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2019.10.17

東急世田谷線の猫電車でプチ観光!招き猫の聖地「豪徳寺」とカラフル御朱印の「太子堂八幡神社」

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2017年から約1年間運行され、人気を博した東急世田谷線「幸福の招き猫電車」が帰ってきた!新たに猫耳が追加され、「猫感」が増した2代目招き猫電車に乗って、招き猫ゆかりの「豪徳寺」、かわいい御朱印が毎月いただけると評判の「太子堂八幡神社」へぶらり旅してきました。

世田谷に路面電車?

東急世田谷線は、東急電鉄でただひとつの軌道線で、都内でも数少ない路面電車のひとつ。都心とは思えないようなのどかな風景が広がる三軒茶屋-下高井戸間(約5km)を300系車両の2両編成でのんびりと走っています。

2代目「幸福の招き猫電車」

「玉電110周年記念イベント」の一環として運行され、惜しまれながら終了した「幸福の招き猫電車」が、このタイミングでなぜ、復活することになったのでしょうか。

世田谷線の前身、「玉電」

1907年8月、渋谷~玉川間で全線開通した玉川線は、「玉電」の愛称で親しまれていましたが、新玉川線建設工事のため、1969年5月に廃止され、姿を消しました。その際、廃線を免れた「三軒茶屋~下高井戸間」が世田谷線として残り、昔の名残をとどめています。


そうだったんだー。
歴史がわかったところで、「幸福の招き猫電車」に乗ってみよーかどー!

猫づくし。気づかぬうちに、にんまり

仕事帰りに、偶然、招き猫電車に乗れたウルトララッキーな友達もいるんだけど☆
それって多分レアだし、沿線エリアに住んでいないと難しそう。
まずは、スマホで「幸福の招き猫電車・運行時刻表」をチェックして…

<2019年9月吉日 午前8時40分ごろ>

世田谷線の始発駅・三軒茶屋駅で世田谷線散策きっぷ(おとな 340円/こども 170円)をゲット。購入当日は、世田谷線沿線の各駅を何度でも乗降できるおトクなきっぷです。(※世田谷線三軒茶屋駅、上町駅、下高井戸駅で発売)

レトロな駅のホームで、しばし「幸福の招き猫電車」を待ちます。
まだかな、まだかな~♪

<2019年9月吉日 午前8時50分ごろ>

!! ついにキター━━━━(゚∀゚)━━━━!!


顔がニャンコそのもの! かわいい~♡

車体にも、猫、ネコ、ねこ~!!!

焦る気持ちを抑えて、さっそく中へ。
まず出迎えてくれたのは…

窓からは、ひょっこり招き猫。テンションあがる~!

福を招いてくれそうな吊り輪♡

あ~、とにかく、にゃんだか幸せ。
ふわふわした気持ちで、下高井戸まで片道約18分の、のんびり電車旅。

下高井戸でいったん降り、折り返し電車に乗って本日2回目の招き猫電車。
なんて贅沢なんにゃ~。

やっと窓の外を眺められる余裕がでてきたよ。
おだやかな風景が広がっていて、和む。

招き猫電車を見ている沿道の方たちもみーんな笑顔になっていく。
この景色、理屈ぬきに、良いです!

ところで、この招き猫電車には、どうもモデルがいるらしいのです。

招き猫のモデルを求めて「豪徳寺」へ

豪徳寺の最寄り駅は「宮の坂」らしいんだけど、まちがえて「山下駅」で降りてしまったボクたち(汗)。

途中、情緒あふれる商店街を通って、約10分程で、豪徳寺へとうちゃーく。山門は、残念ながら工事中(泣)

商店街や、ボクたちが見られなかった山門のようすは、こちらの記事で詳しく紹介されています。
和樂web『商店街をぶらぶらと。招き猫さんぽ 豪徳寺界隈編』

お彼岸の時期だったからか、境内には、お花を持ってお墓参りに来られた方がいっぱい。

なんとなく肩身が狭くて、「お邪魔します、招き猫に会いに来ててすみません」なんて感じで本堂に手を合わせ、お目当ての「招福堂」へと向かいます!

