愛らしい動物園の人気者と言えば、パンダですね! 丸々もこもこしていて、動きがスローモーなのも、なんかキュンとしちゃいます!
パンダといえば、ササの葉を食べているイメージがありますね。これには理由があるのをご存知ですか?
さて、ここで問題です! 下の中から答えを選んでください。
1.ササの葉に栄養があるから
2.草食動物だから
3. 生存競争に負けてしまったから
答えは……、3番でした! 意外でしたか?
ササの葉を食べている悲しい理由
もともとパンダはクマの仲間で、雑食性なので、動物の肉や果物も食べていました。しかし、大昔に中国で暮らしていたパンダは、他のクマから住んでいた地域を追われてしまいます。うう、可愛そうなパンダ! のんびりしてるから、バトルとか苦手そうだもんね。
生息の場とした山岳地域の奥地では、1年を通して豊富に生えているのは、タケぐらいしかありませんでした。生存競争に負けてしまったパンダは、こうしてササの葉やタケを食べるようになったのです。
パンダは草食動物の消化器を持っていないので、繊維質の多いササの葉やタケを十分に消化することができません。1日に10数時間もかけて大量に食べて、やっと生きていくのに必要な栄養を摂取してるんだとか。け、健気すぎる!
動物園では、旬のたけのこが大好物
動物園で暮らしているパンダの主食も、野生パンダが好んで食べたササの葉やタケです。またパンダは、タケの若芽であるタケノコが、大好物! 東京の上野動物園では、園内で生えている新鮮なタケノコを、パンダに与えています。私たちと同じように、旬のタケノコが好きなんて、何だか面白いですね!
参考文献:上野動物園ジャイアントパンダ情報 日本大百科全集 小学館