塚田史香

ライター・フォトグラファー。好きな場所は、自宅、劇場、美術館。写真も撮ります。よく行く劇場は歌舞伎座です。

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僕たちは芸阿呆ではないけれど。歌舞伎俳優・尾上右近×日本舞踊家・尾上菊之丞、伝統文化の“隣の芝生”

明治時代の義太夫の大名人、三代目竹本大隅太夫(たけもとおおすみだゆう)の生涯を描く『藝阿呆(げいあほう)』。昭和35年に義太夫節により語られる作品として書かれ、ラジオ放送で発表された本作を、歌舞伎俳優の尾上右近(おのえうこん)さんが新たな舞台として上演します。振付は、日本舞踊尾上流の家元、尾上菊之丞(おのえきくのじょう)さんです。

芸のためなら、生活は後回し。損得も考えず、不器用なまでに芸一筋。

そんな芸阿呆な生き方は、時代錯誤にも思われます。右近さんと菊之丞さんも、ご自身は「芸阿呆ではない」と語ります。それでも歌舞伎と日本舞踊、それぞれ芸の世界で生きるふたりの対談からは、合理性だけでは届かないところへ、なお手を伸ばそうとする熱が感じられました。
塚田史香

歌舞伎の女方で演じる、スーパー歌舞伎『もののけ姫』モロの君。歌舞伎俳優の市川笑三郎が語る、あの時あの舞台の“こしらえ”

歌舞伎では、衣裳や鬘(かつら)、小道具を身に着けた役の扮装を「拵え(こしらえ)」と言います。役によりガラリと印象を変えて様々な表情をみせる歌舞伎俳優の皆さんに、思い出の拵え、気分がアガる衣裳、そのエピソードを伺います。

第14回は、スーパー歌舞伎『もののけ姫』でモロの君を勤める市川笑三郎さん。一般家庭から歌舞伎の世界に入り、古典から新作まで、歌舞伎の女方として研鑽を重ねてきました。近年は、新作歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』の次元大介役や、日曜劇場『VIVANT』への出演でも注目を集めています。

そんな笑三郎さんに、モロの君の拵え、心意気を感じる衣裳、そしてお弟子さんと向き合う現在の思いをお話しいただきました。

塚田史香

ふたりの菊之丞が語る「綺麗事」 落語家・古今亭菊之丞×日本舞踊家・尾上菊之丞、伝統文化の“隣の芝生”

座布団に座り、喋りで聞かせる落語。音曲にあわせ、身体でみせる日本舞踊。日本の伝統芸能の中でも異なるジャンルで、同じ「菊之丞」の名前をもつ、落語家の古今亭菊之丞(ここんてい・きくのじょう)さんと、日本舞踊家の尾上菊之丞(おのえ・きくのじょう)さんに、お話を伺いました。古今亭菊之丞さんを「師匠」、尾上菊之丞さんを「家元」とお呼びして、お互いの芸能への印象や、芸への思いをお話しいただきました。
塚田史香

市川團子さんが語る、スーパー歌舞伎『もののけ姫』――届かなくても憧れ続け、追いかける

スタジオジブリの宮﨑駿監督作品「もののけ姫」が、この夏、スーパー歌舞伎の新作となって上演されます。 主人公のアシタカを演じるのは、市川團子(だんこ)さん。国内外で高く評価されるジブリ作品に挑みます。アシタカをどのように捉え、アニメーション映画をいかに歌舞伎で立ち上げるのか。スーパー歌舞伎を創ったお祖父さまへの思いとは。
塚田史香

坂東玉三郎さんが進藤 学さんと語る「縁」のありよう–竹久夢二の美人画を舞踊劇に

坂東玉三郎さんが、竹久夢二の描いた女性を演じる舞踊劇『長崎十二景』。大正ロマン溢れる夢二の美人画をモチーフに、唯是震一(ゆいぜ しんいち)が組曲を創作。そこから生まれたのがこの舞踊劇です。

女性たちの相手役となる“男”を勤めるのは、ダンサーで俳優の進藤 学(しんどう がく)さん。4月の新橋演舞場「坂東玉三郎 特別公演」で初めて共演するお二方に、公演への思いをうかがいました。お二方にとっての「縁」とは何か。

その重なりから生まれる舞台に、期待が高まる取材となりました。
塚田史香

柄本 佑スペシャルインタビュー!映画『木挽町のあだ討ち』――不自由を喜びながら、今の自分で時代劇を演じる。

2月27日から全国公開される、映画『木挽町(こびきちょう)のあだ討ち』。原作は、直木賞・山本周五郎賞をW受賞した永井紗耶子さんの傑作時代小説です。映画公開を前に、主人公の加瀬総一郎を演じる柄本 佑さんに、作品への思いを聞きました。

