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2017.11.06

旧暦って何?二十四節気、七十二候を知ると現代の暦も楽しくなる!

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江戸時代に日本で使われていた「旧暦(きゅうれき)」を知れば、季節をより身近に感じられるといわれますが、いったい、旧暦とはどのようなものなのでしょうか?

「旧暦」とは何か?

日本には7世紀に中国から暦が伝来しましたが、日本の気候風土に合わせるために、時代時代の暦学者や数学者たちによって幾度となく修正が重ねられてきました。天保時代には最も正確な太陰太陽暦が完成し、この、明治の改暦まで使用された「天保暦」のことが一般に「旧暦」と呼ばれています。

太陽と月の動きが基本

旧暦は、月の満ち欠けによって、新月の日を毎月の始まりにして、その12か月が一年になります。新月から次の新月までは平均約29・5日で巡るため、旧暦では1か月が30日間の「大の月」と、29日間の「小の月」をつくり、さらに2〜3年に一度は閏月を入れることで、季節のずれを調整していました。

月の満ち欠けは、夜の明るさを知るのに便利でしたし、潮の満ち引きにも大きな影響がありますが、季節を知るためには、太陽の軌道をもとに一年を24の季節に区切った二十四節気が目安になりました。さらには、二十四節気を5日ずつに分けた七十二候によって移りゆく季節の変化をとらえていたのでした。

二十四節気、七十二候とは?(2018年新暦に沿って解説)

二十四節気とは?

古代中国でつくられた季節の区分法で、地球から見た太陽の通り道である黄道の360度を15度ずつ24等分して、それぞれに名称を配したものです。一年は「立春」から始まり、各節気は約15日間。二十四節気は現代でも天候によって左右される農作業の指針として使われることが多いようです。

七十二候とは?

二十四節気のそれぞれをさらに3等分して、季節の風物を表したものを七十二候といいます。およそ5日間区切りで、その時節によく見られる自然現象が名称となっています。二十四節気と同じく古代中国から伝来しましたが、日本の気候風土に合うように何度も改訂され、江戸時代につくられた「本朝七十二候」が現在使われています。

旧暦をもっと楽しむために、二十四節気、七十二候を2018年の新暦に沿って詳しく解説!旧暦で日本の四季を感じてみませんか。立春から始まる春編をお届けします。

立春

新暦2018年2月4日/寒さも峠を越えて、ここから春に向かっていきます。旧暦では立春から一年が始まります。

東風解凍(はるかぜこおりをとく)

新暦2018年2月4日〜8日/東から暖かい風が吹きはじめて、湖や池に張った氷を溶かしていきます。

黄鶯睍睆(うぐいすなく)

2月9日〜13日/冬の間に山中で過ごしたウグイスが平野に下りてきて、ホーホケキョと鳴き始めるころ。

魚上氷(うおこおりをいずる)

2月14日〜18日/水が温み、川や湖を覆っていた氷が溶けて、魚が姿を見せます。白魚、さよりが春の魚。

雨水

2月19日/気温が高くなり、冬の間に降っていた雪は雨に変わり、氷も溶けて水となります。

土脉潤起(つちのしょううるいおいおこる)

2月19日〜23日/しっとりとした早春の雨が降り始め、冷たく締まっていた土を徐々に潤していきます。

霞始靆(かすみはじめてたなびく)

2月24日〜28日/霞やもやが、山野にたなびいて、遠くの景色が薄ぼんやりと見えるようになります。

草木萌動(そうもくめばえいずる)

3月1日〜5日/草木がいっせいに芽吹きはじめて、大地に生命の息吹を感じるようになります。

啓蟄

3月6日/冬ごもりしていた虫や蛇、蛙などが春の陽光に誘われて土からはい出してきます。

蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

3月6日〜10日/「啓蟄」と同意。冬の間、地中で眠っていた虫が地面の戸を開くようにして出てくる時季。

桃始笑(ももはじめてさく)

3月11日〜15日/桃の蕾がほころび、花が咲き始めるころ。甘い香りが漂います。

菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

3月16日〜20日/菜虫とは大根などの葉につく青虫のこと。青虫がさなぎとなり蝶に姿を変えるころ。

春分

3月21日/太陽が真東から昇って、真西に沈み、昼と夜が同じ長さになる日。本格的な春の始まり。

雀始巣(すずめはじめてすくう)

3月21日〜25日/暖かな陽射しを受けながら、スズメが巣をつくりはじめるころ。

桜始開(さくらはじめてひらく)

