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6,7月号2025.05.01発売

日本美術の決定版!「The 国宝117」

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Culture

全379件、1-18件を表示中

頭だけになっても主人を守る。踊り、戦い、詣る、昔話の「猫」の世界

猫は、不思議な生きものだ。人に飼いならされているようで、飼い主をこき使っているようにも見える。だいたい、動物でありながら人間の世界に入りこんでなお主体性を見失うことなく暮らしているというのも不思議だ。

化けたり祟ったり……猫にまつわる昔話といえば妖怪の類が有名だけれど、今回紹介するのは人間のすぐ隣で暮らす〈家猫〉たちの物語。飼い主も知らない飼い猫の知られざる姿を紹介しよう。
馬場紀衣

行かない理由がない! “相撲の殿様”が創設した「相撲博物館」の驚くべき全貌

今年は、一月には豊昇龍が、さらに五月には大の里が、横綱に昇進!東西の番付に横綱が並ぶのは令和3年の秋場所以来、ふたりの横綱の誕生でますます盛り上がりをみせる大相撲。若い力士の台頭もあって相撲ファンもやや若返り傾向、さらに伝統文化とスポーツの融合であり日本を代表する格闘技として、ここ数年は海外から訪れるゲストが増えています。そんな相撲の聖地として両国の国技館は知っていても、そこになんともニッチな博物館「相撲博物館」があることはご存じでしょうか。大相撲をテーマに展示を繰り広げて70余年、唯一無二な博物館の正体に迫ります。
森 有貴子

目に見えない“祈り”の力とは——彬子女王殿下のエッセイ『日本美のこころ イノリノカタチ』発売

彬子女王殿下のエッセイをまとめた『日本美のこころ イノリノカタチ』が発売されました。雑誌『和樂』の連載「美と技が織りなす詩」「イノリノカタチ」に加え、伝統芸能への思い、尊敬する祖父母との思い出を綴った『和樂web』の連載を新たに収録。珠玉の29篇で織りなす『イノリノカタチ』をご紹介します。
和樂web編集部

徳川家康を助けて大奥へ!? 忍者の末裔「伊賀者」の正体とは

江戸城の大奥。そこは、将軍以外は立ち入ることのできない女の園……ではありますが、実は出入口近くの一部エリアには男性の役人たちも勤めていました。

警備を担当する役職には、戦国時代に徳川家康のピンチを助けたという「伊賀者(いがもの)」の名が。伊賀者とは漫画『忍者ハットリくん』でもおなじみの、伊賀国(いがのくに、現在の三重県西部)出身の忍者のことです。
大奥の岩内

The timeless beauty of blades passed down through the Imperial Family — What made the Tachi So beloved by the Heian Nobility? Sawada Toko ‘Biso no Nippon: The history of dressing up’

Dressing up and adorning oneself with sparkling jewellery. There lies the human desire to be beautiful and to add colour to one's life. In our series 'Biso (美装) no Nippon: The History of dressing up', writer Sawada Toko traces the history of various ornaments and jewellery, and explores the mysteries behind the act of dressing up.
連載 Sawada Toko

“男女の欲望”は控えめに? 江戸時代の医学書『老人必用養草』に学ぶシニアライフ

長寿国、日本。しかし、それは今のはなしだ。江戸時代の平均寿命は40歳ほどで、今とくらべるとかなり短命だった。とはいえ徳川家康は73歳くらいまで生きたというし、杉田玄白は享年85歳、葛飾北斎にいたっては90歳まで生きている。となると気になるのが、江戸時代のシニアたちの暮らしぶりだ。
馬場紀衣

Meiji Japan, through photographs from 120 years ago: Scenery of Tokyo, Kyoto, and Osaka [Daredemo Museum Series]

安藤整

「テッペンカケタカ」平安の風流人が待ち望んだ初夏の風物詩・ほととぎす。馬場あき子【和歌で読み解く日本のこころ】

歌人、馬場あき子氏による連載「和歌で読み解く日本のこころ」。第二十四回は「時鳥(ほととぎす)」。『万葉集』『古今集(こきんしゅう)』の、夏の歌の大多数を占めていた時鳥。一方で時鳥の名は、宮中に参内した高官が風流を解するか否かをはかるため、宮中のベテラン女房が問いに用いていたのだとか。
和樂web編集部

豊臣秀吉の「黄金の茶室」実際に入ったらどうなる!? 名護屋城博物館の復元茶室に潜入!

