編集部特選。2019年春楽しめるとっておきの仏教美術展7選

編集部特選。2019年春楽しめるとっておきの仏教美術展7選

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ここ数年、日本美術を特集した展覧会が非常に人気を集めるようになりました。絵画・彫刻・書・工芸など様々なジャンルで毎年のように人気展が話題になっていますが、とりわけ目の肥えたアートファンを驚かせたのが、2018年の秋に開催された刀剣の展覧会「京のかたな展」です。人気ゲーム「刀剣乱舞」との強力なタイアップの効果があったとはいえ、平日・休日を問わず、刀剣の展覧会にこれだけ長蛇の列ができたのは恐らくはじめてのことだったのではないでしょうか?2018年は、「刀剣」が日本美術の盛り上がりを牽引したのでした。

もちろん、今年も日本美術の展覧会は非常に好調。では、2019年春に注目してみたいジャンルは何でしょうか?

浮世絵、陶磁器、茶道具、書、江戸絵画・・・今年も色々と良質な展覧会が企画されていますが、2019年春に熱いのはずばり「仏教美術展」です。昨年秋は、首都圏に良い展覧会が固まっていた感がありますが、2019年の春は、全国各地で力の入った展覧会が粒ぞろい。量・質ともに過去最高レベルなのではないでしょうか?

本稿では、2019年春に全国各地で開催されている美術展の中から、仏像ファンなら絶対見逃せない7つの「仏教美術展」をまとめてご紹介します。

おすすめ仏教美術展1 鎌倉禅林の美「円覚寺の至宝」(三井記念美術館)


ここ2~3年、大規模な展覧会を中心に京都・奈良の有力なお寺を取り上げた仏教美術展が花盛りですが、歴史ある禅宗寺院が立ち並ぶ「鎌倉」を忘れてはいけません!そこで、昨年、お寺ゆかりの高僧である誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)没後200年、釈宗演(しゃくそうえん)没後100年を記念して、三井記念美術館で円覚寺を大特集した仏教美術展「円覚寺の至宝展」がはじまりました。

展覧会では、仏像・頂相彫刻などに始まり、円覚寺ゆかりの高僧が遺した墨跡や禅画、漆工品や陶磁器の名品など約110点が出品されています。優品揃いで非常に目移りしてしまいますが、編集部で特にオススメしたいのは、ずばり「仏像」です!

通常、衲衣(のうえ)以外の衣装を身に着けない如来像では非常にめずらしい、頭に宝冠をつけ、装身具を身にまとった一連の「宝冠如来」や、片膝を立てた珍しい坐像・清雲寺の通称「滝見観音」など、京都・奈良ではあまり見ないタイプの仏像に要注目です。


左:宝冠釈迦如来坐像 雲頂菴 右:宝冠釈迦如来坐像 白雲庵


重要文化財・滝見観音菩薩遊戯坐像 清雲寺

また、非常に秀逸だったのが、円覚寺ゆかりの高僧を描いた仏画「頂相」(ちんぞう)や似姿を彫った「頂相彫刻」(ちんぞうちょうこく)です。特に頂相彫刻の目には玉眼が嵌められ、写実的なな身体表現はまるでいきているかのようなリアルさ。特に、鎌倉時代のスター禅師である中国からの渡来僧、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)、無学祖元(むがくそげん)の頂相彫刻が隣り合わせで展示されているのは圧巻でした。これは二度と見ることができない並びになるかもしれません!


重要文化財・無学祖元坐像 円覚寺蔵

また、昨今のゆるかわ禅画ブームで、美術ファンにその名が浸透した「白隠慧鶴」(はくいんえかく)「仙厓義梵」(せんがいぎぼん)の2名とほぼ同時代に生きた誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)の遺した書画も要注目。現在はこの2名に隠れてまだそこまで有名な存在ではありませんが、京では松平不昧(まつだいらふまい)や円山応挙とも付き合いがあり、歌人としても活躍した当時の一流文化人でした。そのおおらかな画風の禅画や、美しい墨跡は必見です!