3月26日〜30日/年や地域によって開花時期は異なりますが、この時期あたりで桜が開花します。

雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

3月31日〜4月4日/寒冷前線の通過などで春の雷が起こります。植物の生育には恵みの雨を呼びます。

清明

4月5日/春の明るい陽射しの中で、天地万物のあらゆるものが、生き生きと清らかに輝きます。

玄鳥至(つばめきたる)

4月5日〜9日/夏鳥であるツバメが、海を越えて、南から日本に渡ってくるころ。

鴻雁北(こうがんかえる)

4月10日〜14日/ツバメと入れ替わるように、日本で冬を過ごした渡り鳥の雁が北へ帰っていきます。

虹始見(にじはじめてあらわる)

4月15日〜19日/空気中の湿度が高くなると、雨上がりに虹を見ることができるようになります。

穀雨

4月20日/穀物に潤いを与える恵みの春の雨が降るころ。陽射しも強まっていき、植物が成長します。

葭始生(あしはじめてしょうず)

4月20日〜24日/枯れていたように見えていた水辺のアシが芽吹きはじめます。

霜止出苗(しもやみてなえいずる)

4月25日〜29日/朝晩に霜が降りることもなくなり、稲の苗が順調に育つころです。

牡丹華(ぼたんはなさく)

4月30日〜5月4日/優雅な牡丹の開花を迎えます。さまざまな花が咲き誇り、まさに百花繚乱の時季。

立夏

5月5日/新緑が美しく、梅雨の前の爽やかな気候に、夏の気配が感じられるころです。

蛙始鳴(かわずはじめてなく)

5月5日〜10日/蛙が田んぼや野原などで元気に泣き始めるころ。生物の活動が活発化します。

蚯蚓出(みみずいずる)

5月11日〜15日/「啓蟄」の時季には間に合わないミミズがようやく冬眠から目覚めてきます。

竹笋生(たけのこしょうず)

5月16日〜20日/タケノコが生える時季。少し遅く感じますが、日本原産の真竹の収穫のはこの時季。

小満

5月21日/あらゆる生命が成長して大地に満ちて行く時季。気温が日ごとに上昇して、草木は生い茂る。

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

5月21日〜25日/卵から孵化したカイコが桑の葉を食べるころ。約1か月後、糸を吐いて繭をつくります。

紅花栄(べにばなさかう)

5月26日〜30日/紅色の染料や食用油を採るために栽培されるベニバナが咲くころ。

麦秋至(むぎのあきいたる)

5月31日〜6月5日/麦が実って、黄金色の穂をつけます。この時季が麦の「実りの秋」で、収穫するころ。

芒種

6月6日/「芒」とはイネ科の植物の穂の先のこと。穀物の種まきや麦の刈り入れ、稲の植え付けの時季。

螳螂生(かまきりしょうず)

6月6日〜10日/秋に草の茎などに産みつけられた卵からカマキリの幼虫が羽化するころ。

腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)

6月11日〜15日/湿度と気温が高くなり、野原の腐りかけた草の近くで成虫となった蛍が光りはじめる。

梅子黄(うめのみきばむ)

6月16日〜20日/青々としていた梅の実が、熟して黄色に色づいてくる。梅雨入りのころ。

夏至

6月21日/一年でいちばん昼が長く、夜が短い日。この日から少しずつ日照時間が短くなります。

乃東枯(なつかれくさかるる)

6月21日〜26日/夏枯草の異名をもつウツボグサは、冬至のころに芽を出して、夏至のころに枯れます。

菖蒲華(あやめはなさく)

6月27日〜7月1日/紫色のアヤメの花が咲く時季。野原に咲くのがアヤメ、湿地に咲くのはカキツバタ。

半夏生(はんげしょうず)

7月2日〜6日/葉が白く染まるカラスビシャク(半夏)が咲くころ。この日までに田植えを終える目安に。

小暑

7月7日/梅雨があけると、夏の暑さが本格的になります。暑中見舞いを出すのは小暑を迎えてから。

温風至(あつかぜいたる)

7月7日〜11日/晴れた日には熱を帯びた風が吹き始めます。夏本番もすぐそこまで到来。

蓮始開(はすはじめてひらく)

7月12日〜17日/夜明けの水辺で蓮の花が開きはじめます。蓮の花は昼過ぎには閉じてしまいます。

鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)

7月18日〜22日/鷹のヒナが飛び方や狩りの仕方を学んで、独り立ちに備えはじめます。

大暑

7月23日/一年で最も暑さが厳しくなるころ。暑気払いの行事や祭りが多くなります。

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

7月23日〜27日/薄紫の筒形の花が咲く桐は、この時季に実がなり、来年咲く花の蕾をつけはじめます。

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

7月28日〜8月1日/湿った地面の土から熱気が立ち上り、むうっとした蒸し暑さを感じるころです。

大雨時行(たいうときどきふる)

