とにかく爽やか! 夏を共に過ごしたい、冷茶用「CHAMI切子」

とにかく爽やか! 夏を共に過ごしたい、冷茶用「CHAMI切子」

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新緑がまぶしい季節になりましたが、同時にジメジメとした暑い季節もすぐそこまできています。そんな時季を涼しげに彩ってくれるように、和樂は、東京・清澄白河でガラス製品の加工・制作をおこなう「GLASS-LAB」とコラボして、「CHAMI切子」を製作!「平切子(ひらきりこ)」の美しさを最大限に表現した、爽やかなグラスが完成しました。

「平切子」ってなんだ?

「平切子」は、江戸切子の製法のひとつ。その名のとおり、ガラスを平らに削る技術です。たとえばグラスの底や、ロックグラスなどの側面の下部が何面かにカットされたデザイン。型押しの場合もありますが、高級なものは平切子が施されていることが多いのです。

中央が椎名康夫さん、向かって左が長男の隆行さん、右が次男の康之さん。オリジナルグラスの制作や、地元・清澄白河の活性化にも熱心に取り組んでいます

「切子と聞くと、華やかで繊細な装飾を想像しがちですが、平切子は『縁の下の力持ち工芸』と言われる陰の功労者。全国でも職人の数が少ない、とても貴重な技術なんです」と、語るのは、江東区・清澄白河に加工所をもつ「GLASS-LAB」代表の椎名隆行さん。そこで今回、平切子を主役に表現した、冷茶用のグラスをつくってもらうことになりました。

「CHAMI切子」ができるまで

コラボにあたり、最初に考えたのは「平切子という技術を、もっと前面にアピールできないか」ということ。そこから、通常グラスの下部にしか入れないカットを最大限まで高くして、デザインにしたら…という発想が生まれました。平切子の限界への挑戦です。これは側面を何度も刃に当て、徐々に高さを出していく作業が必要なのですが、曲線的なグラスの表面を平らに削るという、ある意味矛盾した作業のため、高度な技術を要します。しかしながら実際に削ってみると、水しぶきみたいな、躍動感のあるデザインに! 紫とライトブルーのコントラストがはっきり浮かび上がり、初夏にふさわしい清涼感も生まれました。

「CHAMI切子」のさらなる特徴が、底のサンドブラスト加工です。サンドブラストとは、エアコンプレッサーで細かい砂を吹き付け、文字や模様を入れる技術。切子とは違う、複雑な模様を施せるのが「GLASS-LAB」の強みです。そう、このグラスは、飲み物を入れると底の模様が周りに映り込み、万華鏡のように華やかに広がる仕かけがあるのです!

茶葉と水玉を組み合わせた冷茶をイメージしたようなデザインは、今回のオリジナルで実に爽やか。高さ6㎝と小ぶりなサイズなので、冷茶だけでなく、日本酒や炭酸水などにもぴったり。

こんな風につくられています!

▲加工前の状態。ライトブルーの素地に、紫のガラスが薄く吹き付け(被せ)てあります。これは「GLASS-LAB」特注

▲平切子に使用するのは円盤状の刃。ここにグラスを当て、平面的に削っていきます。まずは粗削りを

▲平切子の作業を行うのは2代目の椎名康夫さん。18歳で職人になり、この道47年の大ベテラン

▲粗削りが終了。まだすりガラスのような仕上がりで、次に「三番掛け」「石掛け」という研ぎの作業へ

▲最後は桐製の研磨機で、表面をつるつるに。木のあたりがやわらかく、ガラスとの相性がよいのだそう

▲手前と奥の切子の違いに注目! 手前は磨きまで終了。透明感が生まれ、グラス本体のブルーがわかります

▲モーター1台ですべての研磨機を作動。1本のベルトでつながっています。全国でもここだけの貴重な機械

▲サンドブラストは、模様のシートを底に貼り付け、そこに砂を吹き付けます。ブルー以外の部分が削られます

▲サンドブラストの作業は次男の康之さんが担当。「0.15㎜の線も再現できる世界基準の技術が、こだわりです」(康之さん)

細かい作業を経て、ようやく完成!

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