れるのはとても興味深いものです。

ヨシタケシンスケ氏も受賞したボローニャ・ラガッツィ賞

ブックフェアでは出展する出版社が応募した中から優れたものに「ラガッツィ賞」という賞が与えられます。過去2~3年に出版されたオリジナル作品を対象としたこの賞は、“フィクション”“ノンフィクション”“新人賞”などの各部門があり、2019年はそれに加えて赤ちゃん絵本の特別賞が設けられました。

過去の特別賞受賞をした日本人作家を見てみると、「もう ぬげない(ブロンズ新社)」で受賞したヨシタケシンスケ、いわさきちひろや安野光雅、三浦太郎や酒井駒子(敬称略)といった日本を代表する絵本作家たちが名を連ねています。

入選者、工藤あゆみさんにインタビュー

鮮やかな発色に独特のキャラクターがパッと目が引く今回のボローニャ展のポスター。イラストを手掛けた、2019ボローニャ展入選者の工藤あゆみさんにお話をうかがうことができました。

…というのも、ボローニャ展の会場には、ゆったりと腰を下ろして入選者の絵本を読むことができるコーナーがあり(深く腰かけて美術館の静けさの中で読む絵本はおススメです! )そこで入選者の絵本をいくつか手に取った中に、工藤さんの著書「はかれないものをはかる」という本がありました。

「すごく元気な日のサイズを測る」

「いらいらのトゲの密度を測る」

「ふとんのぬくもりを測る」

温かくて強い言葉たちと一緒に、まるで心の中に住みついているかのような不思議なキャラクターの動きがとても印象に残りました。

さらに別の一角で流されていた入選者のコメントVTRの中で見た、お子さまを抱っこして授賞式に参加され、とても穏やかな笑顔でコメントされていた工藤さん。一度お話を聞いてみたい! と、美術館のオープニングレセプションに参加されていた際にお声かけさせていただいたのです。(取材内容は後日おうかがいしました。)

――ボローニャ展には何度か応募されてきたのでしょうか。

2002年からイタリアに暮らしていますが、すぐにこのコンクールを知って応募しました。以来毎年、秋に応募して翌年の春にボローニャの見本市で1年に1度会える人たちとの再会を喜ぶ、が続いています。

――2012年にも一度入選されていますが、今回の入選を聞いた時はいかがでしたか?

ここ3年は子供を育てながらの応募です。毎日を無事に終えることに精一杯で…。娘は寝ないし夜泣きも頻繁な子なので、1日がリセットされることなく続いている感じです。

入選を聞いた時は、締め切り前の3日間、主人が子供を見てくれたので、何を描くか考える時間が少しだけもてたことを思い出しました。でも何を描いたかすぐには思い出せなくて、それよりもあの時の「やっと私の順番が回ってきた! やっと! 」の“やっと!!”という記憶が私の中でリバース&リピートされて…小さい人間ですみません。

写真手前:工藤あゆみ「大丈夫だよ。」 写真奥:平佐実香(MICAO)「イソップものがたり」

――なるほど…お子さんが小さいということですが、制作はどういった時間を使っておこなわれているのですか?

以前はアーティストとして日々通電状態で、日常や世界を観察し時々スイッチをオンにして制作するといった感じでしたが、子供が産まれてからはママスイッチが常にオン状態です。

子供に関われば関わるほど彼女を通じて知る人間というものが魅力的で興味深く示唆に満ちていて、ママスイッチを切らしてもらえないし、と同時に私自身が切りたくない気持ちもあります。時間が欲しいなと思うときに主人に子供を可能な限り、最長時間みてもらい、完全にママスイッチを切って描くのが理想なのですが現実は難しいです。

以前は、感じたことを色んな角度から俯瞰して、それから絵と言葉に落としていましたが、今は子育ての日々の中で感じたことを、かなり直に描いています。時間もないですし、感じることが私にとっては強烈で感動的でまどろっこしくできない、迂回し難いかんじです。

――入選された原画について、工藤さんご自身でこだわった部分などはありますか?