こちらが「招福堂」。「招福観音」がお祀りされています。お隣には、「招福猫奉納所」が。

じじゃーん!にゃんこ天国

「招福猫奉納所」には、願いが叶った人たちがおさめた招き猫がたくさん。
なんだか縁起がいいね。

ボクたちは、豆サイズの招き猫(300円)が気に入ってお受けしてきちゃったよ!社務所も猫尽くしでした。

招き猫以外に、豪徳寺は「桜田門外の変」で有名な井伊直弼のお墓があって、井伊家の菩提寺でもあるんだそう。井伊家と招き猫はゆかりが深いらしいのですが一体、どんな関係が?こちらの記事を読んでみてね。
和樂web『招き猫ってそもそも何?発祥は豪徳寺?今戸神社?秘密を徹底検証!』

◆豪徳寺
住所: 東京都世田谷区豪徳寺2丁目24番7号
電話番号: 03-3426-1437
開門時間:6時~18時
受付時間:9時~16時
※季節、天候などにより変更する場合があります。

おやすみ中なのニャ~

帰りに偶然見かけた休憩中の猫電車。
運行休止時間でも、「上町駅」に行けば猫電車に出会えるチャンスがあるかも!?

かわいい御朱印が評判「太子堂八幡神社」

続いては、「西太子堂駅」で下車。
駅から徒歩約5分、かわいい御朱印で評判の「太子堂八幡神社」におまいりします。

まずは、手を清めるべく手水舎へ。

幸せうさぎ? 気になるけど、まずはおまいりしよう。

本堂の鐘の音が♪シャリンシャリーンって感じで、澄んでいてとっても綺麗。
心洗われるね~。

境内には、ほかにもお稲荷さん、縁結びの相生の榊、出羽三山神社(でわさんざんじんじゃ)・鹽竃神社(しおがまじんじゃ)があります。

おまいりを終えた後は、幸せのうさぎに会いに手水舎の奥へ。

まさか、うさぎに会えるなんて思っていなかったので、めちゃくちゃ嬉しい。
見るだけで癒され、かなり幸せな気持ちになったところで本日のメインイベント。
かわいいと噂の御朱印をいただきに行きます。

御朱印帳を渡して、整理券をいただいてしばし待ちます。

長い行列ができることもあるみたいで、椅子が用意されていたり、立派な待ち合い所があったりして、待ち時間も快適にすごせるようになっていました。

2019年9月の限定御朱印は、「月見」と「桔梗(ききょう)」の2種類(各300円)。9/13~9/16の4日間には敬老の日、9/20~9/23までは秋分の日特別御朱印もいただけたんです!
※毎月の限定御朱印2種、特別御朱印の詳細は神社公式SNSなどでご確認下さい。

いよいよ、御朱印とごたいめーん。

アレキサンドリア・パイン:これ、毎月集めたくなるキョ~!来月も来るわよ!
武者小路あずき:うん、そうしよう、そうしよう!

こちらは、秋分の日特別御朱印。左は、豪徳寺でいただいた御朱印(300円)。

しあわせ気分で神社をあとにしたあずき&パインコンビでありましたとさ。

◆太子堂八幡神社 (公式ホームページ)
住所: 世田谷区太子堂 5-23-5
電話番号: 03-3411-0753
開門時間:5時30分~19時
受付時間:9時~17時
※季節、天候などにより変更する場合があります。

笑顔になれる幸福の招き猫電車で沿線旅を

何度訪れてもその度、新しい発見がありそうな世田谷線沿線線、今度は全部の駅で途中下車しての~んびりおさんぽしてみたいな。みなさんも「幸福の猫電車」に乗って、古き良き昭和の雰囲気が残る沿線をゆる~りぶらりと旅してみませんか?

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