蔵書は30万点!京都観光なら「京都国際マンガミュージアム」子どもと一緒に楽しめる穴場をレポート!

蔵書は30万点!京都観光なら「京都国際マンガミュージアム」子どもと一緒に楽しめる穴場をレポート!

京都に校舎や校庭で堂々とマンガが読める小学校があるんです!今回ご紹介する「京都国際マンガミュージアム」は閉校になった小学校の敷地と校舎を再利用し、マンガ資料の収集・保管・公開とマンガ文化に関する調査研究を目的とした、博物館的機能と図書館的機能を併せ持った文化施設です。蔵書はなんと30万点!今ではもう手に入らない懐かしのあのマンガに出会えるかも…。
1日中いても時間が足りない、そんなマンガ天国をご紹介します。

京都のど真ん中!「京都国際マンガミュージアム」

「京都国際マンガミュージアム」があるのは京都市の中心、烏丸御池。1869年(明治2年)に開校し、1995(平成7)年4月に近隣の4校と統合し閉校になった龍池小学校を再利用した施設です。京都市と京都精華大学の共同事業として2006年11月にオープンしました。今では“クールジャパン”と呼ばれる日本文化の一端を担い、海外からも多くのマンガファンが訪れています。

海外のコミックが並ぶ「マンガ万博」

マンガミュージアムには海外からのお客さんが多く訪れますが、特に館内入り口すぐの「マンガ万博」には大勢の人が集まっています。ここはさまざまな国や地域で生まれたコミックスを手に取って読むことができるコーナー。「日本ほどのクオリティには敵わないのでは…?」と思ってページをめくってみると、日本のマンガと遜色ない内容に驚かされますよ!

このコーナーでは、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、タイ語、中国語など、世界各国で翻訳出版された日本マンガや、北米、ヨーロッパ、アジアの様々なマンガ(コミックス、バンドデシネ等)が楽しめます。

蔵書はなんと30万点!

館内には30万点のマンガに関する資料があり、そのうち5万点が「マンガの壁」に並び、自由に読むことができます。主に1階では少年向け、2階では少女向け、3階では青年向けのマンガが楽しめます。

これらのマンガは芝生(校庭)、階段、廊下、どこで読んでも自由。自分のスタイルでリラックスして楽しみましょう。

残りの25万点は「研究閲覧室」で閲覧することができます。こちらはマンガの研究・調査目的に、1週間前までに予約の上利用することが可能。利用できるのは火曜・日曜のみで、時間は10:00~16:45に限られています。

京都精華大学の卒業生たちが活躍

「京都国際マンガミュージアム」は京都精華大学により運営されていて、1階には卒業生の作品が展示されているコーナーもあります。

1階吹き抜けにある「マンガ工房」は、現役のマンガ家として活躍している京都精華大学の卒業生による、マンガの描き方の実演コーナー。めったに目にすることのないマンガの制作の様子を間近で見ることができます。更に10分500円でマンガの描き方について相談したり、執筆中のマンガにアドバイスをもらえたりと、ここでしかできない体験が可能。マンガ家を目指す中高生や海外のマンガファンが真剣な眼差しを注いでいるアツいコーナーです。

「マンガ工房 マンガ描き方相談室」は土日祝の11時~17時に開催

似顔絵コーナーも人気で、待ち時間が発生することもしばしば。でも待ち時間の発生しない穴場の季節があるんですって!それは観光客がもみじ狩りに行く紅葉シーズン。納得ですね!

似顔絵を描いてもらえるコーナーは特に海外からのお客さんに人気

大好きなマンガ家を探せ!!

館内にはここでしかできない体験や、ここでしか見られないものがたくさん展示されています。「マンガ家の手」のコーナーもそのひとつで、ショーケースに著名な先生方の石膏手型と色紙がズラッと展示されています。大好きなマンガ家の手を探したり、ペンを持つ大きな手や小さな手に想像が膨らみます。

部屋の中央には椅子が用意されていて、自由にマンガを持ち込んで読むことができます。なんて贅沢!

