日本文化の
入り口マガジン
11月30日(月)
日本より頭の中のほうが広い(夏目漱石)
日本文化の入り口マガジン 和樂web
日本文化の入り口マガジン 和樂web
11月30日(月)

日本より頭の中のほうが広い(夏目漱石)

読み物
2020.06.30

透かして見る、これも切子ガラスの面白さ!北斎びっくり富士山グラスができました!

13,000円(税別)〜
この記事を書いた人

江戸時代の天保5(1834)年、各種の問屋が軒を並べてにぎわった江戸の大伝馬町(現在の日本橋大伝馬町あたり)のビードロ屋が、金剛砂でガラスの表面を彫刻したのがはじまりという江戸切子。

明治になるとイギリスのカットグラスから技術を学び、江戸切子の工芸技法は確立されました。江戸切子の代表的なカットには、麻の葉に籠目、亀甲に七宝、菊花に魚子……と、日本の伝統文様の名が連なります。まるできものの江戸小紋のよう! どちらも江戸時代の江戸の町で生まれたもので、これらの文様もさまざまな江戸の産物に使用されました。江戸切子は厚いガラス地に伝統文様をたっぷり彫り込んだ、カット技術もデザイン性も世界的に高い評価を得た手工芸品です。その伝統の技法は現在も継承されていますが、新たな技術や感性による切子も魅力的!

そこで和樂では江戸時代の人々を大いに楽しませた人気浮世絵師の作品をモチーフにした切子グラスを製作しました。

今回ご紹介するのは、葛飾北斎の代表作『冨嶽三十六景』のうちの2図をデザイン化したもの。北斎が描いた富士山を、グラスの側面360度を使って表現しました。奇想の天才浮世絵師・北斎もびっくりの富士山グラス、完成です!

材木の向こうにのぞき富士!「のぞき富士BLUE」

瑠璃色の被せガラスがとっても涼しげな「のぞき富士BLUE」は、北斎が描いたように立ち並ぶ材木の向こうに富士山が。材木の縦ラインは削ったままで、 富士山は削ってから磨きをかけて透明度の高い稜線に。材木の向こうに見える富士山を際立たせるための工夫です。山頂には斜めラインで雪を再現しました。

『冨嶽三十六景 本所立川』 葛飾北斎 1830〜1832年ころ

材木の遥か向こうに富士山がのぞく本作は、隅田川と竪川が交わるあたり(現在の東京都墨田区緑)の材木問屋を描いたもの。丈高な材木の直線と、レンガのように短い材木を積み上げる職人の姿が、リズミカルでグラフィカル!

水面に映るはさかさ富士!「さかさ富士GREEN」


切子ではめずらしい淡い緑色の「さかさ富士GREEN」は、ふたつの富士山の稜線をつないだ会心のデザインです。どちらも手前から向こう側を透かして見ると北斎の絵が再現されるという、平面の絵柄を立体に写した面白さが!

『冨嶽三十六景 甲州三坂水面』 葛飾北斎 1830〜1832年ころ

山梨県の甲府盆地から河口湖へ抜ける御坂峠から見た景色といわれていますが、実際にその地点からは逆さ富士は見えないのだとか。しかも夏景色なのに、水面に映っているのは冠雪した富士山! 北斎ならではの表現です。


この和樂との共同開発商品を製作したのは、江戸切子の製造会社清水硝子。今回で4度目のコラボです。江戸切子としてはかなりシンプルなデザインですが、高級食器で技術を磨いてきた清水硝子だからこそ、美しいラインが実現。カーブした面を斜めにカットしていくには、高い技術力を要するのです。

なお、切子の底面にも富士山の切子が。

商品は「HOKUSAI BLUE & RED」のオリジナルロゴが焼印された桐箱でお届けします。

清水硝子×和樂 北斎びっくり富士山グラス
商品名:のぞき富士BLUE
価格:¥14,500+税
仕様:約口径8×高さ8.7㎝、約210g。ソーダガラス(色被せ技法)。食洗機使用不可。桐箱付属。日本製。[限定数12]

商品名:さかさ富士GREEN
価格:¥13,000+税
仕様:約口径8×高さ8.7㎝、約230g。ソーダガラス(色被せ技法)。食洗機使用不可。桐箱付属。日本製。[限定数12]

ご購入はこちらから!

まだまだあるぞ!浮世絵切子納涼まつり

歌川国芳のクジラとがしゃドクロが飛び出す⁉︎ 但野硝子加工所×和樂で誕生した江戸切子「3Dぐい呑」

5大浮世絵師の名作が変身!平切子×サンドブラストで生まれたポップなグラス「キリコレンジャー」登場!