時代劇が好きだからこそ語る、時代劇の魅力と難しさとは。
塚田史香

開いてはじまる扇の話。茂山逸平さんと狂言『花子』

舞台上の狂言師は、必ず扇を携えています。しかし必ずしも舞台で使われるわけではなく、また、ふだんはぴたりと折りたたまれた状態。広げた扇をじっくり拝見する機会は多くありません。そこで今回、大蔵流狂言師の茂山逸平さんに扇を見せていただきました。浮気者が主人公の、狂言『花子(はなご)』で使われる扇です。
塚田史香

なんのために踊りますか。日本舞踊の尾上菊之丞×石見神楽の神田惟佑、伝統文化の“隣の芝生”

天照大神が岩戸に隠れてしまい、踊りで誘い出したのが、神楽の起源だと言われています。そして島根県西部の石見地方の郷土芸能「石見神楽(いわみかぐら)」は、室町時代には神社の神職により舞われ、明治以降は土地の人々の手により受け継がれてきました。

そんな石見神楽のチーム「万雷(ばんらい)」を迎え、詩楽劇『八雲立つ』を構成・演出し共演するのが、日本舞踊尾上流四代家元の尾上菊之丞(きくのじょう)さんです。万雷をプロデュースする、MASUDAカグラボ理事長の神田惟佑(ゆいすけ)さんと、日本舞踊家の菊之丞さんが、お互いの芸能への思いを語りました。それぞれの「ないものねだり」と、お互いを結びつける瞬間とは。
塚田史香

開いてはじまる扇の話。尾上菊之丞さんと日本舞踊『二人椀久』

扇子は、風をおくる道具として知られています。それが伝統芸能の表現者にとっては必要不可欠なものとなります。なかでも日本舞踊家にとって、扇は最も大切な道具。持ち手の身体の一部にもなれば、心を映し出し、景色を描き出すことも。それほど重要なアイテムでありながら、ふだんはぴたりと閉じられ、じっくり拝見する機会は多くありません。

そんな扇子を見せてください、というお願いに答えてくれたのが、日本舞踊尾上流四代家元の尾上菊之丞(おのえ きくのじょう)さんです。名作舞踊『二人椀久(ににんわんきゅう)』で使われる扇子をご紹介くださいました。
塚田史香

「陸奥守吉行を歌舞伎の舞台に顕現させて」中村歌昇が語る、あの時あの舞台の“こしらえ”

歌舞伎では、衣裳や鬘(かつら)、小道具を身に着けた役の扮装を「拵え(こしらえ)」と言います。役により印象がガラリと変わり、様々な表情をみせる歌舞伎俳優の皆さんに思い出の拵えや気分がアガる衣裳、そのエピソードを伺います。

第13回は、播磨屋一門の立役として存在感を放つ中村歌昇さんです。注目の歌舞伎『刀剣乱舞(とうけんらんぶ)』の第二弾、『東鑑雪魔縁(あずまかがみゆきのみだれ)』では、刀剣男士の陸奥守吉行と、源実朝の二役を勤めます。陸奥守吉行の役作りについて、そして歌昇さんが「悔しさ」を思い出す拵えについてお話を聞きました。
塚田史香

新橋芸者衆にとって憧れの舞台「東をどり」。第百回を未来への架け橋に【尾上菊之丞インタビュー】

「東をどり(あずまおどり)」が、今年5月で100回目の開催を迎えます。東京を代表する花街(かがい)のひとつ、新橋の芸者衆による舞踊公演です。

新橋芸者の皆さんは、日々、一見(いちげん)さんお断りの料亭でお客さんをもてなし、歌に踊りといった芸を披露しています。「誰もが気軽に」がもてはやされる時代に、限られた人にだけに扉を開いてきたお座敷文化。そこで磨かれた「芸」と「綺麗」を、「東をどり」で観ることができるのです。

新橋芸者衆の踊りの“師匠”のひとり、日本舞踊尾上流四代家元の尾上菊之丞(おのえ・きくのじょう)さんに、「東をどり」の見どころをインタビュー。振付を手掛ける「お好み」に込める思い、新橋芸者衆への敬意、そして花柳界に身をおく者としての矜持と、だからこその歯がゆさとは。
塚田史香

代々の歴史を紐解き、革新の道を進む。大名跡襲名の尾上菊五郎、音羽屋の“八代目さん”へ〈後編〉

2025年5月、尾上菊之助さんが八代目尾上菊五郎(おのえきくごろう)を、尾上丑之助(うしのすけ)さんが六代目尾上菊之助を襲名しました。

「菊五郎」は、歌舞伎の世界で300年以上受け継がれてきた、とても重要な名跡。八代目誕生という歌舞伎の歴史に残るビッグイベントにあわせて、八代目菊五郎さんのインタビューを前後編にわたりお届けします。

後編となる今回は、八代目として目指すこと、世襲制への思いについてお話を伺います。
塚田史香

襲名披露演目から知る菊五郎らしさ。大名跡襲名の尾上菊五郎、音羽屋の“八代目さん”へ!〈前編〉

2025年5月2日、尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎(おのえきくごろう)の襲名披露公演がはじまりました。

