日本刀

 

日本刀に関する読み物

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工芸
『日立 世界ふしぎ発見!』で登場する「越前打刃物」は世界屈指の鍛造芸術品だ!

9月12日放送のTBS『日立 世界ふしぎ発見!』は『世界が注目! 北陸が生んだ伝統美』ということで、北陸地方の伝統工芸が多数紹介される。 その中で『越前打刃物』というものが登場する。これは北陸、いや、日本を代表する工芸品だ。世界のナイフコレクターの間では「Blacksmith of Echizen」と言われるように、福井県越前市は鍛造職人の街というイメージが定着している。 日本は素晴らしいナイフを輩出する国だが、その中でも越前市は最高品質の鍛造品を生産しているのだ。 「打刃物」と「抜刃物」 まず、「打刃物」と「抜刃物」の違いを解説しよう。 打刃物とは、金属を熱して叩いた刃物である。つまりは鍛造 […]

工芸
秀吉から藤堂高虎、徳川将軍家へ。大物武将に愛された名刀・大兼光

刀を持たなかったという武将は、恐らくいないのではないでしょうか。 名だたる武将に愛された名刀はいくつかありますが、「大兼光(おおかねみつ)」もそんな1つです。 大兼光とは? 大兼光は、南北朝時代に備前長船(現在の岡山県瀬戸内市)で活躍した刀工・備前長船兼光(びぜんおさふねかねみつ)の手になる刀です。 刃長は2尺7寸5分半(83.5センチ)ですが、本来は刃長1メートル超の長大な太刀だったと見られます(刀剣の分類についてはこちらをご覧ください)。表裏に重量軽減のための溝である「樋(ひ)」が彫られています。 持ち主の使い勝手を考慮して、本来の長さより短く作り直された(元のほうから切り詰めた)ため、現 […]

工芸
刀剣から日本史が見える!国宝の太刀・大般若長光

江戸時代の末まで、刀剣は一般庶民にも身近な存在でした。もちろん、名刀と言われるレベルのものを庶民が目にする機会は今よりずっと少なかったでしょうが、お土産物としても売られるなど、刀剣は日常の光景の一つとして人々の生活の中にありました。 そして仏教も、今よりもっと生活に溶け込んでいたようなのです。 今回は仏教ゆかりの名刀から「大般若長光(だいはんにゃながみつ)」をご紹介します! 大般若長光とは? 大般若長光は、刀剣の一大産地である備前長船(びぜんおさふね:現在の岡山県瀬戸内市)の名工・長光(ながみつ)によって作られた太刀(たち)です。 ※刀剣の分類などについては、刀の展示ってどうして刃の向きがバラ […]

工芸
上杉謙信が愛した、炎のような名刀。火車切広光が美しい……

日本において、刀剣は単なる武器ではありませんでした。邪悪なものを退ける力を持ち、持ち主を守る存在として大切にされてきたのです。 そのため、妖怪や病気などを退散させたというエピソードを持つものもいくつか見られます。 姫の病気を治したヒーローは刀だった!大典太光世の神エピソード 幽霊を斬った?代金が付けられない名刀と絶賛された、にっかり青江の伝説 火車切広光(かしゃぎりひろみつ)も、そうした雰囲気を感じさせる名刀です。 火車切広光とは? 火車切広光は、越後(現在の新潟県)の上杉家で大切にされてきた、重要文化財に指定されている脇差(わきざし:刃の長さが30センチ以上・60センチ未満の刀)です。所蔵館 […]

工芸
え!女性の刀鍛冶もいたってホント?刀職の種類と役割を徹底解説!

近年の刀剣ブームの担い手は主に女性です。しかし、刀剣に関わる職人は今も男性の比率が非常に高いのが現状。女性だからできない、女性には無理、そんな風に思っていませんか? でも、調べていくとちょっと様子が違うよう。今回は江戸時代に活躍した女性刀工・大月源(おおつきげん)と、刀剣製作にまつわる職業についてご紹介します。 刀職の種類と役割 刀剣製作は、昔も今も分業制で行われています。刀を作る人、研磨して仕上げる人、金具を作る人、刀身を保護する鞘を作る人、外装を美しく仕上げる人など。 作業は通常、あまり人目に触れる場所では行われていません。岡山県瀬戸内市の備前刀剣博物館では一年を通じて工房見学が可能ですが […]