和紙に描いた作品は初めてだと思います。私は「つけペン」と「インク」を使いますが、どうさ(絵画制作などの際にあらかじめ紙などの上に塗っておく、にじみを防ぐ液)の引かれていない和紙が支持体だと、インクがにじむし和紙の繊維がペン先にひっかかります。
それによって“思いがけない線やにじみが次々に生まれること” “常にペン先がひっかかって描き心地の手応え十分なところ” “一旦ペン先を紙におろしたら迷っている暇が一瞬もない” というところが子育てと重なり、絵のコンセプトにあっていると思い和紙を使いました。

――とても印象に強く残る言葉が多く感じたのですが、工藤さんのイラストや作品の内容のヒントや考えのモトとなるのはどんなものがありますか?

「自分の過去を自分で笑いとばいしたい願望」「私に関わってくれた人々への感謝」などです。

――絵を描くことや文章を考えることは、子どもの頃から好きでしたか?

本を読むことは好きでしたが、文章を考えることは特に…。絵を描くことは全く好きではなかったです。

野球と水泳が大好きでした!

――新刊の「ママのため息」にはママや子ども、パパが出てきますが工藤さんの日々の暮らしなどでヒントとなることはあるのでしょうか。

この春イタリアの本屋さんで紙芝居という日本文化を紹介するというイベントを企画しました。そこで「あゆみも紙芝居つくってよ」というリクエストがあり、初めてストーリーがある作品を描きました。それが「ママのため息」です。

子供が産まれて、ため息や深呼吸ができないほど張り詰めた日々でした。この命を守らなければと常に緊張し、そして外国で私と主人しかいない中「パパNO! ママがいい! 」が満載の子育てで、自分しかいない! と体力的にも精神的にも追い詰められていたと思われます。

去年の冬から、半日間、保育園に預ける生活がスタートしました。保育園に行き始めて2か月後くらいの時、1人の時間にひたすら深呼吸のようなため息を繰り返しついている自分がいて、それで初めて産後ずっと深い呼吸をしていなかったことに気づきました。

不安や疲れがため息となってあふれそうな時も子供にそれが届かないように無理やり飲み込むように過ごしていたと思います。でも、子供と関わる中で、ため息をいっぱいついても、疲れをみせちゃっても、どんな状態のママでも子供はママがびっくりするぐらい大好きなんだなと徐々に分かって…。

ママのため息で遊んじゃうぐらい子供って強くてファンタスティックで愛に満ちてるから安心してため息ついていいんだよ、パパもいるしね、という作品になりました。

ため息は疲れや心配や悩みでできてるけどその根本には相手への愛や真剣さがあるからであり、灰色だけでなくピンクのため息も描いています。また、本には透明折り紙で作った紙風船を同封しました。膨らましてみて、ため息ってなにでできているのか観察してみてください!

――8月2日には愛媛・松山の本屋「本の轍」にて、「ワンデイあゆみフェア(仮)」が開催予定。これまで出版された本と新刊が並び、工藤さんも在店されるそうです。また、9月3日~8日には兵庫・西宮市にあるギャラリーSHIMAでは「工藤あゆみ個展“0人目の恋人”」が開催予定。工藤さんは9月3、7、8日に在廊、7、8日には紙芝居「ママのため息」を上演する予定となっています。そのほかにも、イタリアに再び戻るまでの間、日本でのイベントにたくさん参加されるようなので、ぜひチェックしてください。

◆工藤あゆみさんのイベント予定や新刊については公式サイト

コラボコッペパンサンドが美味な限定ショップOPEN

板橋区立美術館では、会期中ボローニャ展限定ショップが登場しています。

ボローニャ展入選者の作品を中心にたくさんの絵本やグッズなどが並んでいるので、展覧会で見つけたお気に入り作家のグッズを持ち帰るのも楽しみのひとつですね。

絵本やグッズが並ぶ中、地元店とコラボレーションしたボローニャ展限定商品がありました。この日は美術館からほど近い「のぐちやBakery」とのコラボで作られたコッペパンサンドがずらり!

学芸員の渡辺さんおすすめ、「ジャンボフランク(340円)」と「五色豆十勝あずきクリーム(230円)」を購入。地元で愛される老舗パン屋さんのふわふわコッペパンに、最初から最後まで食べ応えのあるジャンボフランク&ほど良い甘さの五色の甘納豆が美味でした。お昼時には次々と売れて行き、ジャンボフランクはいち早く売切れでしたのでお早目に!

