愛知でワクワクがとまらない!写真映えするアート&懐かしい雰囲気の離島「佐久島」

愛知でワクワクがとまらない!写真映えするアート&懐かしい雰囲気の離島「佐久島」

愛知県の三河湾のほぼ真ん中、知多半島と渥美半島に抱かれているような位置にある佐久島。本土とは定期船で約20分。その距離感は、船旅には短すぎるかもしれません。

かつて佐久島は海運業で栄えていたのですが、今はその名残も少なくなりましたが、豊かな自然に寄り添ってきた暮らしの姿がそこかしこに残されています。

島の8割以上は里山で、人口は最盛期の約1/4の220人余り。信号機もコンビニもスーパーもない、静かな島が今、「インスタ映え」で注目を集め、年間10万人以上もの観光客が訪れているのです。

アートによる島おこしで佐久島が大変身

この島の別名は「アートの島」。島中に点在するアート作品が、SNSをとおして広く知られるようになった結果です。

そもそも、なぜ佐久島に数多くのアート作品があるのかというと、そのきっかけは、行政と島民、アーティストらによる島おこしプロジェクトがスタートしたことに端を発します。

島の資源を生かしてアートフェスティバルなどの芸術活動を行う取り組みにより常設のアート作品が完成。
その数が増えると、アート作品を巡るスタンプラリーを行ったり、アーティストを島に呼んで展覧会やワークショップを開催したりして、観光客と島民がアートをとおして触れ合う接点を増やす活動が行われてきました。
また、島の情報を積極的に発信したことで、その魅力が知られるようになり、観光客も右肩上がりになっていったというわけです。

また、かつて島をにぎわせていた「佐久島弘法巡り」を復活させるプロジェクトも始まり、失われていた祠を大学生と島民が協力してリノベート。弘法大師の座像もアーティストが再制作した結果、2012年に八十八ケ所巡りが完全復活。

さらに、アートプロジェクト以外にも、島の西地区にある黒壁集落の保全や藻場の育成など、佐久島ならではのボランティア活動を行うことによって、アートプロジェクトの継続にもつながっています。

佐久島の人気アート作品

おひるねハウス


南川祐揮作 場所:石垣(しがけ)海岸

西集落の黒壁をモチーフにした黒い箱から三河湾を眺めることができる作品。2010年公開の劇場版『名探偵コナン 天空の難破船』で、コナンと怪盗キッドも訪問。ハマダイコンの花に包まれる春の美しさは格別。

イーストハウス


南川祐輝作 場所:大島桟橋ポケットパーク

大島へと続く桟橋の途中につくられたアート作品。対岸に見える黒い「おひるねハウス」と対照的な真っ白で、ふたつの箱型の建物が両端にあります。東地区にある東屋なので「イーストハウス」階段から屋上に上がることもできますが、強風の日は危険なので控えましょう。

カモメの駐車場


木村崇人作 場所:大浦海水浴場

東風は「こち」、南風は「まぜ」など、佐久島では風の呼び名もさまざま。そんな佐久島の風を体感できる作品です。

ほかにも、伝説の弁天様をまつる筒島(弁天島)とアート作品「佐久島のお庭」、アポロ11号をイメージしてつくられた「佐久島の秘密基地/アポロ」など、たくさんのアート作品の詳細は「佐久島アート」をご覧ください。

アートな弘法さん八十八か所巡り

大正5年ごろに建てられた八十八ヶ所の小さな弘法の祠は、時とともに失われましたが、2009年度からアートの力を得てリノベーション。八十八ヶ所のプチお遍路さんを体験できます。

伝統的な文化遺産も見逃せない

黒く塗られた家屋を縫うように迷路のように細い路地が入り組んだ黒壁の西集落をはじめ、徳川家康も宿泊したと伝えられる鎌倉時代創建の崇運寺、奇祭「八日講祭り」で知られる創建1000年の八剱神社、山の神塚古墳など、佐久島には伝統的・歴史的な見どころもいっぱい。白山社の参道は12月のサザンカのほか、さまざまな花が美しく咲き、近くでは古くからの弘法さんとアート作品の弘法さんの像が見られます。

また、アートの島らしく、カフェやバーなどの施設もセンス抜群。アート作品の仏像まであるのですから、写真の撮りすぎに気をつけてください。

癒しとアートの島 佐久島 公式サイト

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