あきみずの読み物

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芸能と文化
あ~、さーせんっしたぁ~!伊達政宗の「謝罪」方法が意外と使えるって?

風が、変わった。2019年下半期、そんな確かな感触を捉えた。強い立場にある人の言うことには問答無用で従え、自分を犠牲にしてでも会社や組織のために尽くせ……そんな旧来の価値観が、明確に崩壊しはじめたのである。 アイドルたちの楽曲の歌詞にもそれが見て取れる。周囲に押し付けられたレッテルに何の意味があるのか、誰のための人生なのか、そうした強いメッセージを発信しているものがいくつも見られた。 中でも、2020年2月現在も放送されているファストフード店のテレビCMは秀逸だ。明らかな過干渉に対し、ナルシスティックな答えを返して見下そうとしてきた相手を煙に巻く。予想外の反応に、相手は呆気に取られて言葉を失う […]

芸能と文化
伊達政宗も夏目漱石も。なぜ日本人は「月」に心を奪われるのか?

伊達政宗の辞世の句がシビれる。「曇りなき心の月を先だてて 浮世の闇を照らしてぞ行く」。穏やかに澄み渡った、静かで美しい光景が目の前に浮かんできそうである。 政宗の鎧兜も実にシビれる。漆黒の中で黄金に輝く、鋭い三日月の前立て。デンキウナギの数百倍の威力がありそうである。 しかし残念ながら、本記事はこのイケメン様がテーマではない。「月」である。申し訳ない。 伊達政宗に限らず、日本人は古くより月を愛でてきた。和歌に詠まれ、かぐや姫の故郷とされ、月見をしながら月見酒、月見団子、月見そば、月見バーガー……いったん落ち着こう。まったくおやつ時に原稿を書くものではない。 聞くところによると、ロシア人は月を見 […]

芸能と文化
え、5色なのに6か所あるの?徳川家光の伝説が残る「五色不動」の秘密

不動明王ラブである。仏像展の会場で長時間凝視して、何度も戻ってきてはまたうっとり眺めてしまうのは、いつも不動明王である。しかし、どこがいいの? と聞かれてもうまく説明できない。理屈を付けてみても、それはすべて後付けでしかなく、結局、好きなものは好きなんじゃい、と不逞の輩のような態度で返答するしかなくなる。 不動明王は全国各地で「お不動さん」と呼ばれ親しまれている。初詣で有名な「川崎大師(神奈川県)」「成田山新勝寺(千葉県)」や、新選組ゆかりの地として知られる「高幡不動(東京都)」も、不動明王(不動尊)を祀る寺院である。ユニークな不動尊としては、京都の「狸谷山不動院」などがある。 狸だけじゃない […]

旅と食
そこまでやるか!温度、衝撃、摩擦あらゆるテストを乗り越えた、老舗のモンスター級カバンたち

やられた――。広報のかたの説明を聞きながら出てきた言葉は、ただただ「すごい……」。語彙力がどこかへ飛び去って行った。 『エース株式会社』。日本初、の名を冠する製品を複数生み出してきた1940年創業、80周年を迎える老舗かばんメーカーである。日本初のナイロンバッグ、日本初の合皮バッグ、日本初の国産スーツケース、社会現象にまでなった日本初のローマ字入りスポーツバッグ『マジソンバッグ』……「快適な移動」をコンセプトにした高品質なバッグにはファンも多い。 鉄道各社と共同でマナー啓発を行う同社が、「手に持つ」「前に抱える」「棚に上げる」などの動作、取り出しやすく、物を入れても出っ張らないポケット位置など […]

芸能と文化
鬼ごっこの「鬼」ってなに? 人ならざるものはすぐ隣にいる……

鬼ごっこ。その言葉の響きに郷愁を誘われるかたも多いのではないだろうか。心のままに生き(てはいなかったかもしれないが)、近所迷惑という言葉も知っていても知らぬ振りをして許され、子供のやることですから、と失敗も大抵は許され、甘やかしてくれる祖父母は存命で、体調が悪ければ存分に休め、将来の夢はどこまでも自由で――なんだか悲しくなってきてしまった。ともかくそんな子供時代を思い起こさせる、楽しい遊びが鬼ごっこである。 あれから40年(かどうかは秘密だが)。大人になってしまったあきみずはふと考えるのである。「鬼」ごっことは何ぞや。なぜ節分で追い払われ、桃太郎に退治される「鬼」たちを真似た遊びを子供がするの […]