秀吉の「黄金の茶室」というと、京都の宮中で組み立て天皇に抹茶をふるまった、というイメージしか筆者はなかった。しかしなんと「朝鮮出兵」の際に名護屋城(佐賀県)にも秀吉は黄金の茶室を運んだという。佐賀県立名護屋城博物館では、黄金の茶室が復元され、中に入って抹茶を飲むこともできる! さっそく行ってみた。
給湯流茶道

How actor portraits, ‘yakusha-e,’ could make or break a Kabuki actor’s career

黒田直美

What is Wabi-sabi? A quick guide to understanding the unique Japanese aesthetic

先入観に支配された女、サッチー

歌人・馬場あき子先生に聞く「和歌と短歌の違い」実は短歌の方が古かった?

和歌(わか)と短歌(たんか)って、どう違うの? そんな疑問に、歌人・馬場あき子さんがズバリ答えてくれました! 実は、『万葉集』と『古今和歌集』の間に、大きな分岐点があったのです。
和樂web編集部

新橋芸者衆にとって憧れの舞台「東をどり」。第百回を未来への架け橋に【尾上菊之丞インタビュー】

「東をどり(あずまおどり)」が、今年5月で100回目の開催を迎えます。東京を代表する花街(かがい)のひとつ、新橋の芸者衆による舞踊公演です。

新橋芸者の皆さんは、日々、一見(いちげん)さんお断りの料亭でお客さんをもてなし、歌に踊りといった芸を披露しています。「誰もが気軽に」がもてはやされる時代に、限られた人にだけに扉を開いてきたお座敷文化。そこで磨かれた「芸」と「綺麗」を、「東をどり」で観ることができるのです。

新橋芸者衆の踊りの“師匠”のひとり、日本舞踊尾上流四代家元の尾上菊之丞(おのえ・きくのじょう)さんに、「東をどり」の見どころをインタビュー。振付を手掛ける「お好み」に込める思い、新橋芸者衆への敬意、そして花柳界に身をおく者としての矜持と、だからこその歯がゆさとは。
塚田史香

代々の歴史を紐解き、革新の道を進む。大名跡襲名の尾上菊五郎、音羽屋の“八代目さん”へ〈後編〉

2025年5月、尾上菊之助さんが八代目尾上菊五郎(おのえきくごろう)を、尾上丑之助(うしのすけ)さんが六代目尾上菊之助を襲名しました。

「菊五郎」は、歌舞伎の世界で300年以上受け継がれてきた、とても重要な名跡。八代目誕生という歌舞伎の歴史に残るビッグイベントにあわせて、八代目菊五郎さんのインタビューを前後編にわたりお届けします。

後編となる今回は、八代目として目指すこと、世襲制への思いについてお話を伺います。
塚田史香

覗き見ずにはいられない「日本の怪談」が世界を震わせた。モナコ国際映画祭W受賞『梵字 BONJI』制作秘話

幼い頃にテレビで見たり、絵本で読んだりした昔ばなしの中には、体が震えあがるような恐ろしい話があった。それでも薄目を開けて見てしまうような「怖いもの見たさ」も潜んでいて。写真家である浮辺奈生子(うきべなおこ)監督が撮った短編映画『梵字 BONJI』は、まさにその頃の感覚を思い起こす映画だった。
黒田直美

A glimpse into the world of incense, through the eyes of Murasaki Shikibu, Sei Shonagon and the people of the Heian period Sawada Toko ‘Biso no Nippon: The history of dressing up’

Dressing up and adorning oneself with sparkling jewellery. There lies the human desire to be beautiful and to add colour to one's life. In our series 'Biso (美装) no Nippon: The History of dressing up', writer Sawada Toko traces the history of various ornaments and jewellery, and explores the mysteries behind the act of dressing up.
連載 Sawada Toko

Marriage, revenge, and myth: The bittersweet tale of the Japanese and Snakes – A perfect read for the year of the snake

あきみず

How to truly appreciate the hidden wonders of Japan’s national treasure, Sanjusangendo Temple

The sight of over a thousand golden statues of the Thousand-Armed Kannon (千手観音) is overwhelming—but the magnificence of Sanjusangen-do (三十三間堂) doesn’t end there. The hall itself, designated as a National Treasure, holds architectural marvels worthy of deep appreciation. We spoke with Professor Yagasaki Zentaro (矢ヶ崎善太郎), an expert in architectural history, to uncover its hidden charms.
湯口かおり

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