京都の骨董店で探す、茶の湯初心者にもおすすめ人気の茶碗

京都の骨董店で探す、茶の湯初心者にもおすすめ人気の茶碗

目次

初めての茶の湯に欠かせない茶碗やお盆、トレー。日本一の骨董パラダイス・京都で探してみませんか?

京都の3つの骨董店を巡る

かわいい骨董

うつわ選びに迷ったとき「誰か選び方のコツを教えてー!」ってなりませんか? そこで、古美術店やヴィンテージショップを取材。目利き店主たちに聞いた「茶碗や茶道具選びのヒント」をちらっとご紹介します。さすが京都の骨董店! なアドバイス、覚えておいて損はありません。

骨董品の茶碗、探し方のコツ「古美術いもと」(京都)

今回の取材でまず訪れたのは、夷川通にある「古美術いもと」。李朝の茶碗から日本の民藝まで、宝物のようなうつわがそろう骨董店です。店主の井本英樹さんが教えてくださったのは、「そのうつわに花を生けたところ」を想像してみること。「茶碗でも鉢でも、花が似合いそうだなあと思えるかどうかは、ひとつの判断基準になると思います」

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コロンとしたマグカップのような形ですが、実は7~8世紀の新羅土器。片方だけに把手がついた形やオリーブ色の自然釉がかかった景色は、そのままでも十分味わい深い。そして、花を生けた姿ときたら、息を呑むほどの美しさです。60,000円

かわいい骨董
こちらは桃山時代の鼠志野の鉢。おそらく向付として使われていたもの。水を張って花一輪浮かべたらきっと素敵!

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ドットみたいな呉須絵がかわいい明末清初の抹茶碗。シュッとした緑の葉っぱや庭の草花を挿すのが似合いそう。50,000円。

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◆古美術いもと
公式サイト

骨董品のお盆やトレーを探す「アンティークベル」(京都)

次は骨董初心者にも大人気の「アンティークベル」。ご自宅では抹茶だけでなく煎茶も楽しんでいるという店主・前田隆汎さんに教えていただいたのは、「お盆やトレーは万能」というキーワードです。お茶の楽しみのひとつは、さまざまな素材や形の道具を組み合わせること。いいトレーがあればそれらが格好よくまとまるし、“私だけのセット”感を味わえるのもうれしい。好きな場所に運ぶのも簡単なうえ、準備や後片付けも気軽にできるのです。

かわいい骨董
分厚い天板がカッコいい、脚付きの田力盆(たぢからぼん)。幕末ごろのもの。15,000円。

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幕末ごろの銅の丸盆(15,000円)に繊細な煎茶のうつわ。蓋にカエルが付いた清朝の急須は20,000円。金継ぎがほどこされた煎茶碗は初期伊万里。

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朱塗りの盆は明治のもので8,000円。黄色い豆皿は珉平焼3,000円、プレスガラスの小皿は大正時代。1,800円。

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◆アンティークベル
公式サイト

骨董品を見るときのポイントは?「大吉」(京都)

最後は、初心者から骨董通までファンの多い名店「大吉(だいきち)」です。実はこちらでも「手ごろな大きさの盆やトレーがあるといいですよ」と、店主の杉本理さんからアドバイスをいただきました。抹茶の色が映える根来盆も素敵ですが、断然カッコいいのは使い込まれたピューター(錫)。ガッシリ骨太な質感のトレーは、渋い李朝茶碗でもかわいい染付でもピタッと決まる!

かわいい骨董
ピューター(錫)のトレーに古瀬戸の茶碗。

かわいい骨董
江戸時代の根来盆に李朝の抹茶碗。毎日のように茶を楽しんでいるという店主の杉本さんが点ててくださいました。

そして何より大切なのは、キホン中のキホンですが、手で持ってみること。両手で持ったときのおさまり具合や触り心地、それから、「高台」の姿かたちが好みかどうかも大切なポイントです。

かわいい骨董
かわいい骨董

そして、もしお願いできるならば茶碗を水で濡らしていただく。「大吉」を取材した日、杉本さんは、茶碗選びで迷っていたお客さんの参考になれば…と、その茶碗で実際にお茶を点てていました。「カラカラに乾いた状態じゃあ本当のよさはわからないでしょう。いい茶碗は、水に濡らすとその美しさや良さがくっきりと現れます」

かわいい骨董

もちろん、どの店でもお願いできるワケではありませんが、本当に迷ったら相談してみるのも一案です。(W)

かわいい骨董

◆大吉
京都市中京区寺町通二条下ル妙満寺前町452

*掲載した商品の価格はすべて税込み。すべて一点もののため、売り切れの場合もあります。

撮影/篠原宏明

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