Gourmet
2016.03.02

生原酒がコップで290円なんて!京都の人気居酒屋「遊亀祗園」って何だ?

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ハムカツに日本酒、お刺身も。遊亀祇園のメニュー

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 この店は、赤い暖簾と格子戸の向こうからなにやらおいしそうな匂いを漂わせている『遊亀祇園』。滋賀県の酒造メーカーが手がける居酒屋だけあり、アジフライやハムカツなど昭和の懐かしの味からお造りの盛り合わせまで、生原酒がコップで290円という日本酒のお手頃感とバランスの取れた価格設定。写真のお造りの盛りっぷりをご覧ください、これで2,500円!

 取材したのは1月、お造りのおまかせ5種盛り合わせは、マダイ、本マグロ、ウニ、ホタテ、紋甲イカ。魚は天然もののみを扱う。自家製の西京味噌漬焼に生麩のあげだし、とうもろこしのかきあげ、茄子田楽…。

 そうそう、呑めない方は、ウーロン茶の合間に甘酒をぜひ。衝撃的なおいしさです! そんなこんなで、呑める人も呑めない人も大満足の『遊亀祗園』、もう一度言います、この店、祇園のど真ん中だから~!

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隣の人と膝が触れ合うくらいキュキュッと詰めて座る。
厨房も丸見えだし、オープンマインドでどうぞ

京都出張、一人でも飲めるちょうどよい居酒屋

 四条を上がった、看板やネオンがギラギラした何やら怪しいエリアにありながら、そのたたずまいにほっとできる昭和レトロな居酒屋。コの字型のカウンターと窓際カウンターの1階は、満席でも待っていればほどなく席が空くはず。ちょっとつまみながら2、3杯くいくいっと飲んで「お勘定」って人もいるので、意外に回転は速いのです。2階のテーブル席は予約も可能だけど、並んで待っても後悔はさせないと断言します! 
 
 低いカウンターにこれまたレトロな丸椅子と昭和風情の居酒屋は、ラグジュアリーとは対極にあるかもしれないけれど、おいしいお酒と食事で気持ちのいい時間を過ごせるという意味では、心地よさはどんな高級料理店にも引けを取りません。

写真/篠原宏明