左:誠拙周樗頂相 誠拙周樗自賛 円覚寺蔵 右:寒山拾得図 誠拙周樗自画賛 宝林寺蔵

その他にも、第1室にまとめて展示されている、開山の祖・無学祖元の所用と伝えられる南宋、元時代の品々(一部日本製)が集められた「開山箪笥」に収められた無学祖元の木印や、団扇(うちわ)、払子(ほっす)、香合、お盆など、見どころ満載の展覧会です!


青磁香炉 円覚寺蔵/清涼感のある、ビビッドな色合いの青磁。金継ぎされて、大切に守り継がれてきた寺宝であることがわかります。

展覧会名 鎌倉禅林の美「円覚寺の至宝」
場所 三井記念美術館
会期 開催中~6月23日(日)
公式サイト

おすすめ仏教美術展2 特別展「伊豆半島仏像めぐり」(上原美術館)

開館以来、伊豆半島各地で仏像の調査を続けてきた上原美術館。そんな上原美術館が、仏教館のリニューアルオープン後は初となる、「伊豆半島全域」の仏像を大特集した仏像展を開催しています。その特殊な地理的条件から、かねてから戦乱に巻き込まれることが少なかった伊豆半島には、半島内全域にある数多くの古刹に、意外な仏像の優品が多数現存します。本展では、熱海市、伊東市、東伊豆町、河津町、下田市、南伊豆町、松崎町、西伊豆町、伊豆市、伊豆の国市、沼津市、函南町、三島市の、伊豆13市町から選りすぐった仏像が1体ずつ登場。伊豆半島全域を田島学芸員がくまなく回り、展覧会出展のために調査・交渉に尽力した、非常に練り上げられた展覧会なのです。

いくつか見ていきましょう。まずは正統派の菩薩像から。中国・宋時代の仏像を参考に制作されたという貫禄たっぷりの観音菩薩坐像。各地の展覧会にも数多く出品され、「伊豆で一番有名な仏像」なのです。


観音菩薩坐像 伊豆の国市・北條寺 静岡県指定文化財

続いては、廃仏毀釈でほとんどの仏像が明治初期に失われてしまった三島市において、難を逃れることができた貴重な地蔵菩薩坐像。三島市の指定文化財となって、地元で大切にされています。


地蔵菩薩坐像 三島市・光安寺 市指定文化財

続いては少し変わり種の仏像を。こちらは、東伊豆で約400年大切にされてきた「伊豆土着の武士」の像。調査の結果、豊臣秀吉との戦いに破れて伊豆の地で最後を遂げた、知られざる武将を弔うために制作されました。どこか垢抜けず、素朴な雰囲気が漂う像は、見れば観るほど味わい深いです。


野嵜牛助家次像 東伊豆町・個人蔵/ユルカワ系武将

また、同時期に近代館で開催されている企画展「画家たちの旅―梅原龍三郎、牛島憲之、ルノワールが見た風景―」もおすすめ。メインビジュアルとして新収蔵となる牛島憲之の「夕月富士」をはじめルノワール、セザンヌなど、上原美術館が所蔵する近代絵画、日本画を楽しむことができますよ。


牛島憲之「夕月富士」1987年/上原美術館新収蔵・初公開作品です!牛島憲之87歳の円熟作!

本展は、美術館にいながらにして、各地の「知られざる」仏像たちとじっくり対面しながら伊豆半島をぐるり一周した気分になれる、非常に面白い趣向の特別展です。田島学芸員が伊豆中を(文字通り車で!)走り回って選りすぐった13件もの伊豆半島屈指の仏像を、リニューアル後に最新の照明設備の下、じっくり楽しむことができます。本展は静岡観光促進のための「静岡デスティネーション・キャンペーン」ともタイアップしていますが、奥伊豆地方の「穴場」観光スポットとしても上原美術館おすすめです!

