日本を代表する浮世絵師として世界にその名を馳せる葛飾北斎。4月18日はその北斎の旧暦の命日です。嘉永2(1849)年より数え170周忌を迎えるこの日、2020年に向けて東京を浮世絵ランドにすることをここに宣言します!
※注意: こちらの記事は2019年に発表したプレスリリースをもとにしています。新型コロナウイルスの影響によりオリンピックは延期となりましたが、「UKIYO-E2020」は2020年7月の美術展をはじめ、年内もさまざまなコンテンツ・イベントを開催予定です。
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小学館×日本経済新聞社「UKIYO-E2020」
2020年は東京でオリンピックが開催される歴史的な年。スポーツの祭典として知られるオリンピックですが、その理念が記されたオリンピック憲章には「オリンピックはスポーツとアートのマリアージュ」とアートの重要性が説かれています。
日本のみならず世界が東京に注目するこの年、日本美術の展覧会を数多く主催する日本経済新聞社と日本美術の出版社としての顔を持つ小学館が共同で日本のアートの魅力を全世界に発信するプロジェクトを企画しました。それが「UKIYO-E2020」です。
浮世絵は世界最高のポップカルチャー!
ヨーロッパをはじめとする世界で、アートがほんの一握りの上流階級のものであったころ、日本では江戸=東京を中心として、浮世絵が町人の間で爆発的な人気を博していました。大衆に育まれた浮世絵は世界でも類を見ない日本ならではの芸術であり、北斎、歌麿、写楽、広重、国芳らのスター絵師たちが作り出した作品は、21世紀に生きる私たちにとっても「ポップ」で「キュート」で「アヴァンギャルド」な存在です。
このプロジェクトでは「浮世絵を世界最高のポップカルチャー」と位置付け、2020年夏を中心に浮世絵を通じて日本文化の魅力を発信します。そう、それはまさしく「TOKYO浮世絵ランド」化計画なのです。
もちろん、和樂webでも「UKIYO-E2020」に合わせて浮世絵を大フィーチャー!浮世絵に関するコンテンツを大大大編集していきます。2020年は浮世絵から目が離せません!!!