美術鑑賞も購入もできる!「2019東美アートフェア」開催情報

美術鑑賞も購入もできる!「2019東美アートフェア」開催情報

骨董品を鑑定するテレビ番組での評価額を見ていて、ごく稀に、無理すれば買えるかも・・・と思えることがあります。
それと同時に、同じ番組に必ずといっていいほど本物ではないものも出てきて、古美術との付き合いの難しさもうかがわれます。

では、古美術を手に入れたいと思ったときには、どこに行けばいいのか。
美術商、骨董店を訪れるのが一番いいのですが、どこか入り難さを感じるのも事実。
そんな人におすすめしたいのが、この秋、東京美術倶楽部で開催される「2019東美アートフェア」です。

2019東美アートフェア(10/4~10/6)

2019東美アートフェア ビジュアルイメージ

東京美術商協同組合が主催し、アート東京が企画協力するこのアートフェアの開催期間は、2019年10月4日(金)~6日(日)の3日間。

日本を代表する102軒の美術商が一堂に会し、仏像などの歴史的な彫刻をはじめとして、浮世絵や屏風などの絵画、現代アートから漆器などの工芸まで、さまざまな分野の美術品が一斉に披露されます。

そのような、確かな美術品のかずかずを、身近に鑑賞できて、しかも購入できるのが「2019 東美アートフェア」なのです。

会場スペースは3フロアにわたり、102軒の美術商が美術品の魅力を最大限に引き出すように工夫を凝らしたブース展開を行います。

各ブース内で経験豊かで信頼のおける美術商や作家から、作品についての話を直接聞くことができるのもうれしいポイント。ブースで区切られた会場なら、緊張を感じることなく、話を聞くことができそうです。

美術品として鑑賞することができ、しかも、長い歴史と物語を背負った作品についての詳しい話を聞くことができるのですから、「2019東美アートフェア」は展覧会よりはるかに美術品を身近に感じられるのです。

出展者リスト(PDF)

出品作品の一部をご紹介

伝統工芸の手法が凝縮された刀剣

102軒の美術商のうち、今回新たに出展するのが、刀剣を扱う「日本刀剣」と古典籍・書画・文房四宝ほかを扱う「玄海樓」の2軒。
刀剣は、武家の歴史と職人の技から生み育てられた特殊なジャンルで、刀身だけでなく、鞘や柄にも技巧を凝らしたつくり手のこだわりが見られます。
特に飾りにこだわった鐔(つば)は海外コレクターの間でも人気を博していて、日本の伝統工芸の手法が凝縮された『金梨子地家紋散金蒔絵鞘 細太刀拵』は見るほどに味わい深さが増す逸品です。

『金梨子地家紋散金蒔絵鞘 細太刀拵』(4-15 日本刀剣)

尾形乾山の琳派工芸と眞葛香山の超絶技巧

『色絵蔦図角皿』尾形乾山(3-1 上原永山堂)

工芸からご紹介したいのが、尾形光琳の弟、尾形乾山の手による「色絵蔦図角皿」。タタラによる型打ち成形で、見込みには紅葉する蔦が描かれ、伝統を尊重しながらデザイン性の高い装飾という琳派の特徴が表れているところに魅力があります。
また、「幻のやきもの」といわれる初代宮川香山の後を継い二代宮川香山(眞葛香山)の立体的な美しさをもつ青磁釉の菓子鉢「河骨に翡翠」も見られます。

『青磁釉 河骨に翡翠 菓子鉢』二代宮川香山(眞葛香山)(4-12 藤井香雲堂)

美人画の巨匠・上村松園の名画が!

上村松園の『時雨美人図』は、女性の視点から描かれた日本画。繊細なタッチによって描き出された清楚にして端正な表情、それを華やかに彩る髪飾りやきもの動きと模様、しなやかな仕草、背景による季節感などに日本独特の優美さが感じられ、さすがの趣です。

『時雨美人図』上村松園(3-28 かどまつ誠心堂)

岩波昭彦の現代美術作品

歴史画家を志しながら、都市の肖像画家となった岩波昭彦の作品には、美術記者として多くの現代美術家と接して刺激を受けてきた経験が顕著。近年は抽象表現にも挑戦し、『東京』のように綿密に描かれた都市の肖像画と、表現主義的に描かれた抽象画というふたつの眼差しが特徴になっています。

『東京』岩波昭彦(4-31 西邑画廊)

出展者情報は、公式サイトでもご覧いただけます。

2019東美アートフェア
Tobi Art Fair 2019

会場:東京美術倶楽部 東美ミュージアム
開催日程:2019年(令和元年)10月4日(金)~5日(日)
開催時間:4日11時~20時、5日11時~18時、6日11時~17時
入場料:当日券1,000円(高校生以上500円 学生証提示をお願いする場合があります)。中学生以下、障がい者手帳をご持参の方および付添者1名無料 
「公式図録」1500円 ※すべて税込価格
東京美術倶楽部 facebook

◆チケット販売情報  
早割券500円、前売通常券700円<販売期間:2019年 7月 1日(月)~31日(水)>、図録・茶券セット券2,000円<販売期間:2019年 7月 1日(月)~ 10月3日(木)>※すべて税込価格 ●チケットぴあ(Pコード:769-770) ●イープラス(PC/モバイル共通)

東京美術倶楽部とは

東京美術倶楽部は1907年、美術品売立会の入札場運営のため設立された、美術業界で最も歴史のある組織のひとつ。現在も、「交換会(業者間入札会)」が頻繁に開催される美術品取引の一大拠点でもあります。その他、展覧会や茶会・公開講座の主催、評価や売却の手伝い、著作権管理など美術に関する事業を展開。

東京美術商協同組合とは

東京美術商協同組合は、厳しい入会基準を満たしたおよそ500店舗が加盟している美術商組合。「東美アートフェア」のほかにも、1964年にオリンピックに合わせて開催され、国内アートフェアの先駆けとなった「東美特別展」や、1952年から続く「東美正札会」を開催。

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