芸能と文化
萌え〜〜!イケメンにおじさま、三枚目キャラまで登場。能の演目「翁」に胸アツ

とうとうたらりたらりら。たらりあがりぃららりとう―― その台詞の意味は理解できずとも、力強く発せられる声と漂う空気の晴れがましさに陶然とさせられる。 能にして能にあらず、と謳われ、能の演目中、別格に据えられる『翁(おきな)』である。 『翁』に囚われ、読めもせぬ謡本(うたいぼん・能の台本のようなもの)3流派分も購入してしまった素人翁ファンがその魅力に迫る、構成成分の半分以上が「好き!」でできた記事である。どなた様も、お怪我召されませぬよう。 能とは? 「能にして能にあらず」の前に、ざっくりと能とは何かについても触れておこう。 能は、だいたい死んでいるか寝ているか狂っているか、ときどき神や精霊など […]

芸能と文化
中二病の心をくすぐる12カ月の異名集!我が名は、星火、炎陽、竜潜月…まだまだあるぞ!

学校で習ったはずなのだが、今や忘却の数光年彼方へ……そんな知識は山ほどあるはずだが、月の異名もその1つではないだろうか。現代社会においては、特段興味を抱かなければ格別に雅な御方以外、さして使用頻度も高くない。忘れることは人に与えられた天からの贈り物なのであるから、誰しもその恩恵は存分に受けて然るべきである。 月の異名は和風月名(わふうげつめい)とも呼ばれるが、1月=睦月、2月=如月、3月=弥生……というような、それぞれの月に付けられている、数字ではない月の呼び名のことである。 しかし月名一覧を見ていて感じたのだが、そもそも日本文化そのものがいわゆる「中二病(ちゅうにびょう)」と非常に親和性が高 […]

芸能と文化
松竹梅!不動のセンターは梅!まるでアイドルみたいな「植物グループ名」の世界

「歳寒三友図」。先達から突然この言葉を示されて、かつて無学者のあきみずは狼狽した。年の暮れだろうか、友が3人、寒空の下で顔を寄せ合って白い息を吐いているイメージが浮かぶ。が、これは一体何と読むのか、しかも図柄に人は見当たらない。もしや自分は見てはならぬ世界を垣間見てしまっているのではあるまいか――。 博識なかた、日本文化や中国文化に造詣の深いかたはご存知だろうが、この「三友」は人ではない。しかしこの世ならぬものでもない。 「歳寒三友」ってなに? 「歳寒三友」は「さいかんさんゆう」と読む。歳寒、すなわち「冬の寒さ」に耐える、三友「3種の植物」を指すが、2パターンある取り合わせのうちの1つは、いわ […]

芸能と文化
「子曰く」ってそういう意味だったんだ。古典で習った『論語』が今読むと、めちゃ染みる

「子曰く……」誰でも古典の授業で教わったであろう、あのフレーズ。しかし、内容までしっかり理解している人は果たしてどれだけいるだろうか? 少なくともあきみずは多少の興味を持ちこそすれ、「理解」などと公言しうるレベルにはない。 このところ頓に、人の頭脳のピークは高校生あたりなのではあるまいかと思う。学べば即座に理解でき、1度学んだ内容は半年や1年程度は楽々維持する。それが今やどうだ、学んでから理解に至るまでは蛍光灯ほどのタイムラグを要し、短期記憶どころか長期記憶までもが海馬に届くが早いかニワトリ頭の速度で去っていく。かくのごとくであるから、やはり若さとは学びに対しても良いものなのだろう。 と、盛大 […]

日本美術
刀剣は「持つ」ともっと楽しい! 老舗に聞く、所持・購入方法とその魅力

刀剣は誰が手に取っても、購入して所持しても、まったく問題ありません。刀剣は法律上も「美術品」なので、刀剣自体に登録証という住民票のような書類が付いていれば、誰でも触れることができるのです。 とはいえ、実際に持つのは……とためらってしまうかたも多いのでは。 江戸時代から続いている老舗刀剣店に伺って、刀剣を「持つ」魅力をたっぷりお聞きしてきました! 武家御用達、創業150年の老舗・服部美術店 東京駅から徒歩5分、日本橋駅から徒歩3分、ビジネスパーソンやお買い物客で賑わう東京日本橋のビルの2階に、服部美術店(はっとりびじゅつてん)はあります。階段を上って入り口でお声がけすると、笑顔で出迎えてください […]

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