福島県会津若松を、ゆったりと満喫できるスポットを厳選!実直な老舗を巡り、掛け流しの温泉に浸かり、のんびと…歴史情緒あふれる会津若松の城下町を、ご堪能ください。
小澤蠟燭店
雪国で花の代わりに使われた絵蠟燭
菖蒲と南天と菊が描かれた絵蠟燭
約500年前、藩主の芦名盛信公が漆樹の栽培を奨励したことから始まった会津の絵蠟燭。婚礼には色鮮やかな花が描かれた一対の会津絵蠟燭が灯され、「華燭の典」の語源にもなりました。また花の少ない会津の冬には、花の代わりに仏壇に絵蠟燭を供えるようになったそうです。伝統技術を守り、芯から一本一本手づくりする老舗。100年以上前の絵蠟燭が店内のガラス棚に飾られていました。
◆小澤蠟燭店(おざわろうそくてん)
住所 福島県会津若松市西栄町6-27
向瀧
登録有形文化財に宿泊する贅沢
会津藩上級武士の指定保養所を前身とする由緒ある旅館で、国の登録有形文化財の第一号に指定されている見どころ満載の老舗旅館。手入れのよい木造建築に心癒やされます。また、源泉掛け流し100%で45℃の熱めの風呂「きつね湯」はクセになる気持ちよさ。料理は、鯉の甘煮、にしんの山椒漬け、「こづゆ」など、会津の郷土料理が味わえます。
◆向瀧(むかいたき)
公式サイト
長門屋
江戸時代から続く郷土菓子屋さん
切る部分により絵が変化する予約殺到の「羊羹ファンタジア」
嘉永元(1848)年、藩主の松平容敬公から、庶民のお菓子をつくるよう命を受けたのが始まり。昔ながらの滋養パンや駄菓子をはじめ、伝統の技術を生かしながら現代的なセンスが光るお菓子がたくさん。
◆長門屋(ながとや)
公式サイト
満田屋
囲炉裏で焼いてくれる、会津名物の味噌田楽
天保5(1834)年に創業した老舗の味噌専門店。味噌蔵を改造した店内では、自家製味噌が購入できるほか、会津名物の味噌田楽が楽しめます。こんにゃく(2本)、とうふ生揚、おもち、さといも、しんごろう(ご飯の半つぶし)、身欠ニシンに4種類の味噌をつけながら囲炉裏の炭火で焼いてくれる「味噌田楽コース」がおすすめ!
◆満田屋(みつたや)
公式サイト
鶴乃江酒造
酒ソムリエも注目の「会津中将」を利き酒
左から「会津中将 純米大吟醸 特醸酒」、「純米大吟醸ゆり」、「会津中将純米吟醸 夢の香」
会津藩御用達頭取を務めた永宝屋一族から寛政6(1794)年に分家創業した老舗の酒蔵。市販酒日本一を決めるきき酒イベント「SAKE COMPETITION 2015」の純米吟醸部門では「会津中将 純米大吟醸 特醸酒」が第1位に。トランプ大統領来日の晩餐会では「純米大吟醸ゆり」が出されるなど大評判の酒蔵です。
◆鶴乃江酒造(つるのえしゅぞう)
公式サイト
茶室麟閣 鶴ヶ城内
(若松城跡)
鶴ヶ城ゆかりの茶室で、お茶がいただけます
茶室麟閣は、県指定重要文化財に指定
会津鶴ケ城主の蒲生氏郷が、秀吉の怒りに触れて切腹を命じられた千利休の子・少庵を庇護した際、少庵が建てた茶室が鶴ヶ城内に移築復元されています。茶室の赤松の床柱は、少庵自らが削ったものと伝えられます。
◆茶室麟閣(りんかく)
公式サイト