Gourmet
2019.08.28

【大分】別府冷麺、ごまだし、安心院ワイン。おんせん県はグルメも スゴい!

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九州・大分県は「おんせん県おおいた」の名のとおり、温泉の湧出量、源泉数ともに全国1位。別府や湯布院といった温泉地が有名ですが、今年はラグビーワールドカップの開催地としてますます注目度がアップしています! 
大分県はまた、おいしいものがたくさんあることでもしられたところ。地元の人が愛する「別府冷麺」「ごまだし」「安心院ワイン」と、東京で楽しめる「かぼすフェア」と広尾にあるショップについてご紹介します。

おんせん県おおいた、おいしいもの情報5選

別府市民のソウルフード「別府冷麺」おすすめ3店!

太平洋戦争戦後に満州から別府へ移り住んだ人々が、別府冷麺が広まった由来とされます。麺の小麦粉の配分を増やし、スープを和風ダシに変え、チャーシューを牛に、キムチはキャベツに、独特の発展を遂げたのが今日の「別府冷麺」。さまざまに発展した中から、地元人気の高い3つをご紹介します。

胡月


40年以上もの歴史を持つ人気店「胡月(こづき)」。太麺に具はビーフとキャベツのキムチという、別府冷麺の王道。スープは天然水を使用し、鰹だしが効いた和風。お昼時は混雑必至です。
「胡月」大分県別府市石垣東8-1-26
食べログ「胡月」掲載ページ

ひかり食堂


鉄輪温泉の一角にあるひかり食堂は、夏限定メニューとして別府冷麺を提供。そば粉が多めの自家製麺は、気候によって練り時間と茹で時間を微妙に調整し、シャーベット状のスープがかかっているので、最後の一口まで冷え冷え!
「ひかり食堂」大分県別府市北中2
食べログ「ひかり食堂」掲載ページ

一休の泪


2016年6月にオープンした別府冷麺の専門店「一休の泪(なみだ)」。今までにないしゃれた内装が話題になり、『ミシュランガイド 熊本・大分 2018特別版』大分県(別府エリア)で『ミシュランプレート』に選ばれました。
「一休の泪」大分県別府市石垣西10-5-7 ウエスティンやまなみビル 1F
公式サイト

佐伯の漁師の万能調味料「ごまだし」!


2012年、日本野菜ソムリエ協会主催の『調味料選手権・万能調味料部門 最優秀賞』を受賞した「ごまだし」は、漁師町・大分県佐伯市の家庭に欠かせない万能調味料。底引き網で年間を通して獲れる白身魚「えそ」を焼き、胡麻・みりん・砂糖と一緒にすり合わせ、醤油を足して仕上げられ、うどんに混ぜて「ごまだしうどん」として食べるのが一般的。ほかにも、茶漬けや卵かけご飯に乗せたり、きゅうりや豆腐のつけたりと幅広く楽しむことができます。

ごまだしうどん

佐伯市ブランド流通促進協議会

安心院ワイン「新酒祭」10月19日・20日開催!!


司馬遼太郎が日本一の盆地風景と絶賛した安心院(あじむ)。霧深く、朝夕の温度差が激しい安心院では、赤ワインの原料となるマスカットベリーなど多彩な品種のぶどうが栽培されていて、西日本有数の生産量を誇ります。
安心院ワインは、爽やかな飲み口が特徴で『日本ワインコンクール2019』のスパークリングワイン部門において部門最高賞を受賞しました。
この夏収穫された安心院産ぶどうで仕込んだワインを楽しむ「新酒祭」が、2019年10月19日・20日に開催されます。内容は、普段見学できない醸造場の内部まで見られるワイナリーツアーや秘蔵ワインのテイスティングなど、楽しいイベントが盛りだくさんです。
「安心院葡萄酒工房」大分県宇佐市安心院町下毛798
日時:2019年10月19日(土)・20日(日) ※雨天決行、荒天時は中止
公式サイト

「大分かぼす フェア in GINZA」(9/15~30)


大分かぼすの旬に合わせて東京銀座で開催する「かぼすフェア」も今年で8回目。約50の名店で、大分かぼすを使用したオリジナルドリンクや料理が提供されます!
かぼすならではのさわやかな香りとまろやかな酸味を生かしたカクテルや料理、思わずそそられます!
大分県カボス振興協議会
大分県公式アンテナショップ「坐来」

東京・広尾の大分食材店「arobo」おすすめの3品!

広尾にある雑貨店「arobo」は雑貨店でありながら野菜も取扱うショップ。社長自ら全国に足を運び、生産・加工などの過程を確認した、選りすぐった商品が揃っています。中でも野菜は大分県産だけ、調味料は大分県産品が多く、なぜかと尋ねると「他県のものと比べると味が全然違う。うまい」とのこと。今では入荷日に合せてリピーターが訪れる人気だそうです。そこで今回、店長におすすめ商品を3つ選んでいただきました。

大分県産「塩熟トマト 朱々」


佐伯市の株式会社サニープレイスファームが手がける「塩塾トマト 朱々(しゅしゅ)」は、土を全く使わず、「一段密植(いちだんみっしょく)」という水耕栽培で生育。養液に含む塩分により、通常のトマトの糖度が4~5度であるのに対し糖度8~14度と極めて高いのが特徴です。また、酸度や通常の数倍といわれるアミノ酸などにより、味わいは非常に濃厚!

蔵元五源醤油 (無添加生醤油)


九重町の麻生醤油醸造所が国産原料にこだわり、吉野杉樽で仕込むという伝統的な醸造法で一年以上熟成させた特別な醤油。九重の地下水、くじゅう山系の伏流水を使用し、殺菌目的の火入れを行わない生(なま)醤油は、醤油本来の風味が生きた、なめらかで濃厚な味わいです。自然の力を利用した、まさに正真正銘のお醤油です。

鈴木さんちの卵


農林水産大臣賞を受賞した日出町の鈴木養鶏場で、自然に近い雌雄混合飼育でていねいに育てられた鶏から産まれた有精卵は、プルンと弾力のある黄身は目にも鮮やか。トロリとした濃厚な旨みが口いっぱいに広がります。

「arobo」東京都渋谷区広尾5-17-3
公式サイト

書いた人

通称TAKE-G(たけ爺)。福岡県飯塚市出身。東京で生活を始めて40年を過ぎても、いまだに心は飯塚市民。もともとファッション誌から始まったライター歴も30年を数え、「和樂」では15年超。日々の自炊が唯一の楽しみ(?)で、近所にできた小さな八百屋を溺愛中。だったが、すぐに無くなってしまい、現在やさぐれ中。