8月2日〜6日/台風や豪雨が増えるころです。青空にもくもくと立ち上る入道雲が見えたら夕立に注意を。

立秋

8月7日/まだまだ暑い日が続きますが、暦の上では秋の始まり。ほのかな秋の気配を感じる時季。

涼風至(すずかぜいたる)

8月7日〜12日/お盆を迎えるころには、熱風の中にもふと秋の涼しい風が混じることも。

寒蟬鳴(ひぐらしなく)

8月13日〜17日/カナカナカナというヒグラシの鳴き声は、夏の終わりを教えてくれます。

蒙霧升降(ふかききりまとう)

8月18日〜22日/早朝や夕暮れ、空気の冷え込みで、白い霧が立ちこめるころ。霧は秋の季語。

処暑

8月23日/暑さがおさまるころです。朝夕に涼しさを感じるようになりますが、台風のシーズンも到来。

綿柎開(わたのはなしべひらく)

8月23日〜27日/綿の実を包むガクがはじけるころ。中から出てくるフワフワの綿毛を収穫します。

天地始粛(てんちはじめてさむし)

8月28日〜9月1日/天気図に秋雨前線が見られるようになり、秋雨とともに冷たい空気が運ばれてきます。

禾乃登(こくものすなわちみのる)

9月2日〜7日/稲やヒエ、アワなどの穀物が実をつけるころ。粒がたわわに実り、穂を垂らします。

白露

9月8日/大気が冷えて、朝の草花に露が降りてきます。残暑厳しいころですが、季節は確実に秋へ。

草露白(くさのつゆしろし)

9月8日〜12日/早朝、草花に降りた露が、白く光って見えることに気がつくころです。

鶺鴒鳴(せきれいなく)

9月13日〜17日/尾の長い野鳥のセキレイが、チチチチと高い鳴き声で鳴き始めます。

玄鳥去(つばめさる)

9月18日〜22日/春先に飛来して子育てを終えたツバメが、温暖な南の国へ帰っていきます。

秋分

9月23日/太陽は真東から出て真西に入り、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。秋のお彼岸。

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

9月23日〜27日/夏に頻発していた雷も鳴りを潜め、晴れ渡る青空と陽気に包まれるころです。

蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)

9月28日〜10月2日/虫たちが冬ごもりの支度を始めるころ。春の啓蟄まで土の下で静かに眠ります。

水始涸(みずはじめてかるる)

10月3日〜7日/水田から水を抜いて土を乾かして、稲刈りの準備を始めるころです。

寒露

10月8日/秋が深まり、朝晩の冷え込みが強くなっくると、野の草に冷たい露が降ります。

鴻雁来(こうがんきたる)

10月8日〜12日/ツバメと入れ違いに、冬鳥の雁が渡ってくるころです。日本で越冬します。

菊花開(きくのはなひらく)

10月13日〜17日/菊の花が咲くころです。菊祭りが開催されることも多い時季。

蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

10月18日〜22日/秋の夜、虫たちが家の戸口でにぎやかに鳴き始めるころです。

霜降

10月23日/霜が降り始めます。霜は空気中の水蒸気が氷点下に冷えた物体に触れてできる氷の結晶です。

霜始降(しもはじめてふる)

10月23日〜27日/霜の降りはじめには、農作物の管理に注意が必要。秋も終わりに近づいています。

霎時施(こさめときどきふる)

10月28日〜11月1日/ぱらぱらと降ってじきに止む雨は、この時季特有。

楓蔦黄(もみじつたきばむ)

11月2日〜6日/モミジやツタが黄色や赤に紅葉するころ。北国から徐々に紅葉前線が南下します。

立冬

11月7日/冬の始まり。冬の気配が感じられるころ。草木が枯れて北風が吹き始めます。北国では初雪も。

山茶始開(つばきはじめてひらく)

11月7日〜11日/ツバキ科のサザンカが開花し始めるころ。垣根に使われることが多いのがサザンカ。

地始凍(ちはじめてこおる)

11月12日〜16日/朝や夜の冷え込みが厳しくなって、地面の土が凍てつくようになります。

金盞香(きんせんかさく)

11月17日〜21日/「金盞」の別名をもつスイセンが咲き、甘い香りを漂わせるころ。

小雪

11月22日/日に日に風が冷たくなり、寒い日には雪が舞うこともあります。

虹蔵不見(にじかくれてみえず)

11月22日〜26日/冬独特の寒々とした乾燥した気候では虹が現れにくくなります。

朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)

11月27日〜12月1日/冷たい北風が木々の枝から枯れ葉を吹き飛ばしてしまいます。

橘始黄(たちばなはじめてきばむ)