工芸
「お願い。きらないで…」と懇願する姫君って何者?上杉謙信が愛した名刀「姫鶴一文字」の真骨頂とは

ついこの間のこと。 包丁で軽く指を切ってしまった。 切ったといっても、人差し指の上皮部分のみ。「切る」よりも「触れた」の方が近いかも。でもなぜか、痛くないのに大流血である。自分でも、なんと、大層なと思ってしまうほど。 そして、ふと思う。 あれ? 我が家には包丁が3本あるのだが。いつも怪我をするのは、この包丁を使った時だけ。 この包丁って……。まさか、血が好きなのか……。 いわれてみれば。 刀剣の類に血なまぐさい話がついて回るのは、何も珍しいことではない。一度刀を抜くと血を見なければ収まらない刀とかなんとか。 一方で、そんな話が一切聞こえてこない、武勇伝なしの日本刀も。 そこで、今回は、なぜだか […]

工芸
マッカーサーも欲しがった!刀剣史上最高傑作?大包平が超絶かっこいい!

あまたある日本の刀剣のうち、空前絶後の最高傑作と評される太刀があります。 ガラスケース越しでも相対するとビリビリ痺れるような圧倒的存在感を放っていて、その威容には神々しさすら感じさせられます。 太刀の名は、国宝「大包平(おおかねひら)」。 大包平とは? 大包平は備前で活躍した刀工・包平の作品です(製作年代については後述)。 岡山藩主・池田家に伝わり、家中の正月行事の際に毎年飾られるなど、非常に大切にされてきました。 刃長は2尺9寸4分強(89.2センチ)、反り1寸1分半(3.5センチ)、3尺に迫る長大で幅広な姿をしており、刀身は薄く、表裏に重量軽減のための溝である「樋(ひ)」が彫られています。 […]

工芸
太刀に海が息づく!明治天皇に献上された、今荒波の太刀

今荒波(いまあらなみ)。この名前、何に付けられたものだと思いますか? 力士? 日本犬? 老舗料亭? 実は、鎌倉時代に作られた太刀の名前なのです。 今荒波とは? 今荒波は、鎌倉時代中期に備前(現在の岡山県南東部)で活躍した刀工・片山一文字則房(かたやまいちもんじのりふさ)の作と伝わる重要文化財の太刀です。 かつて駿河の今川家のものだったとも言われ、江戸時代に彦根の井伊家で長らく愛蔵された後、明治天皇に献上されました。現在は東京国立博物館の所蔵となっています。 刃長は2尺3寸弱(69.1センチ)、反りは8寸弱(2.4センチ)、鋒(きっさき)が少し短く詰まったような「猪首鋒(いくびきっさき:猪の首を […]

工芸
刀剣は凶器にあらず。日本刀を壊滅の危機から救った、悲劇と絆の物語

失って初めて気付くものがある。あって当たり前だから、感謝することもないし、存在にすら思い至っていないかもしれない。さりげなく与えられていた親切、平穏な日々、健康もその類いのものだろうし、連綿と受け継がれてきた物や技術が途絶えて、ようやく焦り始めるなども同源だろう。 『鬼滅の刃』『るろうに剣心』『BLEACH』『犬夜叉』『あずみ』『どろろ』『刀剣乱舞』『ラストサムライ』『座頭市』……漫画やゲームの世界にも、時代小説や大河ドラマ・時代劇・映画にも、日本刀はごく自然に登場する。刀剣が出てきたことを特別な事象と思うことはあまりないだろう。それほどまでに刀剣は日本人の中にごく当たり前のものとして息づいて […]

工芸
上杉謙信・景勝親子のお気に入り!変わった形の太刀・からかしわって?

空をゆく雲や木のうろなどが、なんとなく別のものの形に見えたりすることはありませんか? 刀剣にも、刃文を山や桜の花などにたとえる風習があります。 義に厚いことで知られる越後の戦国武将、上杉謙信・景勝の愛刀だった「からかしわ(唐柏)」も、見た目からその名前が付けられた1つです。 からかしわとは? からかしわは、南北朝時代に山城(現在の京都府)で活躍した刀工・長谷部国信(はせべくにのぶ)が打った太刀です(ただし、銘に疑問を呈する説もあり)。 上杉謙信・景勝に愛されたこの太刀は、上杉三十五腰の1つにも数えられており、重要美術品に指定されています。 刃長は2尺6寸3分(79.7センチ)、全長は3尺3寸3 […]

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