フェルメール作品に込められた意味とは。「水差しを持つ女」の白に注目

フェルメール作品に込められた意味とは。「水差しを持つ女」の白に注目

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オランダ絵画の巨匠、ヨハネス・フェルメール。彼が作品を描いた時代の風俗画には、作品の中のモチーフに寓意(物事にそれとなく意味をほのめかすこと)を込めることが多くありました。和樂INTOJAPANでは、見た瞬間、清冽な白の色に惹きつけられる作品「水差しを持つ女」に注目。この強い印象の白に、フェルメールはどんな意味を込めたのでしょうか…?

頭巾の「白」に宿る純潔のイメージ

「水差しを持つ女」の水差しには、“純潔”や“節制”という寓意が込められたといわれています。そんな点からも、頭巾の白さにも同様な意味を感じずにはいられません。

フェルメール作品に込められた意味とは。「水差しを持つ女」の白に注目ヨハネス・フェルメール「水差しを持つ女」油彩・カンヴァス 1664〜65年ごろ 45.7×40.6㎝ メトロポリタン美術館 Bridgeman Images/PPS通信社

「水差しを持つ女」に登場する女性のように、就寝時に白い頭巾を被るのは、17世紀の女性の典型的なスタイル。清々しい窓からの朝日を受けた頭巾の布には光が透過して、顔にもやわらかな輝きが映ります。

フェルメール作品に込められた意味とは。「水差しを持つ女」の白に注目

頭巾やケープなどの白さが強烈な印象。女性の物憂げな表情との対比も意味深です。フェルメールがこの構図にどんな意味を込めたのか、いろいろ想像してみると、作品の見方がまた変わってくるかもしれません。

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