ちなみに、上原美術館で前回展から始まった、動画での作品・見どころ解説は必見!これを見てから展覧会に行くと、より展示が楽しめるはずです。ぜひチェックしてみてくださいね。

★田島学芸員による動画解説
特別展「伊豆半島仏像めぐり」

★土森学芸員による動画解説
企画展「画家たちの旅―梅原龍三郎、牛島憲之、ルノワールが見た風景―」

展覧会名 特別展「伊豆半島仏像めぐり」
場所 上原美術館
会期 開催中~6月30日(日)
公式サイト

おすすめ仏教美術展3 「特別展 京都・大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」(九州国立博物館)

北野天満宮にほど近い閑静な住宅地に、地元住民には「千本釈迦堂」という通り名で愛されている、知る人ぞ知る名刹があることをご存知でしょうか? それが、本展で特集されている大報恩寺です。


大報恩寺外観 撮影=小野祐次

応仁の乱でついた刃跡が本堂の柱に残されるなど、京都市内で現存する最古の木造建築を擁する古刹・大報恩寺では、歴史的な価値の高い仏像や経典などの文物を多数所蔵しています。


重要文化財 釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)行快作 鎌倉時代・13世紀 大報恩寺蔵

本展では、本堂の秘仏本尊として通常時は扉の向こう側でひっそりと眠っている行快作「釈迦如来坐像」をはじめ、肥後定慶作「六観音菩薩像」快慶作「十大弟子立像」など、大報恩寺を代表する寺宝を惜しげもなく公開。鎌倉時代のスター仏師達が手がけた最高傑作の数々を、美しいライティングと360度型展示の下、ゆっくりと鑑賞できます。


集合画像

また、九州展では肥後定慶「六観音菩薩像」の6体すべてが撮影可能に!2018年秋に先行して開催された東京展では「聖観音菩薩立像」1体のみだったので、非常にお得です。


左から 聖観音菩薩立像(しょうかんのんぼさつりゅうぞう)、千手観音菩薩立像(せんじゅかんのんぼさつりゅうぞう)、馬頭観音菩薩立像(ばとうかんのんぼさつりゅうぞう)、十一面観音菩薩立像(じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)、准胝観音菩薩立像(じゅんでいかんのんぼさつりゅうぞう)、如意輪観音菩薩坐像(にょいりんかんのんぼさつざぞう)、いずれも 重要文化財 六観音菩薩像のうち、肥後定慶作 鎌倉時代・貞応3年(1224) 大報恩寺蔵

東京展を見逃した方も、リピーターの方も是非この機会に慶派仏師の美仏をチェックしてみてくださいね。仏像好きにはたまらない展覧会です。

展覧会名 特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」
場所 九州国立博物館
会期 開催中〜 6月16日(日)
公式サイト

おすすめ仏教美術展4 「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」(京都国立博物館)

踊り念仏で有名な鎌倉新仏教の一つである「時宗」の開祖「一遍上人」の生涯が描かれた、優れた国宝絵巻物があることをご存知でしょうか?それが、本展のタイトルにもなっている鎌倉時代の国宝「一遍聖絵」です。一遍の高弟・聖戒(しょうかい)が著述し、円伊(えんい)という絵師が制作しました。本展では、京都国立博物館の広大な展示室を使い、17年ぶりに関西で全12巻を一堂に展示。鎌倉時代に、一遍上人が全国を訪ねて遊行した街中での喧騒や、民衆が踊り念仏に熱狂する姿がいきいきと描かれた中世屈指の絵巻物を「ナマ」で観られる大チャンスです!


7 国宝 「一遍聖絵」(巻6、部分)円伊筆、鎌倉時代、神奈川・清浄光寺(遊行寺)蔵、通期(巻替あり)*本画像の場面は後期(5/14~6/9)/画面いっぱいに描かれた、雪をかぶった富士山の威容。


一遍聖絵 巻七 部分図 円伊筆 鎌倉時代 正安元年(1299)東京国立博物館(前期展示)/市中の道場で踊り念仏を行う一遍上人とその一行。熱狂する民衆の間に渦巻くエネルギーが巧みに表現されています。

また、展覧会では全国各地に広がる時宗道場に伝えられた仏像・絵巻物・陶磁器などの美術品や、「南無阿弥陀仏」の名号を大切にした一遍の思想の源流となった「浄土教」信仰に関する資料、一遍の後を継ぎ、時宗を教団として大きく発展させるために尽力した二祖・真教(しんきょう)の活動内容紹介など、時宗に関連する様々な展示もみどころです。