見つけてしまいました。パンが入った袋に貼られたシールまでカワイイ! こちらはボローニャ展に入選経験のある、むらかみひとみさんのデザインです。この日は残念ながら置かれていなかった、もうひとつのコラボ商品を担当する地元レストラン「イタリアごはんとおやつ クラリ(下赤塚)」では、現在、版画展「むらかみひとみちいさな版画展『わたしのお花』」が開催中。さらに、8月4日(日)に美術館で開催される親子向けワークショップ(申し込みは7月20日9時から電話にて先着)には講師としてむらかみさんが来館されます。こちらも要チェックです!

講演会やワークショップなどのイベントも目白押し

展覧会期間中にはさまざまな講演会やイベントが開催されます。

2019年8月11日(日)14:00~15:30に開催される「2019ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア総復習」では、絵本評論家の広松由希子さんと板橋区立美術館館長代理の松岡希代子さんがボローニャ展を主催するブックフェアについて講演します。

ブックフェア期間中はボローニャの街中でもさまざまなイベントが行われるそう。毎年ブックフェアを訪れているという広松さんと松岡さんが、今年のブックフェアの様子や近年の動向、今後の展望などについて語ります。

また、テーブルトーク「海外で活躍するボローニャ展入選者に聞く」では、これまでにボローニャ展に入選し、海外で出版経験のある作家が、どんなきっかけから絵本の出版に至ったのか、編集者とどんなやりとりがあったのかなど貴重なお話が聞ける予定です。

登壇者は、7月20日(土)コクマイトヨヒコ・宇野和美(スペイン語翻訳家)、27日(土)小山友子・広松由希子(絵本評論家)、8月3日(土)岡田千晶、10日(土)miyauni。いずれも14:00~15:00、先着100名、聴講無料で世界的に活躍する作家さんのお話を聞くことができる貴重な機会です。

4館連動企画「夏はぐるーっと絵本展めぐり」

さらに絵本の世界を楽しみたい! という方に。この夏、絵本展を開催する他の美術館との相互割引が行われます。下記の展覧会の観覧券(半券可)を受付で提示することで、ボローニャ展の観覧料が割引になる連動企画。この機会に絵本展めぐりはいかがでしょうか。

ちひろ美術館・東京

  • 2019年5月11日(土)~7月28日(日)
    「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」ほか
  • 2019年8月2日(金)~10月27日(日)
    「ちひろさんの子どもたち」谷川俊太郎×トラフ建築設計事務所

安曇野ちひろ美術館

  • 2019年5月17日(金)~7月16日(火)
    「信州花フェスタ2019開催記念 ちひろ・花とともに生きて」ほか
  • 2019年7月20日(土)~9月30日(月)
    「童画の国のパイオニアたち-日本童画家協会の7人-」ほか

うらわ美術館

  • 2019年7月13日(土)~8月28日(水)
    「ブラスティスラヴァ世界絵本原画展-BIBで出会う絵本のいま」

ひとりで家族でお友達と。誰と来ても楽しめる

絵本というとても身近なものの展覧会は、家族やお友達とも出かけやすいものではないでしょうか。制作に関わる人の想いや背景を知ることのできる原画展は、子供の頃に読んだ記憶のある絵本をもう一度手に取ったり、子供に読み聞かせる絵本、また自分の手元に置いておきたい絵本など新たな出会いの場所にもなりそうです。

2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展 概要

会場 板橋区立美術館
会期 2019年6月29日(土)~8月12日(月・祝)
開館時間 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日 月曜日(ただし、7月15日と8月12日は開館、7月16日は休館)
※土曜日は小中高生は無料で観覧できます。
ボローニャ国際絵本原画展 公式サイト
ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア 公式サイト

展覧会はこのあと、兵庫県西宮市大谷記念美術館 2019年8月17日(土)~9月23日(月・祝)、石川県七尾美術館 2019年11月1日(金)~12月8日(日)、群馬県太田市美術館・図書館 2019年12月14日(土)~2020年1月19日(日)を巡回する予定です。

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