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2017.02.01

和樂の招き猫 第3弾はなんと! 世界的有名ブランド“ミッソーニ”とのコラボ!

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スタート以来、話題に事欠かない和樂の招き猫プロジェクトがいよいよ世界的規模の大躍進! イタリアのトップファッションブランド「ミッソーニ」とコラボレーションした招き猫が誕生しました。モード感あふれるテキスタイルが江戸木目込人形の伝統技法と融合した、世界初の招き猫です。

世界的ファッションブランドと東京の伝統工芸が融合!

2016年夏以来、東京の伝統工芸を支援する東京都中小企業振興公社の「東京手仕事」と和樂は、伝統的な工芸である江戸木目込人形の職人技にタータンチェックやハリスツィードなど西洋のファブリックを融合させて新しい時代の招き猫をプロデュースしてきました。今回はなんとイタリアを代表するファッションブランドである「ミッソーニ」とのコラボレーションが実現! 「ミッソーニ」社の全面協力を得て、最先端のモードを取り込んだ美しい招き猫が誕生しました。

「ミッソーニ」は、1960年代に抜群の色彩センスと他に類を見ないデザイン力で、本来カジュアルな素材と考えられていたニットをモードへと変身させ、ファッション界に一大センセーションを巻き起こしたブランド。色のバリエーションの多彩さと幾何学的なデザインパターンで、生地をひと目見れば「ミッソーニ」とわかるテキスタイルそのものがブランドの象徴ともいえます。その貴重なテキスタイルを日本の伝統工芸の招き猫に使用した、奇跡ともいえるコラボレーションなのです。

江戸木目込人形の名店「柿沼人形」の熟練の職人集団が一体一体、手作業で「ミッソーニ」のテキスタイルを招き猫の型に彫られた溝に木目込み(=決め込み)、手に取るとかっちりとした感触のボディが特長です。イタリアのモダンなテキスタイルと日本の伝統工芸という、誕生の場所も時代も遠く離れたものであるにもかかわらず、違和感なく招き猫として完成されたのは、どちらも丁寧な物づくりの心が息づいているからかもしれません。

今回誕生したマルチカラーのジグザグ、シルバー&ピンクのジグザグ、モノトーンの3種類の「ミッソーニ」招き猫は、一度見たら忘れられない愛らしさです。創業者のひとりであるロジータ・ミッソーニさんをはじめ、イタリア・ミラノの「ミッソーニ」本社でも「カワイイ!」と大好評とのこと!

「ミッソーニ」の招き猫の魅力を全方位チェック!

Right


右手を挙げた招き猫は金運を招く!?
「おいでおいで」と福を呼ぶ招き猫は江戸時代に生まれた縁起物。金運招福を願う訪日外国人のお土産としても人気なのだとか!

Left


丸〜い背中のフォルムも愛らしい
モダンでありながらも、実物を見るとだれもが思わずにっこり。どこから見てもかわいい姿に心がなごむ、ラッキーアイテム。

Back


ふっくら福々しい後ろ姿がかわいい!
丸いフォルムは「柿沼人形」の会長である柿沼東光氏によって考え抜かれた型。しっぽの曲がり具合をはじめ、後ろ姿まで魅力的。

Bottom


丁寧な“木目込み”の職人技を実感
20のパーツに布取りしたテキスタイルが、土台となる人形の型に彫られた筋に一枚一枚きめこまれている。底面まで職人技が冴える。

Column


モードブランドの洋服と同じ貴重な生地を使用!
今回の招き猫プロジェクトのためにイタリアの「ミッソーニ」社から和樂に提供されたテキスタイルは、すべて洋服の生地としても使用される上質なニット素材。本国から送られた多くのサンプルの中から厳選された3種類のファブリックが招き猫の生地として使われました。

世界的ファッションブランドの創業者に聞く!
ロジータ・ミッソーニさん、ニッポンのラッキーアイテム、「招き猫」ってかわいいですか?

1933年、イタリア生まれ。オリンピックの陸上選手だったオッタヴィオ氏とともに、1953年、ミッソーニ社を創業。ニットという本来、カジュアルな素材を、見事にモードに昇華し、ファッション界に革命をもたらすとともに、世界中のセレブを魅了した。写真は2016年11月来日時に、東京の旗艦店「ミッソーニ表参道店」にて。

ミッソーニ社は夫のオッタヴィオとふたりで始めて60年以上になります。私の祖母がもっていたテキスタイル工場にあった古い糸を染めて、ニットをつくったのが始まりです。オッタヴィオは来る日も来る日もデザイン画を描いていました。オッタヴィオが色や素材をアートのように開発して、私がモードの部分に落とし込む。ふたりでたくさん会話をしながらニットを生み出してきたのです。どちらが欠けても成り立たない。ミッソーニはふたりのコンビナッツィオーネだったのです。

オッタヴィオも私も常に「どこにもないもの」「自分たちだけのもの」をつくりたいと強く思っていました。そしてデザインはいつもシンプルにこだわってね。そんな中から、あの特徴的なジグザグのデザインが誕生したのです。1969年に、ピッティ・ドンナという見本市に作品を発表したら、『アメリカン・ヴォーグ』編集長のダイアナ・ヴリーランドが突然やってきて、アメリカに進出、いっきに世界的に有名になりました。でも、私たちは今もイタリア北部のスミラゴという美しい村で、自然に囲まれてファミリーでニットをつくっています。スミラゴの自然の中から、この色も、デザインも生み出されるのです。

日本は素晴らしい国です。この国の文化は素晴らしい。日本のデザインは非常にシンプルで、純粋で洗練されています。私たちは日本に来る度に、この国から様々なものを吸収し、影響を受けてきました。そういえば、私の祖母のテキスタイル工場には日本のきものもあったんですよ。私は小さいときからそれを見て育ったので、知らず知らずのうちに日本の影響を受けていたのかもしれませんね。

今日は招き猫の取材でしたね。この猫ちゃんはとってもかわいらしいです。前にミッソーニのベアをつくりましたけれど、私は今もそのミッソーニベアと一緒に暮らしています。今度は熊ちゃんと猫ちゃんが一緒に家にいることになりますね。娘のアンジェラもこの招き猫の試作品をとっても気に入っています。かわいいだけでなくラッキーアイテムというのも、興味深い日本独自の風習だと思います。右手を挙げている猫が富を呼んで、左手を挙げている猫がよい人を呼んでくれるんですか? じゃあ両手を挙げていないといけませんね。だって両方必要ですから。猫は好きかって? 今はかわいいワンちゃんが自宅にいるので猫はかわいくても飼えないわね(笑)。

「ミッソーニ」の贅沢な3種の招き猫は三越・伊勢丹3店舗限定!

和樂×東京手仕事×ミッソーニの招き猫
各¥18,000円+税
色柄/ミッソーニマルチカラー/ミッソーニシルバー&ピンク/ミッソーニモノトーン
サイズ:約幅8.5×奥行き7.5×高さ13㎝ 
素材:スワロフスキークリスタル、ウレタン樹脂ほか。化粧箱付属。日本製。
「伊勢丹新宿店」「日本橋三越本店」「銀座三越」にて限定発売。
※すべて手づくりのため、色柄の出方やサイズに個体差が生じます。
※本商品は現時点で売り切れている場合があります。詳しくは店舗へお問い合わせください。

撮影/小寺浩之