「菊五郎」は、歌舞伎の世界で300年以上受け継がれてきた重要な名跡。八代目菊五郎の誕生は、歌舞伎の歴史に残るビッグイベントです。さらにおめでたいことに、長男の尾上丑之助(うしのすけ)さんが、六代目として尾上菊之助を襲名。七代目菊五郎さんは、そのままの名前で現役続投となり、史上初、七代目と八代目ふたりの菊五郎が並び立つ舞台となります。

親子二代の同時襲名にあわせ、八代目尾上菊五郎(以下、八代目)さんのインタビューを前後編でお届けします。前編となる今回は、襲名披露公演の幕開けを飾る5、6月の歌舞伎座での出演作を、八代目さんのコメントとともにご紹介します!
塚田史香

25絃の箏が結ぶ古典と現代。箏曲家・中井智弥×日本舞踊家・尾上菊之丞、伝統文化の協奏

尾上菊之丞(おのえきくのじょう)さんは、日本舞踊家です。尾上流四代家元としてお弟子さんの指導にもあたる一方で、歌舞伎、花柳界、歌劇、アイスショーなど舞台の演出や振付にも携わっています。そんな菊之丞さんが「降り注ぐメロディにワクワクした」と惚れ込むのが、箏曲家の中井智弥(なかいともや)さんです。紡ぎ出すメロディは、古くからある箏の音色でありながら清新。菊之丞さんが演出をした新作歌舞伎『刀剣乱舞』では、中井さんの箏曲が話題となりました。実は中井さんは、一般的に「箏」と呼ばれる十三絃の箏とは別に、二十五絃の箏のプレイヤーでもあるのです。 2月には「源氏物語」がモチーフのオリジナル舞台、詩楽劇『めいぼくげんじ物語 夢浮橋』で共演するおふたりに、箏の表現の違いや新作歌舞伎での気づきを伺いました。
塚田史香

自然と自分に出会う時が来る。尾上右近さんに聞く、あの時あの舞台の“こしらえ”

歌舞伎では、衣裳や鬘(かつら)、小道具を身に着けた役の扮装を「拵え(こしらえ)」と言います。役によりガラリと印象を変えて様々な表情をみせる歌舞伎俳優さんに、思い出の拵えや気分がアガる衣裳、そのエピソードを伺います。第13回は、尾上右近(うこん)さんです。
塚田史香

舞台は日常か非日常か。歌舞伎俳優・松本幸四郎×日本舞踊家・尾上菊之丞、伝統文化の“隣の芝生”

尾上菊之丞(おのえきくのじょう)さんは日本舞踊家として自ら舞台に立つ一方、家元としてお弟子さんを指導し、日本舞踊を軸に歌舞伎、新橋や先斗町の花柳界、宝塚歌劇団やOSK歌劇団、アイスショーなど幅広いジャンルの舞台に携わっています。そんな菊之丞さんが「兄のような存在」と話すのが、歌舞伎俳優の松本幸四郎(まつもとこうしろう)さんです。 幸四郎さんは現在、新橋演舞場にて歌舞伎NEXT『朧(おぼろ)の森に棲(す)む鬼』に出演中。2025年1月は歌舞伎座『壽 初春大歌舞伎』にて『陰陽師 鉄輪(かなわ)』や新作歌舞伎『大富豪同心』に出演されます。そのいずれの作品でも幸四郎さんと菊之丞さんは、演者、振付、演出など様々な形でクリエイションを共にされています。 日本舞踊と歌舞伎、隣りあう芸能の担い手としてお互いに“隣の芝生”をどのように感じているのでしょうか。おふたりの関係性を紐解く対談となりました。
塚田史香

「顔をするのは好きなんです」歌舞伎俳優の尾上左近が語る、あの時あの舞台の“こしらえ”

歌舞伎では、衣裳や鬘(かつら)、小道具を身に着けた役の扮装を「拵え(こしらえ)」と言います。役により印象がガラリと変わり、様々な表情をみせる歌舞伎俳優の皆さんに思い出の拵えや気分がアガる衣裳、そのエピソードを伺います。 第12回は、立役でも女方でも清新な魅力で目を奪う尾上左近(おのえ・さこん)さんです。
塚田史香

憧れ続けられるのは幸せなこと。歌舞伎俳優の市川染五郎が語る、あの時あの舞台の“こしらえ”

歌舞伎では、衣裳や鬘(かつら)、小道具を身に着けた役の扮装を「拵え(こしらえ)」と言います。役により印象がガラリと変わり、様々な表情をみせる歌舞伎俳優の皆さんに思い出の拵えや気分がアガる衣裳、そのエピソードを伺います。 第11回は、儚げな美少年から力強く線の太い大人の役へ躍進中の市川染五郎(いちかわ・そめごろう)さんです。
塚田史香

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