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2019.11.22

熊本旅行、人吉エリアおすすめグルメスポット7選!うなぎも酒もまとめて味わう!

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見どころたっぷりの国宝社殿群に、静かで心地いい温泉宿。人吉へ出かけるきっかけはこのふたつで十分ですが、熊本の隠れ里にはほかにも立ち寄りたいところがいくつもあります。土産物屋や遊技場、飲食店が並ぶいわゆる「温泉街」といったエリアはありませんが、そこがかえって人吉の魅力。和樂厳選の人吉ガイドをおおくりします。

1 上村うなぎ屋

お重にぎっしり!開店前から行列も!

170831 0693吸い物付きうな重。かば焼きと白飯が別々に盛られた鰻めしも同料金。塩焼きやう雑炊なども

鮎と並ぶ鰻どころでもある人吉には鰻店も数あるが、一番人気は明治41年創業の「上村うなぎ屋」。仕入れた鰻は10日ほど流水の中で保管して体内の泥などを吐き出させてからさばいているので、川臭さのない鰻のピュアな美味しさが味わえる。蒸さずに炭火でこんがり焼くため、皮はパリッと身はふんわり。

名称未設定7ザ・鰻店といった風情に上昇する期待値を裏切らない味!店舗の間口は狭いながら、ウナギの寝床式に奥へ奥へと続く100席の大店

◆上村うなぎ屋
公式サイト

2 寿福酒造場

寝かせておいしい常圧蒸留はここだけ!

170831 0738主要銘柄の武者返しは燗ロックやソーダ割りで、杜氏 絹子はキンキンに冷やしてショットグラスでクィッとがおすすめ

球磨焼酎28蔵のなかで、常圧蒸留ひと筋を続ける唯一の蔵。最低2年という熟成によって生まれる濃厚なコクやまろやかな風味が、「寿福酒造場」の味をつくりだす。地元産の新米と人吉の清らかな水、そして「おいしい球磨焼酎を」という真摯な想いが込められた1本を、土産にぜひ。

名称未設定6明治23年創業。室町時代からの米焼酎づくりの伝統を今に

◆寿福酒造場
公式サイト

3 Kura倉Cafe

人吉球磨の絶景にしばし見とれます

170831 0817ランチセットは和牛のステーキやビーフシチューなど。いずれも自家栽培米のご飯で

「ここは南仏?」といった風情の石造りのカフェレストラン。ガーデンからも店内からも一望できる球磨川と人吉の町並みに、「わぁ~」と感嘆の声が漏れること間違いなし。この「Kura倉Cafe」が提供するのは、自家菜園の野菜を使った人吉球磨の美味。ランチやティータイムに、絶景とともにゆっくり味わって!

名称未設定4見よこの絶景! タクシー飛ばしてでも出かける価値あり

◆Kura倉Cafe
住所 熊本県人吉市願成寺町1007-20 

4 球磨川下り

日本三大急流をゆったり川下り?

170831 0181船頭の解説を聞きながら、約4.5㎞をのんびり下る(場合によっては、したたか水を被ることも)。12月から2月には、風流こたつ船も運航の予定

急流の球磨川も、人吉エリアの流れは比較的穏やか。スリル満点のラフティングもできるが、木船で約50分の「くま川下りミドルコース」がおすすめ。小さな瀬をいくつか越えるので、ちょっぴりドキドキ感も味わえる。人吉城跡や旅館が並ぶ市街地、豊かな自然を、船に揺られながら川からの目線で眺めるのもオツ。

名称未設定 2乗船前の説明や下船所からの送車を含めると1時間ちょっとかかるが、ぜひ!

◆球磨川下り
公式サイト

5 みそ・しょうゆ蔵 釜田醸造所

味噌汁も味噌にぎりも…これは絶品!

スクリーンショット 2017-11-09 11.54.24蔵見学は無料。関連商品の試食も。九州定番の麦味噌はほんのり甘く優しい味わい。フリーズドライの味噌汁も人気

香ばしくて甘じょっぱい、幸せな気分にさせてくれる香りが漂うのは、天然もろみにこだわり続ける味噌・しょうゆの醸造所。運送業で財を成した釜田半兵衛の跡継ぎが、昭和6年に球磨川の清澄な水質を利用した「さがらみそ・マルカマ醬油蔵」を創業したのがはじまり。屋敷を利用した醸造蔵の見学も可能。

名称未設定3城下町らしく、かつて鍛冶屋が軒を連ねた通りに蔵と店を構える

◆みそ・しょうゆ蔵 釜田醸造所
公式サイト

6 一期屋

球磨焼酎全28蔵が勢揃い。ちょい飲みもできます

170831 0938直接火にかけ燗をするガラ(酒器)と、ひと口サイズのチョク(猪口)。球磨焼酎独特のもので、球磨焼酎とともに土産にしたら喜ばれそう。手拭いやトートバッグなど、球磨焼酎オリジナル品も

球磨川に架かる大橋のたもと、球磨焼酎専門店の「一期屋」。全28蔵の商品を取り扱う。店の奥には小さなカウンタースペースがあり、樽貯蔵、減圧蒸留、寿福酒造の常圧蒸留の飲み比べなども(有料試飲)。「球磨焼酎案内人」の資格を持ったスタッフがいるので、好みの味をすすめてもらっても。

名称未設定5フラスコのような形のガラ。底が素焼きなので直火OK!

◆一期屋
公式サイト

7 公衆浴場 元湯

ひと風呂200円の極楽がうらやましい!

170831 0884番台を挟んで男女の脱衣所があるという、懐かしき昭和の銭湯スタイル

熊本県の奥座敷とも呼ばれる人吉球磨は、60もの源泉をもつ温泉郷。古くから鮎釣りと温泉を楽しみに訪れる人も多かったとか。人吉の中心エリアには公衆浴場も多く、「元湯」のように早朝から営業しているところも。朝イチで入浴し、「青井阿蘇神社」にお参りしてから宿で朝食…なんてことも可能。

◆公衆浴場 元湯
住所 熊本県人吉市麓町9