真教上人倚像 鎌倉~南北朝時代 14世紀 京都 長楽寺蔵/写実的で、非常に丁寧に制作されていた二祖・真教の頂相彫刻。


阿弥衣 室町時代 大永元年(1521) 兵庫 興長寺蔵(前期展示)/最低限の生活必需品のみ携行し、遊行して全国を布教して回った時宗の信徒たちは、現代的に表現するとミニマリストなノマドワーカーといったところ。「阿弥衣」とは時衆「十二道具」の一つとして使われた、衽(おくみ)のついた広袖の法衣です。「一遍聖絵」でも阿弥衣を着用する一遍が何度も描かれているのでチェックしてみてください。

丁寧に一人ひとり表情が描き分けられた人物や、各地の美しい山水風景、寺社や家屋の細密な描写など、日本美術史の中でも中世における屈指の名品とされる国宝「一遍聖絵」。書跡・彫刻・絵画などの時宗の名宝を通して、一遍上人の目指した踊り念仏による仏教世界をたっぷり楽しめる展覧会です!

展覧会名 特別展 時宗二祖上人七百年御遠忌記念 「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」
場所 京都国立博物館 平成知新館
会期 開催中~6月9日(日)
公式サイト

おすすめ仏教美術展5 特別展 「明恵の夢と高山寺」(中之島香雪美術館)

高山寺の開祖・明恵上人(みょうえしょうにん)と、高山寺に伝わる数々の寺宝を特集した特別展です。展覧会では、数々の魅力的なエピソードに満ちた「明恵上人」が19歳~58歳までに自らが見た夢について書いた「夢記」に着目。夢、夢想、夢感など、生涯の大部分にわたる夢の記録から、明恵上人の人物像や人生を振り返ります。


夢記 鎌倉時代、13世紀 村山コレクション 全期間展示

現在、後期日程が開催中ですが、後期の見どころは、明恵上人の不思議な修行風景を描写した国宝「明恵上人樹上座禅像」。明恵上人が瞑想する木の上には、リスのような小動物も描かれるなど、非常に珍しい仏画です。


国宝 明恵上人樹上坐禅像 鎌倉時代、13世紀 高山寺 後期展示: 2019.4.16~5.6

また、展覧会入り口近くに設けられた特設コーナーで展示中の国宝「鳥獣戯画」は、現在後半の2巻「丙巻」「丁巻」が一挙公開中。閉幕直前となるゴールデンウィーク中はかなりの人出が予想されますので、お早めに。また、館外スペースに特設販売コーナーが設けられた「鳥獣戯画」グッズも充実しています!


盛り上がる特設グッズコーナー

展覧会名 特別展「明恵の夢と高山寺」
場所 中之島香雪美術館
会期 開催中~5月6日(月)
公式サイト

おすすめ仏教美術展6 企画展「因幡堂 平等寺」(龍谷ミュージアム)

京都市内の繁華街・四条烏丸近くにある「平等寺」というお寺の名前を聞いたことがある方はどれくらいいるでしょうか?「平等院」・・・じゃないですよ。「平等寺」です。でも、多分京都駅からタクシーで「平等寺まで」と言っても通用しないかもしれません。それよりは、地名にもなっている「因幡堂」または「因幡薬師」という通称のほうがずっと有名です。

この因幡堂、実は今でこそ少し他のメジャーなお寺には知名度の点で一歩譲りますが、昔から善光寺阿弥陀三尊像・清凉寺釈迦如来立像とともに、「日本三如来」と呼ばれる薬師如来像を御本尊として迎え、お寺が成立した言い伝えをまとめた「因幡堂縁起」という絵巻物が残されるなど1000年以上にわたる歴史を持った由緒ある古刹なのです。

本展では、その「平等寺」(因幡堂)を全力で特集。平等寺本堂の内装修復工事が行われるタイミングを活用し、同寺の本尊・薬師如来像をはじめとする数々の寺宝や、絵巻物「因幡堂縁起」など、平等寺ゆかりの仏像20体、重要文化財5件を含む全64件の寺宝や歴史資料を見ることができる、非常に力の入った展覧会なのです。


