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2017.05.10

『絵巻マニア』『燕子花図』今週末までしか見られません!庭の燕子花も見頃!今週末のオススメ美術展情報

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毎週水曜日に、今週末足を運びたい和樂編集部オススメの美術展情報を配信!!

会期は終了してしまいましたが、好評だった展覧会の見どころ作品をご紹介します。

六本木開館10周年記念展 「絵巻マニア列伝」 @サントリー美術館 ※会期は終了しました

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手にとって物語を読み進めていく絵巻は今でいうアニメでしょうか、漫画でしょうか?絵巻はマニアの間でレンタルもされており、後崇光院と後花園院親子は絵巻好きで様々なところから借りてきては貸し借りをして読んでいたようです。その絵巻貸借サークルに室町幕府6第将軍の足利義教も参加していたとか。今回の展覧会では、ギャグ漫画風な笑える絵巻から、秘宝として限られた人しか見ることが許されなかった国宝まで。さまざまな絵巻とマニアたちの絵巻愛を堪能できます。
P2_サントリー2『放屁合戦絵巻』 一巻(部分) サントリー美術館蔵

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特別展 燕子花図と夏秋渓流図 @根津美術館 ※会期は終了しました

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燕子花図は屏風なわけですがWeb上や雑誌では本来の屏風の形では見ることができません。六曲にジグザグと折れ曲がった姿こそ本来の姿であり、そこに光琳のみごとなまでの意匠がみてとれるのです。本展覧会では燕子花図の様々な顔が見られました。
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ミュシャ展 @国立新美術館 ※会期は終了しました

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アルフォンス・ミュシャの商業美術作品や挿画は誰もが一度は見たことがあるかもしれません。しかし、ミュシャが彼の作品を通じて本当に表現したかったことは、商業美術の域を超えた精神世界の表現であったことはご存知でしょうか?東京国立新美術館では、「スラヴ叙事詩」20点を始めとしたミュシャの代表作品が公開されました。ミュシャの描くスラヴ民族の物語には思わず時間を忘れて魅了されました。最大「縦 610cm×横 810cm」にもなる作品からは、彼の作品の特徴であるダイナミックなリズムだけでなく豊かな感情表現が感じられるでしょう。[和樂編集部 Jenny]
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