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2022.04.24

乙姫様にデレデレ♡川島潤哉演じる中原親能ってどんな人?【鎌倉殿の13人】

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令和4(2022)年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』予習シリーズ人物編! 13人の合議制の1人、中原親能(なかはら ちかよし)殿! ドラマのキャストは川島潤哉殿!

中原殿は、名字が違うが大江広元(おおえ ひろもと)殿の兄なんだ。当時は独立したら別の名字を名乗ることとなるからな。ドラマでも義時が「北条小四郎」から「江間小四郎」に変わったことをやっていただろう? あんな感じで、大江殿も大江氏を名乗った。

独立したら別の名字を名乗る……いかにも独立! っていう感じで気分よさそう!

厳密には、大江殿が大江氏を名乗るのはもっと後なんだけど、まぁあまり厳密になりすぎてもややこしいしな!

頼朝様の友達枠で採用!

中原殿は、京都生まれ相模国(現・神奈川県)育ち。その後京都に戻って役人として働いた。だから朝廷の事情も坂東の事情も精通していて、頼朝様とも昔からの知り合いで親しい間柄だったそうだ。

大江殿のことを「仕事の鬼」って言っていたけど、この人もすごい人でさ。文官なんだけど源平合戦にも従軍して、参謀役をしたり、対貴族と鎌倉軍の交渉ごとを担ったりしてたんだってさ。

頼朝様の次女の乳母夫

ドラマにはまだ出てきてないし、キャストも発表されてないけれど……実は頼朝様と尼御台(あまみだい=北条政子)の間には、長男の頼家様と次男の実朝様の間に、三幡(さんまん)という次女がいる。呼び名は乙姫(おとひめ)。

大姫(おおひめ)が長女という意味の呼び名で、乙姫は次女という意味がある。だから浦島太郎の乙姫は竜神の次女なのだな。

乙姫は次女! 乙の漢字には二番目という意味があるのだそう。

鎌倉の乙姫の乳母夫婦を務めたのが、中原殿の夫婦だった。鎌倉時代の乳母については、比企殿の記事を参考に。
比企能員とは?藤原秀郷の末裔はどんな人物だったのか解説【鎌倉殿の13人予習シリーズ】

中原殿の乙姫に対する可愛がりようといったら、そりゃもうすごいってんで有名だったんだ。乙姫を前にした中原殿はまさに仏! 鬼の弟、仏の兄! ドラマでもこのデレデレっぷり、描かれるかなぁ?

中原親能役、川島潤哉殿について

ほう、またバイプレーヤー系だな。宣材写真も、ドラマの紹介でもちょっと難しい顔をしているが……これが乙姫を前にして破顔するところを想像すると、ニヨニヨしてしまうな。

姫にデレデレな川島親能殿、見てみたい!

関連人物

主君:源頼朝源頼家

兄弟:大江広元
妻:乙姫の乳母
子:中原季時

人物相関図:
『鎌倉殿の13人』予習にぴったり!源平合戦~鎌倉初期を相関図で解説!

「鎌倉殿の13人」13人って誰のこと? 人物一覧

「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。「鎌倉殿の十三人」は、鎌倉幕府の二代将軍・源頼家を支えた十三人の御家人の物語です。和樂webによる各人物の解説記事はこちら!

1. 伊豆の若武者「北条義時」(小栗旬)
2. 義時の父「北条時政」(坂東彌十郎)
3. 御家人筆頭「梶原景時」(中村獅童)
4. 頼朝の側近「比企能員」(佐藤二朗)
5. 頼朝の従者「安達盛長」(野添義弘)
6. 鎌倉幕府 軍事長官「和田義盛」(横田栄司)
7. 鎌倉幕府 行政長官「大江広元」(栗原英雄)
8. 鎌倉幕府 司法長官「三善康信」(小林隆)
9. 三浦党の惣領「三浦義澄」(佐藤B作)
10. 朝廷・坂東の事情通「中原親能」(川島潤哉)
11. 頼朝の親戚「二階堂行政」(野仲イサオ)
12. 文武両道「足立遠元」(大野泰広)
13. 下野国の名門武士「八田知家」(市原隼人)

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鎌倉殿の13人 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

書いた人

承久の乱の時宮方で戦った鎌倉御家人・西面武士。妻は鎌倉一の美女。 いわゆる「歴史上人物なりきりbot」。 当事者目線の鎌倉初期をTwitterで語ったり、話題のゲームをしたり、マンガを読んだり、ご当地グルメに舌鼓を打ったり。 草葉の陰から現代文化を満喫中。

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人生の総ては必然と信じる不動明王ファン。経歴に節操がなさすぎて不思議がられることがよくあるが、一期は夢よ、ただ狂へ。熱しやすく冷めにくく、息切れするよ、と周囲が呆れるような劫火の情熱を平気で10年単位で保てる高性能魔法瓶。日本刀剣は永遠の恋人。愛ハムスターに日々齧られるのが本業。