Art
2018.07.17

円山応挙の晩年の傑作も! 金刀比羅宮は美術品も魅力的

この記事を書いた人

土産物屋やうどん店がぎっしり並ぶ長い石段の参道、現存する最古の芝居小屋である金丸座(かなまるざ)など、周辺も楽しい香川県仲多度郡(なかたどぐん)の金刀比羅宮(ことひらぐう)。「こんぴらさん」の名前で親しまれている歴史ある神社です。

写実と装飾の融合、応挙の円熟作をこんぴらさんで!

宮殿として使用されていた表書院には、円山応挙の筆による「鶴の間」「虎の間」「七賢の間」「上段之間」「山水之間」の襖絵があります。写生を極め、京都画壇の最高峰に立った応挙の晩年の傑作。常時一般公開しているので、いつでも鑑賞することができます。

円山応挙の晩年の傑作も! 金刀比羅宮は美術品も魅力的円山応挙「鶴之間(稚松丹頂図)」重要文化財 江戸時代・天明7(1787)年 襖4面 紙本墨画淡彩金砂子撒 各182.5×91.5cm 金刀比羅宮

ほかにも、重要文化財の十一面観音立像や「三十六歌仙額」などを公開する宝物館、奥書院には伊藤若冲の天井絵「花丸図」(通常非公開)も。金刀比羅宮では、様々な美術品を楽しむことができます。

◆金刀比羅宮
公式サイト

あわせて読みたい

【円山応挙「雪松図屏風」VS謎多き金屏風!至高の国宝対決!】