Q:これは、回転焼? それとも今川焼?
さて、答えは?
答えは、どちらも正解です!(スミマセン)
関東では主に今川焼と呼ばれます。他にも大判焼や御座候など、地域によっても違うようですね。
なぜ今川焼?
さて今川焼は、なぜこの名前なんでしょう? 最初に販売したのは、江戸時代の菓子職人・那須屋弥平と、『冨貴地座位(ふきじざい)』※に書かれています。江戸神田今川橋付近で売られていたので、その名がつけられたとか。
今川焼は明治時代に入ると、より人気を博したようで、夏目漱石の小説『野分(のわき)』にも登場しています。
おいしいあんこのお店
庶民のおやつとして親しまれてきた日本のあんこ菓子。あんは小豆と砂糖と水を基本につくられるごく単純な食べ物でありながら、深い感動を呼ぶ味わいは魅惑に満ちた日本の伝統食のひとつです。
『和樂』では、時代を超えて愛されてきた名店の不動の人気菓子11点を「美味しい!美しい!あんこ銘菓名店GP!」としてご紹介していきます! ぜひあわせてお楽しみください。
参考文献:『事典 和菓子の世界』中山圭子著 岩波書店
『世界大百科事典』平凡社