“浮世絵”をモチーフにした和樂オリジナルスニーカーをつくりました! 製作を手がけたのは、広島県府中市にある株式会社スピングルカンパニー。製品のクオリティとデザインの融合にこだわるレザースニーカーブランド「スピングルムーヴ」を世に送り出す気鋭のメーカーです。そんなスピングルカンパニーと和樂がコラボし、江戸時代でも現代でも大人気の浮世絵師、葛飾北斎と歌川国芳の名作をデザインした、超絶カッコいいスニーカーが完成! 2020年5月22日(金)から販売スタートしています。
■和樂web編集長セバスチャン高木が音声でその魅力を解説中!
スピングルムーヴとは?
ゴムメーカーから誕生したスニーカーブランド
スピングルムーヴの製造元は、85年以上の歴史があるゴムメーカー。戦後、ゴム長靴・ゴム草履の生産を開始し、1970年代からファッションスニーカーの製造に力をいれていきます。そうして2002年にスニーカーブランド「スピングルムーヴ」が誕生。長年にわたり培われてきたゴム加工技術を贅沢に駆使し、究極の履き心地を追求しています。
履き心地を追究したレザースニーカー
スピングルムーヴの特徴は何と言ってもその履き心地。履き心地を左右するゴム製ソールは、原材料にもこだわっているそう。自社オリジナルの配合で練り合わせるところからスタートしています。ユーザーの声を受けては改良を重ね、今もなお研究中だというから、その精神はモノづくりの真髄そのもの。細かなこだわりがが掛け合わさって、唯一の履き心地が生み出されています。
バルカナイズ製法
スピングルムーヴのスニーカーは「バルカナイズ製法」でつくられています。バルカナイズ製法は靴の製法のひとつで、今から170年以上も前にアメリカで発明されました。硫黄などを練り合わせたゴムは、熱と圧力をかけることで化学反応を起こし、弾力のあるゴムに変化します(加硫)。その力を利用して靴本体(アッパー)とゴムソールを接着させる製法。本体とゴムソールがしっかりと結合するため、足のしなやかな動きに対応します。
このバルカナイズ製法は、工程の機械化が難しいため、他の製法に比べて手作業を多く必要とします。スピングルムーヴの工場では、熱と圧力を加える釜入れの工程でも、その日の気温や湿度によって、熱と圧力のバランスも微調整しているのだそう。そのため、想像以上の労力と時間がかかります。“スニーカーの基本製法”ともいわれているバルカナイズ製法ですが、国内で採用しているのは数社しか残っていないのだとか。
スピングルムーヴではこの窯入れ作業の他、革裁断や糊塗り、テープ貼りなど、ほぼすべての工程をひとつひとつ職人さんが手作業で行っています。労力を惜しまず、一足一足大切につくられているので、スピングルムーヴのスニーカーからは手仕事の温かさを感じます。
浮世絵スニーカー誕生
そんなスピングルムーヴと和樂がコラボレーションして製作した「浮世絵スニーカー」。誰もが一度は目にしたことのある浮世絵の名作をモチーフに、オリジナリティー溢れるデザインで仕上げました!
北斎カモフラージュスニーカー商品概要
モチーフは、浮世絵の代名詞ともいえる、葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」。富士山をモチーフに描いた、全46図の連作シリーズです。
パッとみるとカモフラージュ柄のようにもみえませんか? 「実は北斎!」というさりげなさがおしゃれです! この作品がモチーフのファッションアイテムはたくさんありますが、総柄にしたスニーカーは史上初!(?)
見た目のかっこよさだけではなく素材にもこだわりが。原皮自体は北米産ですが、原皮の加工からインクジェットプリント、色止めの工程まですべて国内で行われています。素材も工程もモチーフも「メイド・イン・ジャパン」にこだわりました。
商品名:SPM-101HOKUSAI
価格:23,000円+税
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国芳スカルスニーカー商品概要
今、海外でも人気を集める歌川国芳。2015年にフランスのプティ・パレ美術館で開催された特別展「国芳、浮世絵の鬼才」は、大盛況のうちに幕を閉じました。そのユニークなアイディアとダイナミックな構図は、世界中で注目されています。
今回は、そんな国芳の代表作「相馬の古内裏」をモチーフにしました。国芳といえば、この作品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
右サイドには大迫力なガイコツ、左サイドにはその他の部分をあえてアシンメトリーに柄を入れているため、左右で違うスニーカーに見えるのが特徴です。どのサイズも可能な限り同じ場所に同じ柄が入るよう、細かな調整を重ねました。
使用しているキャンバスは日本製。こちらのスニーカーも素材にこだわりました。
商品名:SPM-458KUNIYOSHI
価格:19,000円+税
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