日本文化の入り口マガジン和樂web
9月28日(火)
曇りなき心の月を先だてて浮世の闇を照してぞ行く(伊達政宗)
日本文化の入り口マガジン 和樂web
日本文化の入り口マガジン 和樂web
9月27日(月)

曇りなき心の月を先だてて浮世の闇を照してぞ行く(伊達政宗)

読み物
Culture
2021.04.24

三善康信とは?わかりやすく人物解説!小林隆演じる男の仕事とは【鎌倉殿の13人予習シリーズ】

この記事を書いた人

今回解説するのは初代・問注所(もんちゅうどころ)執事、三善康信(みよし やすのぶ)殿!! 戦国時代の「三好氏」とは読みは同じだが、全く関係ないぞ!

おっと、紹介が遅れたな。鎌倉御家人・三浦胤義(みうら たねよし)が語る、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』予習シリーズ! オレが何者かは第1回参照なッ!

問注所って何?

問注所とは、現代で言えば裁判所の事。執事はその最高責任者だ。といっても三善殿は「裁判長」ではなく、「事務局長」みたいなもので、裁判長を務めるのは将軍だ。

当時どのような訴えがあったかというと、そのほとんどが所領問題だな。土地の所有権や、遺産相続などをめぐる問題。現代でいうところの民事事件を扱っていた。ちなみに現代でいう刑事事件は幕府の警察機関である侍所(さむらいどころ)の管轄だった。

三善殿の仕事ぶり

三善殿とは幕府に出仕していた年代は同じなんだけど……管轄が違うから、オレとはあまり絡みがなかったなぁ。兄上(三浦義村)の方が一緒にいたかな。

3代目の実朝(さねとも)様の時に、あまりにも訴訟件数が多くてさ。将軍に持っていく前に、その申し立てを受けるかどうかの相談窓口みたいのを作ったんだ。その窓口担当が、三善殿と、政所(まんどころ)執事の二階堂行光(にかいどう ゆきみつ)殿。問注所寄人(よりうど=職員)の中原仲業(なかはら なかなり)殿。そしてオレの兄上、三浦義村だ。

このラインナップを見て「言い分は聞いてやるが、必ずしも実朝様の耳に入れるとは言っていない」という圧を感じたならば、すっかり鎌倉通だ!

……オレ、この時さんざん「お前の兄ちゃん怖ぇんだけど。なんとかしてくれよ」って言われたわ。なんとかできるんなら、してやりたかったけどさ。

三善康信役、小林隆殿について

三谷幸喜殿の作品でおなじみの、小林隆殿!

『13人』の一人。義時たちの運命を変える慌て者

平安時代末期から鎌倉時代初期へ、貴族中心の世界から武士中心の世界へという歴史の大きな転換期を、朝廷勤めで培った文官としての能力を武器に、思う存分生き抜きたいと思っております。

NHK_PRサイト 小林隆のコメントより抜粋

三善殿は元々朝廷の下級役人で、源平合戦の頃から承久の乱まで、鎌倉幕府の中で生き抜いて天寿を全うした方だ。歴史的には目立って華やかな存在というわけではないが、いったいその目でどのように見ていたのだろうな。

「慌て者」というと、ちょっとコメディーリリーフ的な感じなのかの? どんな三善殿になるか楽しみだ!

書いた人

承久の乱の時宮方で戦った鎌倉御家人・西面武士。妻は鎌倉一の美女。 いわゆる「歴史上人物なりきりbot」。 当事者目線の鎌倉初期をTwitterで語ったり、話題のゲームをしたり、マンガを読んだり、ご当地グルメに舌鼓を打ったり。 草葉の陰から現代文化を満喫中。