12月2日〜6日/柑橘類の総称である橘が黄色に色づくころです。みかんも美味しくなる時季。

大雪

12月7日/雪が降ることが多くなり、山々や野山が雪に覆われます。本格的な冬の到来です。

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)

12月7日〜11日/空を塞ぐように雲が重く広がり、深閑とした真冬の気候に生き物も活動を控えます。

熊蟄穴(くまあなにこもる)

12月12日〜16日/熊が冬眠するころ。熊は冬眠中に子を生み、春になると一緒に穴から出てきます。

鱖魚群(さけのうおむらがる)

12月17日〜21日/鮭が産卵のため群れをなして川を遡上してきます。北国の冬の風物詩。

冬至

12月22日/一年で最も昼が短く、夜が長い日。ゆず湯に入って、かぼちゃを食べます。

乃東生(なつかれくさしょうず)

12月22日〜26日/冬に芽吹き、夏に枯れるウツボグサが芽を出すころです。春への希望をもたらします。

麋角解(さわしかつのおつる)

12月27日〜31日/大きく育ったオスの鹿の角が抜け落ちるころ。新しい角は春にまた生え始めます。

雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)

2019年1月1日〜5日/深い雪の下では、麦がひっそりと芽吹いて、春を待っています。

小寒

1月6日/「寒の入り」といわれ、ぐんと寒気が増してきます。寒中見舞いを出すのもこの時季。

芹乃栄(せりすなわちさかう)

1月6日〜10日/春の七草のひとつであるセリが冷たい水辺で群れ生えるころです。

水泉動(しみずあたたかをふくむ)

1月11日〜15日/厳寒の時季ですが、地中では陽気が生じて凍っていた泉が動き始めます。

雉始雊(きじはじめてなく)

1月16日〜19日/雉のオスがメスへの求愛のために「ケーン」と甲高く鳴くころ。雉は日本の国鳥。

大寒

1月20日/冷気が極まって、一年で最も寒さが厳しい時季。「寒稽古」が行われるのもこのころ。

款冬華(ふきのはなさく)

1月20日〜24日/フキノトウが雪の中から顔を出しはじめます。待ちに待った春の訪れの象徴です。

水沢腹堅(さわみずこおりつめる)

1月25日〜29日/川の水に厚くて堅い氷が張るころ。ニュースで最低気温の記録が聞かれる時季です。

雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)

1月30日〜2月3日/春の気配を感じたニワトリが、そろそろ卵を産み始めるころです。

※日付は2018年〜2019年のものです(2019年は暫定)。ここでは、七十二候は各節気が始まる日から数えて5日間ずつを一候としています。一候が4日間、あるいは6日間の場合もあります。

「旧暦」Q&A

1 睦月って1月のことですか?

旧暦では1月のことを睦月と呼んでいました。2月は如月、3月は弥生、4月は卯月、5月は皐月、6月は水無月、7月は文月、8月は葉月、9月は長月、10月は神無月、11月は霜月、12月は師走…と呼ばれました。睦月は「正月で人々が睦まじく過ごすから(諸説あり)」など各月の名称に由来があります。

2 旧暦の年はどのように表しますか?

元号で示す「和暦」とともに「干支」でも表されました。干支には子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の「十二支」に加えて、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の「十干」があり、十二支と十干を組み合わせて60通りの干支に。60年で生まれた年と同じ干支が回ってくるので「還暦」といいます。

3 旧暦と新暦の日付の違いは?

旧暦では「立春」が一年の始まりとされ、立春を過ぎた新月(朔)の日が1月(睦月)1日になります。新暦2018年は2月4日が立春。2018年の旧暦の1月1日は2月16日となり約1か月半ずれがあります。旧暦は29日か30日までしかないので、1年間では約11日もずれていき、2〜3年に1度は閏月で調整しました。

4 朔ってなんですか?

地球と月と太陽が一直線状にあり、月がほぼ見えなくなる新月のことを「朔」といいます。転じて、旧暦の月初めの1日のことを表します。果物の「八朔」は、旧暦の8月1日ごろから食べられるようになるためにこの名がついたといわれています。満月の日は「望」と呼ばれ、旧暦15日にあたります。

5 廿、丗ってどう読むの?

漢数字の廿(にじゅう)、丗(さんじゅう)です。旧暦には廿九日までの「小の月」と、丗日までの「大の月」があります。月の満ち欠けの周期は約29.5日なので0.5日分を大小の月をつくることで調整。しかし、12か月では約354日となり、太陽暦の一年よりも約11日間短くなるため、2〜3年に一度は閏月がつくられました。