令和4(2022)年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』予習シリーズ人物編! 今回は13人の1人、八田知家(はった ともいえ)殿!! 下野国(現・栃木県)の名門武士だ!! キャストは市原隼人殿。どんな人物だったか3分で解説!!
八田知家殿の武力
八田殿は保元(ほうげん)の乱でも、源義朝(みなもとの よしとも)様のもとにその名が見える武士だ。
源平合戦には寿永2(1183)年から参加していて、その後の戦でも度々名が見える。つまり武力は鎌倉幕府を代表する家の1つだな。
八田知家殿の教養
かといって、武力一辺倒ではない。八田殿の家は元々は天皇に仕える京武者の家系だった。八田殿の祖父の代あたりから北関東にやってきたらしい。だから教養の面でも他の坂東武者と比べて頭一つ抜きんでている。
……オレも坂東武者として言っておくが、だからといって他の坂東武者に教養が無かったってわけじゃないんだぞ。坂東には坂東特有の作法があって、それが家によって違うから、頼朝様は京式の作法に統一しようとしたんだ。で、八田殿の家は元々が京の家だったから京式の作法にも詳しかったわけだ。
まだ京式の作法が浸透していない頃、京の貴族をおもてなししていたのは八田殿だった。
八田知家役、市原隼人殿について
うっわぁぁあああ! 市原殿! 主演級の役者がここで! これはもうワイルド&セクシーな八田殿だ! セクシー八田だ!!
市原殿はインスタでも、八田殿のお墓参りの様子をアップしていたが……。きっと大事に演じてくれるだろうな。期待しかない……!
関連人物
主君:源義家、源頼朝、源頼家、源実朝
父:八田宗綱
兄弟:宇都宮朝綱、寒川尼
子:八田宗基、ほか
「鎌倉殿の13人」13人って誰のこと? 人物一覧
「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。「鎌倉殿の十三人」は、鎌倉幕府の二代将軍・源頼家を支えた十三人の御家人の物語です。和樂webによる各人物の解説記事はこちら!
1. 伊豆の若武者「北条義時」(小栗旬)
2. 義時の父「北条時政」(坂東彌十郎)
3. 御家人筆頭「梶原景時」(中村獅童)
4. 頼朝の側近「比企能員」(佐藤二朗)
5. 頼朝の従者「安達盛長」(野添義弘)
6. 鎌倉幕府 軍事長官「和田義盛」(横田栄司)
7. 鎌倉幕府 行政長官「大江広元」(栗原英雄)
8. 鎌倉幕府 司法長官「三善康信」(小林隆)
9. 三浦党の惣領「三浦義澄」(佐藤B作)
10. 朝廷・坂東の事情通「中原親能」(川島潤哉)
11. 頼朝の親戚「二階堂行政」(野仲イサオ)
12. 文武両道「足立遠元」(大野泰広)
13. 下野国の名門武士「八田知家」(市原隼人)