重要文化財 因幡堂縁起 鎌倉時代 東京国立博物館 Image:TNM Image Archives 展示期間:4/20~5/19 ※複製写真パネルは通期で展示します。/因幡国の海底から引き上げられた薬師如来。この時引き上げられた仏像が、因幡堂の御本尊になったという言い伝えを描きます。鎌倉時代の絵巻物らしく、各登場人物のコミカルな表情に癒やされます・・・

次に、仏像を見てみましょう。本尊・薬師如来立像をはじめ、鎌倉時代の慶派仏師が制作したイケメン阿弥陀如来座像から、室町時代の大黒天など、因幡堂の全ての仏像が、龍谷ミュージアムの快適な展示空間の下、普段観ることのできない角度からじっくり観られるのもうれしいところ。


阿弥陀如来坐像 鎌倉時代 京都・平等寺


重要文化財・薬師如来立像 平安時代 京都・平等寺 Image:TNM Image Archives 画像提供:東京国立博物館


大黒天立像 室町時代 京都・平等寺

お寺のFacebookを見ると、展覧会に出展するのは恐らくこれが「最初で最後」になる(かもしれない)と書かれています!お寺の外で、照明施設が行き届いた展覧会場等でまとまって貴重な寺宝を観られるの非常にレアな機会となりそう。仏像好きは要チェックです!

展覧会名 企画展「因幡堂 平等寺」
場所 龍谷ミュージアム
会期 開催中~6月9日(日)
公式サイト

おすすめ仏教美術展7 特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」(東京国立博物館)

2019年上半期で最も注目したい仏教美術展が特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」です。これまでも過去に何度か東寺・講堂の国宝仏像「立体曼荼羅」がお寺の外で展示される機会がありましたが、今回は過去最大となる15体(うち11体が国宝)が東京国立博物館に集結。広大な平成館展示室の中で、普段お堂の中では観られない角度から、至近距離でじっくりと鑑賞することができます。


東寺・講堂から15体が集結した展示会場の様子。


国宝・大威徳明王騎牛像 平安時代・承和6年(839)東寺蔵/今にも突進してきそうな迫力の「牛」にも要注目。

また、その他「兜跋毘沙門天立像」「五大虚空蔵菩薩像」「風信帖」など屈指の名品が勢揃い。


国宝・兜跋毘沙門天立像 中国 唐時代・8世紀 東寺蔵/第二会場の入口の「門番」としてお出迎えしてくれます。


重要文化財「五大虚空蔵菩薩坐像」中国 唐時代・9世紀 東寺蔵/東寺・観智院の特別拝観では横一線に並んだ状態の配置を正面からしか観ることができませんが、本展では360度どこからでも鑑賞が可能。

とにかく展示室のいたるところに「国宝」「重要文化財」指定を受けているハイレベルな美術品や歴史資料が展示されている、仏教美術ファンには夢のような展示空間です。展覧会グッズも非常によく考え抜かれており、期間中何度でも通いたい素晴らしい展覧会です。


スタンディングメモ。自立させて鑑賞もできます!

展覧会名 特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」
場所 東京国立博物館
会期 開催中~6月2日(日)
公式サイト

仏教美術は面白い!展覧会を入口に自分なりの探求の視点をみつける楽しみも!

いかがでしたでしょうか?今回は、全国各地で2019年春に開催されている主な仏教美術展を特集してみました。どの展覧会もレアな美仏や国宝・重要文化財が多数出展されていて、見どころ満載です。

せっかくなので、是非その仏像や美術品を所蔵しているお寺の歴史や仏教思想を詳しく掘り下げてみてはいかがでしょうか。たとえば、特別展「東寺」なら空海の伝記や東寺の歴史について詳しく調べてみたり、「曼荼羅」について探求してみるのもいいですよね。あるいは、思い切って観光旅行のついでに東寺に足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。

どの展覧会でも、公式図録や音声ガイドを通して良質な情報が用意されています。ぜひ、自分なりの楽しみ方でこの春の仏教美術展を思う存分味わってみてくださいね。

編集部特選。2019年春楽しめるとっておきの仏教美術展7選
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