芸能と文化

 

芸能と文化に関する読み物

全1155件、21-30件を表示中
芸能と文化
19世紀の和樂をつくった男?浮世絵をヨーロッパに紹介した画商ジークフリート・ビング

豊かな曲線美とそれまでの概念を覆すモチーフを多用した美術様式アール・ヌーヴォー。 これは19世紀後半に発生したジャポニズムの発展形でもあった。 欧米諸国にとっての絵画とは、殆どの場合聖職者か王侯貴族、そうでなければ学者のものだった。画家はこれら3者のいずれかに属し、資金援助を受けながら絵を描いた。しかし日本の絵画は庶民の下支えにより成立していた。にもかかわらず、なぜあのような多彩で緻密な技法を編み出す余裕が日本の画家にはあるのか? 欧米の芸術家たちは、極東の島国日本の文化水準に目を見張った。 それは即ち、日本で浮世絵や錦絵を買い付けた画商が存在したということである。フランスに帰化したドイツ生ま […]

芸能と文化
柳田國男のおかげでエリート妖怪の仲間入り?謎多き「油すまし」の正体とは?

「『油すまし』って知ってる?」 「小柄で蓑を被った妖怪のことでしょ」 「まあ、そうなんだけど」 「?」 油すましの話題になると、だいたいこんな感じで終わる。「『ゲゲゲの鬼太郎』で知った」くらいの展開はあるかもしれないが、早々に別の妖怪の話題になったりして油すましが思い出されることはほとんどない。 オカルト好きや妖怪愛好家のあいだでは知らない人はいないくらい有名なのに、どこの地方に伝わってどんな悪さをするのかということはあまり知られていない油すましって、いったい何者なんだろう。 峠の道に初登場するも、いきなり名前を間違えられる 油すましが知られるきっかけとなったのは、昭和初期の郷土史家・浜田隆一 […]

芸能と文化
獅子と狛犬の違いは口にあり?古代オリエントから辿る狛犬5000年の歴史

狛犬の起源をご存知だろうか?狛犬は神社で鳥居の前などでよく見かけるが、なぜ犬なんだろう?獅子ではないの?などと疑問は膨らむばかり。そんなとき、石川県金沢市で取材した神社の神主さんから、上杉千郷の著書『獅子狛犬の源流を訪ねて』という本を勧められた。その本によれば、狛犬の起源は少なくとも紀元前3000年頃の古代オリエントまで遡れるとのこと。それ以来、狛犬のご先祖様の壮大なスケールの物語にのめり込んだ。本記事では、狛犬がどのような歴史をたどって現在に至ったのかをご紹介する。 狛犬の起源は古代オリエント!? 紀元前3000年頃、ライオンは強さの象徴だった。チグリス・ユーフラテス川流域に栄えた古代文明に […]

芸能と文化
戦国一のドケチ男・徳川家康が没落名家の当主山名豊国を絶賛した、たった一つの理由とは?

戦国時代は、大大名が没落する時代でもあった。 山名氏は室町時代中期までは日本史にも絡むほどの大勢力を誇っていたが、室町末期から安土桃山時代になると完全に小勢力になってしまう。大名としての山名氏は、山名豊国の時代で終焉を迎えた。 この山名豊国という人物は、最終的には豊臣秀吉や徳川家康に仕えることができた。敢えて「仕えることができた」と書いたのは、彼が豊臣にも徳川にも殺されず戦国を生き延びたという意味だ。 しかも、その教養の高さと下手なプライドを一切見せない謙虚さが両巨頭に認められ、大いに気に入られていたという。家康に至っては、豊国の忠義心と質素を重んじる性格を褒め称えていたほどだ。 強者に寝返り […]

芸能と文化
クイズ「曼珠沙華」って何と読む?別名、地獄花。ゾッとする妖しい魅力のあの花……

仕事熱心すぎる真夏がようやく自分の仕事に満足して去っていったころ、次は自分の出番ですね! と真っ赤な花をつける草があります。 「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」、別名「彼岸花(ひがんばな)」ともいう、妖しい魅力を放つ花です。 どんな花で、どんな名前の由来があるのでしょう? 曼珠沙華のあれこれをご紹介いたします! 曼珠沙華とは? 曼珠沙華は、日当たりのよい場所を好む、中国原産の多年生球根植物です。9月中旬に地中から芽を出し、1週間程度で花が咲きます。葉は花の後に遅れて出てきます。 園芸店などでは「リコリス」という名前で売られていることが多く、よく見かける赤い花のほかに、黄色(ショウキラン/ショウキズ […]

芸能と文化
大阪・梅田で1500体の人骨が出土した理由は?江戸時代に大流行したイベントからひもとく

大阪梅田といえば、JR大阪駅北側再開発地域「うめきた」第二期工事の真っ最中。 大きな緑化公園が作られ、新しい駅が通ると話題になっている場所でもあります。そんなうめきた第二期工事中に突如「人骨が1500体超発見された」というニュースが飛び出し、関西人は驚愕しました。私もニュースの見出しを見てびっくりしました。何か事故でも起きたのかと。ですが、この人骨、なんてことはない、江戸から明治期の人骨でした。埋葬品が少ないところから庶民の人骨とみられているようです。 都心の一等地である「うめきた」から昔の人骨が出土したというのはなんともアンマッチな感じがします。しかし、あらかじめ人骨が出土するかもというのは […]

芸能と文化
日本軍最後の戦い・占守島のソ連軍侵攻に立ち向かった戦車指揮官池田末男

1945年8月15日に戦争が終わった、というわけでは決してない。 実はこのあとも、旧満州地方や千島列島では戦闘が続いていた。ソ連軍が南下してきたのだ。 特に千島列島は、日本とロシアが18世紀から領有権を争ってきた地域である。とはいえ、終戦後の進軍は明確な侵略行為だ。スターリンの領土欲は、日本列島に差しかかろうとしていた。 が、そこに立ち塞がり奮戦したのは戦車第11連隊、通称「池田戦車連隊」だ。 柔和な性格の戦車指揮官 作家の司馬遼太郎は、戦時中は戦車兵だった。 幕末明治の歴史小説の大家になった司馬は、朝の洗顔と髭剃りの度に陸軍戦車学校の教官(のち校長代理)だった池田末男(最終階級少将)について […]

芸能と文化
クイズ!今日は何の日?戦国時代15万人が集結した「天下分け目の戦」あなたは知ってる?

