ある日、川尻さんが偶然見かけたパッケージのチェック柄からデザインを発想。日本では古くから襖絵や着物の柄として愛されてきた市松柄は、写楽の浮世絵にも登場するほど(東京五輪のエンブレムにも!)。この柄を内側に描くことを前提に碗の形を決めたそう。
約口径14×高さ9㎝。陶器。桐箱(箱書き付き)付属。日本製。[限定数1]
ひとマスだけ金を塗っている点も遊び心があふれている。ラバーソールをイメージした高台も派手で、「こんな茶碗をつくる作家はほかにいない」という思いから、あえてサインはなし。
歌舞伎役者の佐野川市松が衣装に取り入れ、人気を集めた市松柄。