大好きなマンガ家たちの手に囲まれて過ごす読書タイムは至福のひととき

館内南側1階と2階壁面には、京都にちなみ、100人を超すマンガ家が描いた個性豊かな舞妓さんのイラストが展示されています。海外からのお客さんが目を丸くして見入っているのが印象的。

社団法人 日本漫画家協会の協賛により実現

マンガ家を招いたイベントも開催

体験型イベント

五感で楽しむ体験型のイベントも。1985年から連載が続く「クッキングパパ」の作者・うえやまとち先生を迎え、調理実演付きのトークショーが毎年定期的に開催されています。マンガに登場する料理を作者自らが調理するというオイシイ内容。会場内の左右のモニターには、調理中の手元とそのメニューが登場するクッキングパパのエピソードが映されています。この日ばかりは館内がおいしいニオイで満たされる特別な一日です。

画像提供:京都国際マンガミュージアム

トークショー・対談

こちらは世界的に知られるバンドデシネ「未来のアラブ人」の作家、リアド・サトゥフさんのトークショーの様子。話題の作家のお話をこんなに近くで聞くことができます。著名なマンガ家のトークショーや対談が入館料だけで楽しめるなんて、太っ腹!イベントは整理券が必要な場合や先着順、事前申込み制の場合がありますので、詳しくはホームページでご確認ください。
※バンドデシネ:フランス語圏のコミック

どこか懐かしい雰囲気を残す館内

3つの校舎をつなぐ“火の鳥”

「京都国際マンガミュージアム」はもともとあった3つの校舎(本館、北館、講堂・体育館)に新たに渡り廊下を設置して一つの大きな施設にしたもの。渡り廊下こそ新しいものの、それぞれの校舎にはタイル張りの階段やきしむ廊下など当時の面影がそのまま残っています。渡り廊下の吹き抜けにはマンガの神様・手塚治虫さんの代表キャラクター「火の鳥」のオブジェが大きく羽ばたいています。目は玉眼、体は寄木造という手の込んだ技法を惜しみなく使ったもので、迫力満点!

龍池小学校の歴史を知るコーナーも

龍池小学校は1869(明治2)年11月に開校した歴史ある小学校。大政奉還がすぐ近くの二条城で1867年11月9日に行われていますから、その2年後からこの地で京都の発展を見てきたことになります。2階の龍池歴史記念室では龍池小学校の歴史に触れることができます。

龍池小学校時代から「京都国際マンガミュージアム」までの歴史を知ることのできるマンガも置かれています

小学校だから運動会も行われる

年に一度は運動会が行われます。この日ばかりは校庭で読書はできませんが、卒業生や地元の人たちが龍池小学校の思い出を共有できる特別な日。校庭や校舎の窓から楽しい様子が窺えます。

大人たちがかなり本気モードの綱引き

校庭でマンガを読んでも叱られない!

館内にはマンガを読めるスペースや椅子が沢山あります。ですが一番のベストポジションはここではないでしょうか。青空の下の芝生の上、しかも校庭!ここでは何時間マンガを読んでも「マンガばっかり読んで!」と叱られたりしません。子どもの頃の夢が叶う、大人こそ楽しいミュージアムです。

画像提供:京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアムの楽しみ方

これだけ楽しめて入館料金は800円(中高生300円、小学生100円)!しかも当日なら再入館も可能。「京都国際マンガミュージアム」に行くなら、“京都に行くついでに立ち寄る”ではなく“マンガミュージアムに行くために京都に行く”というつもりでいないと全く時間が足りなくなること間違いなし!ぜひ丸一日時間を空けて、懐かしのマンガとマンガ文化をゆっくりと楽しんでみてください。また、例年「関西文化の日」につき入場が無料になる日があり、2019年は11月11日が入場無料となります。
※館内での撮影は禁止されていますのでご注意ください(一部を除く)

京都国際マンガミュージアム 基本情報
住所:京都市中京区烏丸通御池上ル
アクセス:京都市営地下鉄 烏丸線・東西線 烏丸御池駅2番出口より北へ徒歩2分
公式Webサイト:京都国際マンガミュージアム
休館日:毎週水曜日(休祝日の場合は翌日)、年末年始、メンテナンス期間
※トップ画像提供:京都国際マンガミュージアム

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