秋風に吹かれて、どことなく寂しさの漂う9月。14日は「セプテンバーバレンタインデー」といって緑色のインクで書いた別れの手紙を女性から直接手渡し、別れ話を切り出してもよいとされる日なんですって。さて、その翌日にあたる15日は、かつて日本の歴史を大きく変えた合戦が起こった日でもあります。その戦の名前は……? 徳川家康vs石田三成! といえば… 慶長5(1600)年9月15日、美濃関ヶ原(現在の岐阜県関ケ原町)で、徳川家康率いる東軍と、石田三成を中心とする西軍が激突した戦い。もうわかりましたね……? そう、9月15日は「関ヶ原の戦い」が繰り […]

芸能と文化
薬局で見かける「レトロちり紙」を調査!静岡県富士市のメーカーを直撃してみた

2020年2月の末、東京の西のほうへ取材に出向いた帰りに、何気なく北区のとある駅に降りて商店街を探検。普段なら両手にトイレットペーパーを持ち歩いたりしなそうな女性や、若いカップルが持って歩くのを複数見た。後になって「あれはトイレットペーパー不足・買い占め騒動だったのか!」と気づくことになる。 そういえば、薬局の店頭にレトロなちり紙が山積みになっていた。「下町らしく、この商店街は昭和レトロのまま時間が止まっているんだな」と、ほのぼの気分になったが、あれは売るものがなかったからだったのか! 令和の世にレトロなちり紙がまだ生きていたなんて。コロナ禍でその存在を再発見した人もいるはず、との思いを込めて […]

芸能と文化
今年はバーチャルで祭りを楽しもう!金魚絵師・深堀隆介と考える金魚と人間の深い関係

今年はいつもの夏と違い、花火や盆踊り、縁日が各地で中止。夏の風物詩であった「金魚すくい」も目にすることができませんでした。幼い頃は祭りでとった金魚を飼うのが楽しみの一つで、あちこちの家に金魚鉢や水槽があり、ゆらゆら泳ぐ金魚の姿に癒されていたものです。私たちの夏の思い出には必ずと言っていいほど、金魚が存在していました。 (画像出典:弥富市歴史民俗資料館) 浮世絵にも描かれ、擬人化された金魚 そもそも金魚は、室町時代末期に中国からフナが変異した魚として伝えられた高級魚でした。それが江戸時代に入り、金魚売りなどが登場し、庶民も飼うことができる、今でいうペットのような楽しみ方が広がっていきました。擬人 […]

全1155件、21-30件を表示中

最新号のご紹介

和樂最新刊
世界を癒やす104の名作一挙公開!「日本美術」は世界を救う! 
【大特集】日本を代表する美術史家12人と考えた、世界を癒やす104の名作一挙公開!/ 辻惟雄さん特別寄稿「美術には人を救う力がある!」祈りの日本美術10選 / 歌って!踊って!元気が出る日本美術オンパレード! / ニッポン、祈りの名画全6選 / 名画で味わう、美しきニッポンの日常 / “かわいい は最強!この名画で、笑ってもっとベイベー”♥/ バーチャルミュージアムで世界中の名画を味わい尽くす! 【第二特集】紅葉ニッポン2020 / 紅葉の絶景列島をめぐる / 京都在住のカメラマン3人が教える、錦繍の「新」名所&「真」名所発表! / “都の秋 お取り寄せ 紅葉の京菓子図鑑 ”/ スペシャルインタビュー 安藤忠雄 / やっぱり美味いぞ!土鍋ご飯 / “究極のご飯プロジェクト 第”2弾!「祈りの土鍋」を限定販売します! / 全国厳選!美術展カレンダー【特別付録】和樂謹製 若冲エコバッグ
和樂最新刊のご紹介
 

最新刊のご紹介

和樂最新刊
世界を癒やす104の名作一挙公開!「日本美術」は世界を救う! 
【大特集】日本を代表する美術史家12人と考えた、世界を癒やす104の名作一挙公開!/ 辻惟雄さん特別寄稿「美術には人を救う力がある!」祈りの日本美術10選 / 歌って!踊って!元気が出る日本美術オンパレード! / ニッポン、祈りの名画全6選 / 名画で味わう、美しきニッポンの日常 / “かわいい は最強!この名画で、笑ってもっとベイベー”♥/ バーチャルミュージアムで世界中の名画を味わい尽くす! 【第二特集】紅葉ニッポン2020 / 紅葉の絶景列島をめぐる / 京都在住のカメラマン3人が教える、錦繍の「新」名所&「真」名所発表! / “都の秋 お取り寄せ 紅葉の京菓子図鑑 ”/ スペシャルインタビュー 安藤忠雄 / やっぱり美味いぞ!土鍋ご飯 / “究極のご飯プロジェクト 第”2弾!「祈りの土鍋」を限定販売します! / 全国厳選!美術展カレンダー【特別付録】和樂謹製 若冲エコバッグ
和樂最新刊のご紹介